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第二章 狂気に憑かれし者達との戦いが始まる
8代将軍吉宗の戦い60
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「おお、なんという太い鎖じゃ。」
酒井忠徳は鎖の霊屋と呼ばれる忠長の鎖で巻かれた墓を入念に調べた。後ろ側には文字が刻まれていた。忠長の戒名だ。
すると、何か印のようなものが見えた。
「うん?この印はどこかで・・」
酒井忠徳は桐の箱の上蓋の内側に印された桜の花の印と同じ事に気付く。
「大河内松平殿!この印はなんだかおわかりか?」
高崎藩藩主大河内松平なら知ってると思い、酒井忠徳は尋ねた。
「この印は忠長公が幼き頃国松と呼ばれていた頃に、母親の江の方から与えられた桜の花が気にいり、元服した後にも自分の好きな愛用の品々に印をしてたのじゃ。」
酒井忠徳はその話を聞いて確信した。あの桐の箱は徳川忠長の所有物だということを。
酒井忠徳は鎖の霊屋と呼ばれる忠長の鎖で巻かれた墓を入念に調べた。後ろ側には文字が刻まれていた。忠長の戒名だ。
すると、何か印のようなものが見えた。
「うん?この印はどこかで・・」
酒井忠徳は桐の箱の上蓋の内側に印された桜の花の印と同じ事に気付く。
「大河内松平殿!この印はなんだかおわかりか?」
高崎藩藩主大河内松平なら知ってると思い、酒井忠徳は尋ねた。
「この印は忠長公が幼き頃国松と呼ばれていた頃に、母親の江の方から与えられた桜の花が気にいり、元服した後にも自分の好きな愛用の品々に印をしてたのじゃ。」
酒井忠徳はその話を聞いて確信した。あの桐の箱は徳川忠長の所有物だということを。
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