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第一章 狂気の根源
徳川忠長の秘密40
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八兵衛から知らせを聞いた隊長は急いで本陣の家老達に知らせた。
「これはまさしく宿の行灯。やはり、殿は山へと入られたか・・」
困惑する一同に隊長がさらに口を開く。
「おそらくはお城のほうへと向かわれたのかもしれませぬぞ!」
「だとすればかなりの獣道を灯りも食べものもなく徒歩で向かっているはず、しかし、次から次へと困った事をしてくれるわ。」
家老達はしばし考えた。
「よし!こうなれば城へ引き返そうぞ。そして、念のために殿が向かわれた可能性のある山道にも同時に探索隊を出させよう。」
「馬鹿を申すな!ここから城まで丸2日はかかるぞ?それに探索隊まで山道へ進ませるなんて、諸国の笑われ者だぞ。」
「ならば、どうするべきだ?他に考えがあるとでも思ってるのか?主君なしに江戸城へと向かってみろ?我等即刻打ち首獄門ものだぞ!」
さんざん話しあった末に大名行列は駿府城に引き上げることになった。そして、同時に山道に探索隊も出し、二手にわかれ駿府城へと向かう。
「これはまさしく宿の行灯。やはり、殿は山へと入られたか・・」
困惑する一同に隊長がさらに口を開く。
「おそらくはお城のほうへと向かわれたのかもしれませぬぞ!」
「だとすればかなりの獣道を灯りも食べものもなく徒歩で向かっているはず、しかし、次から次へと困った事をしてくれるわ。」
家老達はしばし考えた。
「よし!こうなれば城へ引き返そうぞ。そして、念のために殿が向かわれた可能性のある山道にも同時に探索隊を出させよう。」
「馬鹿を申すな!ここから城まで丸2日はかかるぞ?それに探索隊まで山道へ進ませるなんて、諸国の笑われ者だぞ。」
「ならば、どうするべきだ?他に考えがあるとでも思ってるのか?主君なしに江戸城へと向かってみろ?我等即刻打ち首獄門ものだぞ!」
さんざん話しあった末に大名行列は駿府城に引き上げることになった。そして、同時に山道に探索隊も出し、二手にわかれ駿府城へと向かう。
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