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第二章 狂気に憑かれし者達との戦いが始まる
8代将軍吉宗の戦い99
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・・その頃北町で大岡越前守忠相と尾張藩主徳川宗春とその家臣が、狂人に取り囲まれ武家屋敷の中から孤軍奮闘していた・・
「鉄砲の弾わ尽きた、食糧も味噌と野菜しかねー。どうする?大岡。ここで切腹なんて馬鹿な事は考えてねーよな?」
宗春の言葉に大岡越前守忠相は、刀を手に取り立ち上がる。
「おまえ、無理すんなて、そんな怪我で戦えるわけねーよ。」
「宗春様、武士の本懐は主君に忠義を尽くすことでござりまする。我が主君吉宗様なら必ず庶民を救えと仰せになる!切腹するより、1人でも多くの民のために死にたいと思いまする!」
「そうか、武士の本懐てやつか、わかったよ!俺はとめねーよ。だが周りを見てみろ?俺の側近も死に、あとは疲れ果てた尾張藩の使用人の兵士らが数名。他は死んだ。そして、おまえの家臣もあの様だろ?死にかけたあの状態で。俺たちに何ができる?鉄砲の弾もなけりゃ、食糧もねー、屋敷から出た途端に殺されるぜ?あの強固な門が狂人どもに叩き壊されるのもあと僅か。さーどうする?越前守さんよ?」
「鉄砲の弾わ尽きた、食糧も味噌と野菜しかねー。どうする?大岡。ここで切腹なんて馬鹿な事は考えてねーよな?」
宗春の言葉に大岡越前守忠相は、刀を手に取り立ち上がる。
「おまえ、無理すんなて、そんな怪我で戦えるわけねーよ。」
「宗春様、武士の本懐は主君に忠義を尽くすことでござりまする。我が主君吉宗様なら必ず庶民を救えと仰せになる!切腹するより、1人でも多くの民のために死にたいと思いまする!」
「そうか、武士の本懐てやつか、わかったよ!俺はとめねーよ。だが周りを見てみろ?俺の側近も死に、あとは疲れ果てた尾張藩の使用人の兵士らが数名。他は死んだ。そして、おまえの家臣もあの様だろ?死にかけたあの状態で。俺たちに何ができる?鉄砲の弾もなけりゃ、食糧もねー、屋敷から出た途端に殺されるぜ?あの強固な門が狂人どもに叩き壊されるのもあと僅か。さーどうする?越前守さんよ?」
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