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終わらない始まり
コンビニでの戦い
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近くのホームセンターまでは車で30分ほどかかるため、そこそこ距離がある。
しかもそれはこうなる前であるため、徒歩で行くとなるとさらに時間がかかるだろう。
そう考えると近くのコンビニでいいような気もしてきた。
なんだかんだでコンビニも揃っていたりする。
幸いなことに戻らなくても行きたい方向にコンビニがある。
そこに寄って物資をどうにかしてからまた、行く先を考えるとしよう。
途中、道路に降りなくてはいけないところがあったが、【ゾンビ】も遠目に確認しただけなので何かあったわけでもなく。
目的のコンビニへと着いた。
家の屋根にうまく隠れながら様子を見れば、また不良少年らが居ついているようで。
入り口に3人。中に4人は確認できた。
入り口にいるやつらはタバコを吸いながら話をしている。
得物は包丁とバールかな。
同じように駐車場には死体の山があった。
包丁だけだったら正面から行ったと思うけど、バールがあるんだったら不意打ちでやるか。
あたりに【ゾンビ】がいないのを確認し、地面に降りる。
物陰に隠れながら様子を伺う。
警戒している様子は見えない。
【ゾンビ】はノロマだから気付いてからでも対処できると思ってるのか。
ビー玉を2つ取り出し、不良たちの頭を通り越して落ちるように放り投げる。
そうすれば音に反応し、俺に背を向ける。
「何の音だ?」
「すぐそこだが」
「誰か見に──うぐっ」
首にある脊髄を狙うのが一番楽であるため。
鉈でそこを壊せば下手しない限りそれで終わる。
すぐさま叩き込んだ鉈を抜き、振り向く前にもう1人。同じように始末する。
1人目を仕留めた奴が漏らした声を聞き、最後に残った不良がこちらを見るが、状況の理解ができていないのか固まっている。
そんな無防備に突っ立っている不良のクビにも鉈を振るって終わりである。
中にいる不良たちはどう始末するかな……。
地面に落ちている包丁2つとバールが目に入る。
鉈を仕舞い、右手にバールと包丁を一緒に持ち、左手に残った包丁を持つ。
自動ドアのシステムは切ってあるらしく。
面倒だが少しだけある隙間から開けるしかなさそうだ。
この後のことも考え、人が1人通れるくらいだけ開けて中に入る。
「おう、どうし──誰だテメェ」
入ってくるのに気付いた不良の1人が声をかけてくるが、仲間じゃないと分かるや声色を変える。
「俺はただの探索者だよ。飲み物と武器……はこれがあるからいいか」
バールはなんだかんだ有能だと思う。
思わぬ拾い物をした。
持っている武器が外にいた奴らのだと理解したらしく、そばに置いていた包丁を手にして突っ込んできた。
それを店の外に出る形で避け、さらにドアから数歩離れ。左手に持つ包丁をいつでも投げられるように構える。
相手は俺を殺そうと躍起になっているらしく、周りが見えていない。
そのため入り口で引っかかっている不良はとても無防備になっている。
構えていた包丁を投げれば、目に深く突き刺さった。
角度的には脳まで達しているだろう。
死んじゃった不良は顔から地面に倒れたため、投げた包丁は衝撃から折れて使い物にならなくなった。
なので新しく不良が持っていた包丁を貰い、後から続こうとしていた不良たちに分かりやすく構えてみせる。
怯えるのかなと思えば、仲間思いだったらしく。
怒っている様子がとてもよく分かる。
中にいたのは4人かと思っていたが、物陰にもいたらしく。
追加で3人増えたから残りは6人か。
先ほどので学習したらしく、2人がドアを開けて4人で突っ込んでくるようだ。
でも、ドアの前に突っ立っていたら意味がないと思う。
どんどん開いていくが、突っ込んでくるのを待つほど暇じゃない。
開いたところめがけて1つ、2つと持っていた包丁を投げる。
1つは不良の腹に。もう1つは別の不良の胸に刺さった。
胸は肋骨が邪魔してかそんな深くは刺さっていないようだが、十分な傷になっているだろう。
それのせいでタイミングがずれたのか、1人突っ込んできた不良の頭にバールを叩き込んで沈める。
もう1人は恐怖からヤケになりナイフを投げてくるが、俺とは全然関係ないところに飛んで行った。
突っ込んで沈んだ不良の手からナイフを取り、ヤケになっている不良めがけて投げつける。
少し狙いとズレたと思ったが、頸動脈を切ったのか血を吹き出しながら倒れていった。
「まだやる?」
残った不良2人は女だった。
すでに戦意は無いらしく、問いかけに対して首を横に振っている。
これでようやく落ち着いて物資を補給できる。
