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第三章 狂気と共に明ける明治維新
15代将軍徳川慶喜の決断114
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「どうした、お主一人だけか?他の仲間はどうしたのだ!!」
逃げてきた仲間の隊士にそう声をかける仲間にその隊士は言った。
「町から逃げてきた避難民らしき者どもを見つけて声をかけたんだが、いきなり男が刀を抜き仲間を次々に斬り殺してしまったのじゃ。俺は逃げるのが精一杯でやっとこさここまで逃げてきた。」
そこへ土方歳三と吉村貫一郎らがやってきた。
「どうしたんだ?何があった。」
仲間らは土方隊長と吉村貫一郎副隊長にその一連の出来事を話した。
「なんだと?おめおめと逃げてきたんか?貴様!!仲間の仇も討たず。」
そう言うと刀を抜き斬りかかろうとする土方を吉村貫一郎は止めた。
「先生!どうかやめてくだせい。この者は逃げたのではなく、我々を呼びに来ただけでござんす。どうか堪忍してくだせい!」
「くっ!相変わらず甘めー男だぜ。ま、仕方ない。今は一人とて貴重な人材だ。吉村に免じ許してやる。その男達がいる所に案内しろ。」
そう言う土方に吉村は声をかけた。
「先生、どうやらその必要はねーでござんす。あっちを見てくだせい。」
吉村貫一郎の指す方向を一同見ると、そこには桃井春蔵をはじめとする浪花隊の面々が土方隊を見ていた。
どうやら逃げだ男を追ううちに土方らを見つけたようだ。
逃げてきた仲間の隊士にそう声をかける仲間にその隊士は言った。
「町から逃げてきた避難民らしき者どもを見つけて声をかけたんだが、いきなり男が刀を抜き仲間を次々に斬り殺してしまったのじゃ。俺は逃げるのが精一杯でやっとこさここまで逃げてきた。」
そこへ土方歳三と吉村貫一郎らがやってきた。
「どうしたんだ?何があった。」
仲間らは土方隊長と吉村貫一郎副隊長にその一連の出来事を話した。
「なんだと?おめおめと逃げてきたんか?貴様!!仲間の仇も討たず。」
そう言うと刀を抜き斬りかかろうとする土方を吉村貫一郎は止めた。
「先生!どうかやめてくだせい。この者は逃げたのではなく、我々を呼びに来ただけでござんす。どうか堪忍してくだせい!」
「くっ!相変わらず甘めー男だぜ。ま、仕方ない。今は一人とて貴重な人材だ。吉村に免じ許してやる。その男達がいる所に案内しろ。」
そう言う土方に吉村は声をかけた。
「先生、どうやらその必要はねーでござんす。あっちを見てくだせい。」
吉村貫一郎の指す方向を一同見ると、そこには桃井春蔵をはじめとする浪花隊の面々が土方隊を見ていた。
どうやら逃げだ男を追ううちに土方らを見つけたようだ。
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