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神々の間では異世界転移がブームらしいです。 第2部 《精霊の紋章》
99話 漆黒のユウ
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チリン
涼やかなドアベルの音が鳴り、俺達の来店を店員に知らせる。
掃除の行き届いた店内には薬草の独特な匂いが満ちているた。
入り口から向かって左の壁に設えた棚には、薬の入った瓶や薬草などの薬の素材が所狭しと並べられている。
そして、その棚の端には何故か装飾された斧が飾られていた。
「いらっしゃいませ」
カウンターの奥の扉から10代前半くらいの少女がやって来た。
「あ、アルベルト様!」
「やぁ、リリちゃん。
ユウさんはいるかな?」
「はい、少々お待ちください」
少女は踵を返すと再びドアの向こうへと消えて行った。
「あの子は?」
マーリンがアルに問いかけた。
「ユウさんの弟子のリリちゃんだよ。
元々は孤児院の出身らしいけど、ユウさんに弟子入りして住み込みで働きながら修行しているんだよ」
「アルからの手紙で書いてあったな」
「会うのは初めてですわ」
マーリン達、同級生組がガヤガヤと話している内に奥の扉から背の低い少女がやって来た。
別の弟子の娘だろうか?
「いらっしゃいませ、皆さん。
マーリンさんとレオさんはお久しぶりですね」
「お久しぶりです、ユウ先生」
「お久しぶりです」
何と!
あのさっきの娘と大して変わらないくらいの年齢に見えるこの少女が噂の薬師なのか?
確か凄腕の薬師で、Aランクの冒険者だと言う話だった筈だ。
俺がからかわれて居るのかとも思ったがマーリンやレオ達は真顔だし、少女を見るその目からは、尊敬と畏怖が見て取れた。
ソフィアも久しぶりだと挨拶をしている。
やはり、この少女が例の薬師でありAランク冒険者なのだろう。
ならばこちらは治療を頼む立場、なるべく丁寧に接するべきだろう。
「そちらの方は初めてお会いしますね?」
「は、はい。
俺はエリオと言います」
俺は軽く自己紹介をする。
なるべく失礼の無いように……後になってユウさんの逸話をマーリン達から聞いた時、俺はこの時の自分の判断を心から賞賛した。
ナイス!
ナイス判断、俺!
ここで舐めた態度を取れば俺は数々のネームド・モンスターを討伐し、王国や帝国の上層部にも顔のきく人物の不興を買うところだった。
「それで今日はどうしたのですか?
連絡もなくレオさんやシアさんまで一緒にやって来たと言う事は重要かつ、緊急の依頼でしょう」
「はい、ユウ先生にお願いしたい事が有ります」
「わかりました。
奥でお話を聞きましょう。
リリ、わたしは皆さんと話して来るので店番をお願いします。
もし、辺境伯家の人以外でわたしに用事があると言う人が来たら待っていて貰って下さい」
「わかりました」
俺達はユウさんに先導されて奥の応接室に通された。
応接室のソファに腰を落ち着けた俺達にユウさんは紅茶とケーキを出してくれた。
このケーキがとんでもなく美味かった。
王族であるレオも驚いていたからよっぽどだろう。
なんでもユウさんが作り方を教えた人物が近所の店で売っているらしい。
カートの墓を建てたら是非供えてやらなければ。
「美味しいわね」
「料理人の職業スキルを持っているのは知っていたがこれほどとはな」
「ふふふ、ユウ先生に教えて頂いた味噌と醤油のおかげで私の商会は大忙しですわ。
この前の清酒と言うお酒も醸造を開始しましたので再来年くらいにはある程度形になると思いますわ」
「それは良かったです。
あのお酒を知り合いの行商人さんにあげたのですが、その行商人さんから分けて貰ったと言う冒険者さんが譲ってくれと、わざわざグリント帝国から訪ねて来たりもしたのですよ」
「やはり、かなりの需要がありそうですわね」
シアが商売の話で盛り上がっていたがレオがそれに水を差す。
「シア、盛り上がっているところすまないがそろそろ本題に入りたい」
「あら、申し訳ございません、つい」
こうして俺達はユウさんに本題を伝えるのだった。
涼やかなドアベルの音が鳴り、俺達の来店を店員に知らせる。
掃除の行き届いた店内には薬草の独特な匂いが満ちているた。
入り口から向かって左の壁に設えた棚には、薬の入った瓶や薬草などの薬の素材が所狭しと並べられている。
そして、その棚の端には何故か装飾された斧が飾られていた。
「いらっしゃいませ」
カウンターの奥の扉から10代前半くらいの少女がやって来た。
「あ、アルベルト様!」
「やぁ、リリちゃん。
ユウさんはいるかな?」
「はい、少々お待ちください」
少女は踵を返すと再びドアの向こうへと消えて行った。
「あの子は?」
マーリンがアルに問いかけた。
「ユウさんの弟子のリリちゃんだよ。
元々は孤児院の出身らしいけど、ユウさんに弟子入りして住み込みで働きながら修行しているんだよ」
「アルからの手紙で書いてあったな」
「会うのは初めてですわ」
マーリン達、同級生組がガヤガヤと話している内に奥の扉から背の低い少女がやって来た。
別の弟子の娘だろうか?
「いらっしゃいませ、皆さん。
マーリンさんとレオさんはお久しぶりですね」
「お久しぶりです、ユウ先生」
「お久しぶりです」
何と!
あのさっきの娘と大して変わらないくらいの年齢に見えるこの少女が噂の薬師なのか?
確か凄腕の薬師で、Aランクの冒険者だと言う話だった筈だ。
俺がからかわれて居るのかとも思ったがマーリンやレオ達は真顔だし、少女を見るその目からは、尊敬と畏怖が見て取れた。
ソフィアも久しぶりだと挨拶をしている。
やはり、この少女が例の薬師でありAランク冒険者なのだろう。
ならばこちらは治療を頼む立場、なるべく丁寧に接するべきだろう。
「そちらの方は初めてお会いしますね?」
「は、はい。
俺はエリオと言います」
俺は軽く自己紹介をする。
なるべく失礼の無いように……後になってユウさんの逸話をマーリン達から聞いた時、俺はこの時の自分の判断を心から賞賛した。
ナイス!
ナイス判断、俺!
ここで舐めた態度を取れば俺は数々のネームド・モンスターを討伐し、王国や帝国の上層部にも顔のきく人物の不興を買うところだった。
「それで今日はどうしたのですか?
連絡もなくレオさんやシアさんまで一緒にやって来たと言う事は重要かつ、緊急の依頼でしょう」
「はい、ユウ先生にお願いしたい事が有ります」
「わかりました。
奥でお話を聞きましょう。
リリ、わたしは皆さんと話して来るので店番をお願いします。
もし、辺境伯家の人以外でわたしに用事があると言う人が来たら待っていて貰って下さい」
「わかりました」
俺達はユウさんに先導されて奥の応接室に通された。
応接室のソファに腰を落ち着けた俺達にユウさんは紅茶とケーキを出してくれた。
このケーキがとんでもなく美味かった。
王族であるレオも驚いていたからよっぽどだろう。
なんでもユウさんが作り方を教えた人物が近所の店で売っているらしい。
カートの墓を建てたら是非供えてやらなければ。
「美味しいわね」
「料理人の職業スキルを持っているのは知っていたがこれほどとはな」
「ふふふ、ユウ先生に教えて頂いた味噌と醤油のおかげで私の商会は大忙しですわ。
この前の清酒と言うお酒も醸造を開始しましたので再来年くらいにはある程度形になると思いますわ」
「それは良かったです。
あのお酒を知り合いの行商人さんにあげたのですが、その行商人さんから分けて貰ったと言う冒険者さんが譲ってくれと、わざわざグリント帝国から訪ねて来たりもしたのですよ」
「やはり、かなりの需要がありそうですわね」
シアが商売の話で盛り上がっていたがレオがそれに水を差す。
「シア、盛り上がっているところすまないがそろそろ本題に入りたい」
「あら、申し訳ございません、つい」
こうして俺達はユウさんに本題を伝えるのだった。
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チートスキルと最強の万能職を用いて、音羽は今日も今日とて異世界無双!
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