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神々の間では異世界転移がブームらしいです。 第2部 《精霊の紋章》
141話 6人目の男
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「あの男、強いぞ!」
バッカスがフードの男の見事な体術を賞賛する。
「だが盗賊が多い、急げ!」
俺がそう言うと盗賊達が走り寄る俺たちに気が付いた。
「不味い!冒険者だ!」
「クソ!ついてねぇ」
盗賊の1人が苛立ち紛れに近くにいた商人の家族らしき少年に向かって剣を振り上げる。
「きゃぁぁあ!」
少年の側にいた母親らしき女性が少年を抱え込む様に庇う。
母親の背には盗賊の剣が迫る。
俺たちはようやく盗賊の元に辿り着いたが、もはやその剣を止める事は出来ない。
「不味い!」
「くっ!」
ジンが素早く弓に矢を番える。
しかし、それも間に合わず、盗賊の剣が振り下ろされる。
だが少年と母親は傷1つ負うことはなかった。
フードの男が母親と剣の間に自らの体を滑り込ませて守ったのだ。
フードの男は強力な身体強化の魔法を使っていたのだろう。
剣が直撃したにしては出血が少ない。
「がっ!」
剣を手にしていた盗賊をジンの放った矢が射抜く。
そして俺たちも戦闘を開始した。
多少数が多いとは言え、盗賊がCランク冒険者5人と、かなりの手練れであるフードの男の6人を相手に勝てる筈もなく次々と数を減らして行く。
俺の視界の端ではフードの男と盗賊の頭目が戦っていた。
頭目は必死に剣を振るがフードの男はそれをすべて捌ききる。
いくら切りつけても当たらない剣に苛立ちを見せた時、フードの男の鋭い蹴りが頭目の剣を弾き飛ばす。
そして、フードの男が腰だめに拳を構え……
「はっ!」
裂帛の気合いと共に正拳突きを放つ。
その拳は、素手にも関わらず鋼の鎧を粉々に打ちくだき、頭目の胸を打つ。
口から血を吐き出した頭目は3回も地面を跳ねようやく停止し、2度と動き出す事は無かった。
そして、俺達の目には正拳突きを放った時にフードの男の右腕にある燃え盛る炎の様な痣が見えていた。
盗賊をすべて討伐した俺たちの所にフードの男が歩み寄ってきた。
フードの男は俺たちの右腕にある精霊の紋章に目をやると、そのフードに隠れた瞳を俺に向けた。
「お前が勇者エリオか?」
「ああ、君は炎の紋章の持ち主か?」
「そうだ。
勇者エリオ、俺はお前を探していた」
どうやら彼も俺たちを探していたらしい。
フードの男はその風貌を隠していたフードをとる。
素顔を晒しいた男は俺と同じくらいの年齢で、髪は白髪であり、左目の下に大きな傷痕があった。
「頼む、俺を仲間にして欲しい」
「それは……願っても無い事だ。
俺たちも紋章を持つ仲間を探していたからな」
俺は白髪の男と握手を交わした。
すると横からマーリンが口を挟む。
「それで、あんたの名前は?」
「…………マーリンか、久しぶりだな」
「え?」
白髪の男はマーリンの名前を知っていた。
その口ぶりからマーリンも白髪の男を知っているみたいだ。
マーリンは白髪の男の顔をマジマジと見つめる。
そして何かを思い出したのか、その顔が驚き、そして戸惑いに変わる。
「あ、あんた!
なんで、あんたなんかが炎の紋章を持ってるのよ、それにその髪の色も!」
マーリンの声は、何処と無く険しい。
「どう言う事よ!
説明しなさい、ランスロット!」
バッカスがフードの男の見事な体術を賞賛する。
「だが盗賊が多い、急げ!」
俺がそう言うと盗賊達が走り寄る俺たちに気が付いた。
「不味い!冒険者だ!」
「クソ!ついてねぇ」
盗賊の1人が苛立ち紛れに近くにいた商人の家族らしき少年に向かって剣を振り上げる。
「きゃぁぁあ!」
少年の側にいた母親らしき女性が少年を抱え込む様に庇う。
母親の背には盗賊の剣が迫る。
俺たちはようやく盗賊の元に辿り着いたが、もはやその剣を止める事は出来ない。
「不味い!」
「くっ!」
ジンが素早く弓に矢を番える。
しかし、それも間に合わず、盗賊の剣が振り下ろされる。
だが少年と母親は傷1つ負うことはなかった。
フードの男が母親と剣の間に自らの体を滑り込ませて守ったのだ。
フードの男は強力な身体強化の魔法を使っていたのだろう。
剣が直撃したにしては出血が少ない。
「がっ!」
剣を手にしていた盗賊をジンの放った矢が射抜く。
そして俺たちも戦闘を開始した。
多少数が多いとは言え、盗賊がCランク冒険者5人と、かなりの手練れであるフードの男の6人を相手に勝てる筈もなく次々と数を減らして行く。
俺の視界の端ではフードの男と盗賊の頭目が戦っていた。
頭目は必死に剣を振るがフードの男はそれをすべて捌ききる。
いくら切りつけても当たらない剣に苛立ちを見せた時、フードの男の鋭い蹴りが頭目の剣を弾き飛ばす。
そして、フードの男が腰だめに拳を構え……
「はっ!」
裂帛の気合いと共に正拳突きを放つ。
その拳は、素手にも関わらず鋼の鎧を粉々に打ちくだき、頭目の胸を打つ。
口から血を吐き出した頭目は3回も地面を跳ねようやく停止し、2度と動き出す事は無かった。
そして、俺達の目には正拳突きを放った時にフードの男の右腕にある燃え盛る炎の様な痣が見えていた。
盗賊をすべて討伐した俺たちの所にフードの男が歩み寄ってきた。
フードの男は俺たちの右腕にある精霊の紋章に目をやると、そのフードに隠れた瞳を俺に向けた。
「お前が勇者エリオか?」
「ああ、君は炎の紋章の持ち主か?」
「そうだ。
勇者エリオ、俺はお前を探していた」
どうやら彼も俺たちを探していたらしい。
フードの男はその風貌を隠していたフードをとる。
素顔を晒しいた男は俺と同じくらいの年齢で、髪は白髪であり、左目の下に大きな傷痕があった。
「頼む、俺を仲間にして欲しい」
「それは……願っても無い事だ。
俺たちも紋章を持つ仲間を探していたからな」
俺は白髪の男と握手を交わした。
すると横からマーリンが口を挟む。
「それで、あんたの名前は?」
「…………マーリンか、久しぶりだな」
「え?」
白髪の男はマーリンの名前を知っていた。
その口ぶりからマーリンも白髪の男を知っているみたいだ。
マーリンは白髪の男の顔をマジマジと見つめる。
そして何かを思い出したのか、その顔が驚き、そして戸惑いに変わる。
「あ、あんた!
なんで、あんたなんかが炎の紋章を持ってるのよ、それにその髪の色も!」
マーリンの声は、何処と無く険しい。
「どう言う事よ!
説明しなさい、ランスロット!」
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