425 / 506
第一章 狂気の根源
徳川忠長の秘密13
しおりを挟む
一通り文を読んだ忠長は文を持ったまま、立ち尽くした、その文を持つ両手は震えていた。
「殿、これは上様からのご命令でございます。今すぐに身支度を整え駿府城を出ましょう。そして、江戸に参りましょうぞ!」
忠長の顔は蒼白で怯えきっていた。そして、
「わしが江戸に参り兄上に会ったら、どうなると思う?のう田丸よ・・ここに書かれている内容は全て事実じゃ・・」
あの威勢のいい忠長の姿とは変わりはてた"その人物"がそこにいた。田丸はおそらく、江戸に行けば間違いなく改易、そして、切腹が申し渡されることは間違いないと思い、忠長もそうなる事を気付いているのではと感じていた。
「殿、これは上様からのご命令でございます。今すぐに身支度を整え駿府城を出ましょう。そして、江戸に参りましょうぞ!」
忠長の顔は蒼白で怯えきっていた。そして、
「わしが江戸に参り兄上に会ったら、どうなると思う?のう田丸よ・・ここに書かれている内容は全て事実じゃ・・」
あの威勢のいい忠長の姿とは変わりはてた"その人物"がそこにいた。田丸はおそらく、江戸に行けば間違いなく改易、そして、切腹が申し渡されることは間違いないと思い、忠長もそうなる事を気付いているのではと感じていた。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
13
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる