神々の間では異世界転移がブームらしいです。

はぐれメタボ

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神々の間では異世界転移がブームらしいです。 第1部 《漆黒の少女》

110話 心当たりとわたし

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「「「うま~い‼︎」」」

  孤児院でフライドワイバーンを振舞ってから数日後、ミッシェル様が戻られた様なので、辺境伯家にお邪魔してフライドワイバーンを振舞いました。
  流石わたし特製のフライドワイバーンです。
  高位貴族である辺境伯家のみなさんにも大好評です。
  お土産の魚とワイバーンのお肉を渡して、辺境伯家を後にします。

  辺境伯家を出たわたしは、ギルドへとやって来ました。
  リゼさんやフューイ代理にもお土産を渡そうと思ったのです。
  わたしが帰って来てから既に10日ほどが経過していますが、リゼさんやフューイ代理にはわたしのマジックバックは遺跡から手に入れた物で、時間の経過が無いと説明してあります。
  ちなみに実際に同じ機能があるマジックバックは大陸に数点のみ、存在しています。
  大量の魔物を狩り、今死んだばかりの様な状態でギルドへ持ち込んで入れば、バレるのは当然ですね。
  軋まないスイングドアを開けてギルドに入ります。

「はっ!  なんだ~この街のギルドではこんなガキが堂々と出入りしてんのかぁ?」

  ここ1ヶ月ほど留守にしていましたし、その間にガストの街にやって来た冒険者でしょうか?
  彼は周りの冒険者達の可哀想な者を見る目に気付く事無くわたしに絡んできます。
  これも久しぶりですね。

「おいおい、ビビって声も出ねぇのか?
  ガキが調子に乗って冒険者ギルドに来るからぶびゅ!」

  懐かしいやり取りもほどほどにカウンターでだれているリゼさんの下に足を向けます。

「久しぶりね、ユウちゃん」

「はい、お久しぶりです」

「実はユウちゃんがギルドに来るのを待っていたのよ」

「はい?」

「ユウちゃん、テスタロッサ様を助けたんだって?」

「え! 何で知っているのですか?」

「王都のギルドから連絡が来たのよ。
  王家からギルドに感謝状と援助金が出たのよ。
  つまり、ユウちゃんはギルドに多大な貢献をしたってことよ。
  この功績を持ってギルドはユウちゃんにAランク冒険者への昇格試験を受ける資格が有ると認めたわ」

「ランクアップ試験ですか⁉︎」

「そうよ、時間が出来たら試験を受けて頂戴」

「また、リゼさんと闘うのですか?」

「いいえ、Aランクの昇格試験では、ギルドが指定する魔物を単独で討伐して貰う事になるわ」

「分かりました、試験を受けます」

「あら、大丈夫なの?
  何か別の依頼を受けようとしてギルドに来たんじゃないの?」

「いえいえ、いい依頼が有れば受けたいと思っていましたが、今日の目的はリゼさんとフューイ代理にお土産を渡そうと思って来たのですよ」

「あら、わざわざありがとう。
  じゃあ、会議室に移動しましょうか?
  試験の内容も説明しないといけないし」

「はい」

  わたし達は場所を会議室に移し、フューイ代理も混ざりました。

「コレはお土産です。
  ギルドのみなさんでどうぞ」

「ありがとうございます。
  ユウさんのご活躍はわたしの耳にも届いていますよ」

「ははは、お恥ずかしいですね」

「ははは、ではAランク冒険者への昇格試験の内容ですが、最近ガストの街の近くの岩山で発見された、指定A+ランクの名前持ちの魔物ネームド・モンスターを討伐して頂きます」

名前持ちの魔物ネームド・モンスターがガストの街の近くに現れたのですか⁉︎」

「はい、今の所、縄張りとしている岩山から出て来る様子は有りませんが、かなり危険度の高い魔物です。
  他の同種の魔物と違い、身体に魔力を凝縮する強力な技を使うと言う情報が有ります」

「なかなか、厄介そうな感じですね」

「Aランクに上がる為の試験ですからね当然、相応の実力を示して貰う必要がえります」

「もちろん、無理だと思ったら、試験は受けなくても構わないわよ。
  依頼の難易度と自分の実力を秤に掛けて、適切な判断が出来るのも冒険者として生きていく為に必要な技術たからね」

「はい、それで討伐する名前持ちの魔物ネームド・モンスターとは、どんな魔物なのですか?」

「討伐対象は個体名『グランアイズ』、顔に大きな傷を持っているストーンドレイクです」

「………………顔に大きな傷を持っているストーンドレイク……………ですか」

  わたし、すごく心当たりが有ります。











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