今の戦いで投擲武器も使えることがわかったし、全体的に持っていくものの見直しが必要だな。
しかもそれはこうなる前であるため、徒歩で行くとなるとさらに時間がかかるだろう。
そう考えると近くのコンビニでいいような気もしてきた。
なんだかんだでコンビニも揃っていたりする。
幸いなことに戻らなくても行きたい方向にコンビニがある。
そこに寄って物資をどうにかしてからまた、行く先を考えるとしよう。
途中、道路に降りなくてはいけないところがあったが、【ゾンビ】も遠目に確認しただけなので何かあったわけでもなく。
目的のコンビニへと着いた。
家の屋根にうまく隠れながら様子を見れば、また不良少年らが居ついているようで。
入り口に3人。中に4人は確認できた。
入り口にいるやつらはタバコを吸いながら話をしている。
得物は包丁とバールかな。
同じように駐車場には死体の山があった。
包丁だけだったら正面から行ったと思うけど、バールがあるんだったら不意打ちでやるか。
あたりに【ゾンビ】がいないのを確認し、地面に降りる。
物陰に隠れながら様子を伺う。
警戒している様子は見えない。
【ゾンビ】はノロマだから気付いてからでも対処できると思ってるのか。
ビー玉を2つ取り出し、不良たちの頭を通り越して落ちるように放り投げる。
そうすれば音に反応し、俺に背を向ける。
「何の音だ?」
「すぐそこだが」
「誰か見に──うぐっ」
首にある脊髄を狙うのが一番楽であるため。
鉈でそこを壊せば下手しない限りそれで終わる。
すぐさま叩き込んだ鉈を抜き、振り向く前にもう1人。同じように始末する。
1人目を仕留めた奴が漏らした声を聞き、最後に残った不良がこちらを見るが、状況の理解ができていないのか固まっている。
そんな無防備に突っ立っている不良のクビにも鉈を振るって終わりである。
中にいる不良たちはどう始末するかな……。
地面に落ちている包丁2つとバールが目に入る。
鉈を仕舞い、右手にバールと包丁を一緒に持ち、左手に残った包丁を持つ。
自動ドアのシステムは切ってあるらしく。
面倒だが少しだけある隙間から開けるしかなさそうだ。
この後のことも考え、人が1人通れるくらいだけ開けて中に入る。
「おう、どうし──誰だテメェ」
入ってくるのに気付いた不良の1人が声をかけてくるが、仲間じゃないと分かるや声色を変える。
「俺はただの探索者だよ。飲み物と武器……はこれがあるからいいか」
バールはなんだかんだ有能だと思う。
思わぬ拾い物をした。
持っている武器が外にいた奴らのだと理解したらしく、そばに置いていた包丁を手にして突っ込んできた。
それを店の外に出る形で避け、さらにドアから数歩離れ。左手に持つ包丁をいつでも投げられるように構える。
相手は俺を殺そうと躍起になっているらしく、周りが見えていない。
そのため入り口で引っかかっている不良はとても無防備になっている。
構えていた包丁を投げれば、目に深く突き刺さった。
角度的には脳まで達しているだろう。
死んじゃった不良は顔から地面に倒れたため、投げた包丁は衝撃から折れて使い物にならなくなった。
なので新しく不良が持っていた包丁を貰い、後から続こうとしていた不良たちに分かりやすく構えてみせる。
怯えるのかなと思えば、仲間思いだったらしく。
怒っている様子がとてもよく分かる。
中にいたのは4人かと思っていたが、物陰にもいたらしく。
追加で3人増えたから残りは6人か。
先ほどので学習したらしく、2人がドアを開けて4人で突っ込んでくるようだ。
でも、ドアの前に突っ立っていたら意味がないと思う。
どんどん開いていくが、突っ込んでくるのを待つほど暇じゃない。
開いたところめがけて1つ、2つと持っていた包丁を投げる。
1つは不良の腹に。もう1つは別の不良の胸に刺さった。
胸は肋骨が邪魔してかそんな深くは刺さっていないようだが、十分な傷になっているだろう。
それのせいでタイミングがずれたのか、1人突っ込んできた不良の頭にバールを叩き込んで沈める。
もう1人は恐怖からヤケになりナイフを投げてくるが、俺とは全然関係ないところに飛んで行った。
突っ込んで沈んだ不良の手からナイフを取り、ヤケになっている不良めがけて投げつける。
少し狙いとズレたと思ったが、頸動脈を切ったのか血を吹き出しながら倒れていった。
「まだやる?」
残った不良2人は女だった。
すでに戦意は無いらしく、問いかけに対して首を横に振っている。
これでようやく落ち着いて物資を補給できる。
今の戦いで投擲武器も使えることがわかったし、全体的に持っていくものの見直しが必要だな。
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