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第一章 狂気の根源
徳川忠長の秘密54
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「幽閉にした後にまた考えれば良いではないか、とにかく、忠長が江戸に入るのを待とう。」
「くっ、わかりました。では忠長めが江戸城に登城するまで待とうでは有りませぬか。この家光の本心は微塵も変わりませぬ。さあ、利勝ゆくぞ!」
家光は土井利勝を連れて部屋を出た。
「家光め!忠長に対して厳しい処分を下すのはわかるが・・わしとて面会を拒否するほど冷たき対応をしている。さすればこそ、あやつの改心を願うてのことじゃ、簡単に殺されるを黙って見てるわけにはいかんのだ。」
秀忠の煮え切らぬ態度に家光は苛立ちを抑えきれないでいた。
「あの狸め!目障りこの上なし!!あゃつが邪魔じゃ!徳川家の世を存続させるためにあの忠長と秀忠を誅する必要がある!かくなる上は但馬守に殺らせるか。のう、利勝!」
家光の口から出た言葉に土井利勝は。
「大目付柳生但馬守宗矩にですか?しかし、上様、それでよろしいのですか?」
「くっ、わかりました。では忠長めが江戸城に登城するまで待とうでは有りませぬか。この家光の本心は微塵も変わりませぬ。さあ、利勝ゆくぞ!」
家光は土井利勝を連れて部屋を出た。
「家光め!忠長に対して厳しい処分を下すのはわかるが・・わしとて面会を拒否するほど冷たき対応をしている。さすればこそ、あやつの改心を願うてのことじゃ、簡単に殺されるを黙って見てるわけにはいかんのだ。」
秀忠の煮え切らぬ態度に家光は苛立ちを抑えきれないでいた。
「あの狸め!目障りこの上なし!!あゃつが邪魔じゃ!徳川家の世を存続させるためにあの忠長と秀忠を誅する必要がある!かくなる上は但馬守に殺らせるか。のう、利勝!」
家光の口から出た言葉に土井利勝は。
「大目付柳生但馬守宗矩にですか?しかし、上様、それでよろしいのですか?」
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