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第三章 狂気と共に明ける明治維新
15代将軍徳川慶喜の決断50
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開陽丸の作戦室に中々姿を見せない慶喜を心配した松平容保は慶喜の船室へと様子を見に行った。
「トン、トン、」
ドアをノックしても返事はなく、容保はドアを開けて中を覗く。
「慶喜様、いかがなされました!!」
ベットの上にガタガタと震え顔が真っ青の徳川慶喜がそこに座っていた。
「慶喜様、そのような軽装で風邪を引かれますぞ。」
容保は軍服を慶喜に羽織らせた。しかし、慶喜の目の焦点が定まらない上にうわ言で何か言っている。容保が耳をあてると、なにやら"薩長もこれで終わりだ"と繰り返し言っている。
「慶喜様、しっかりなされよ!!ごめん!」
松平容保は慶喜の顔を平手打ちした。
その瞬間慶喜は我に返った。
「う、容保。いつからここにいたのじゃ?」
「トン、トン、」
ドアをノックしても返事はなく、容保はドアを開けて中を覗く。
「慶喜様、いかがなされました!!」
ベットの上にガタガタと震え顔が真っ青の徳川慶喜がそこに座っていた。
「慶喜様、そのような軽装で風邪を引かれますぞ。」
容保は軍服を慶喜に羽織らせた。しかし、慶喜の目の焦点が定まらない上にうわ言で何か言っている。容保が耳をあてると、なにやら"薩長もこれで終わりだ"と繰り返し言っている。
「慶喜様、しっかりなされよ!!ごめん!」
松平容保は慶喜の顔を平手打ちした。
その瞬間慶喜は我に返った。
「う、容保。いつからここにいたのじゃ?」
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