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最終章 世界の終焉
松本義徳首相の国家非常事態宣言31
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桐の箱は再び旧岩倉邸施設管事務所宛に宅配業車に届けるよう委託された。
「いやー今日は350件も配達があるなぁ。また帰りは夜遅くなっちまう。」
宅配業者の男は文句を言いながら、センターから荷物を仕分けしながら車に積み込んでいた。ベルトコンベアーのスイッチを押し、コンピュータに仕分け区分を入力するとあとは自動的に自分の配達エリアの荷物が流れてくる。業者の男はスイッチを押し、乱暴な態度で荷物を次々と荷台に投げこんでいた。
「うん?なんだこれ。」
コンベアーから流れてくる荷物の中にダンボールに入って割れ物注意の札とともに、旧岩倉邸管理事務所宛てと書かれた伝票が目立つ用に貼ってあった。
業者の男はそれを見た瞬間にこの箱の中味はおそらく歴史的な価値のある物だと認識していた。
「この箱の中味にもしかして岩倉具視が使ってた道具とか入ってるのではないだろうな。オークションで転売に出したら儲かるだろうな。」
業者の男は歴史マニアでもあり、浅はかな考えが頭を過ぎる。
「いやー今日は350件も配達があるなぁ。また帰りは夜遅くなっちまう。」
宅配業者の男は文句を言いながら、センターから荷物を仕分けしながら車に積み込んでいた。ベルトコンベアーのスイッチを押し、コンピュータに仕分け区分を入力するとあとは自動的に自分の配達エリアの荷物が流れてくる。業者の男はスイッチを押し、乱暴な態度で荷物を次々と荷台に投げこんでいた。
「うん?なんだこれ。」
コンベアーから流れてくる荷物の中にダンボールに入って割れ物注意の札とともに、旧岩倉邸管理事務所宛てと書かれた伝票が目立つ用に貼ってあった。
業者の男はそれを見た瞬間にこの箱の中味はおそらく歴史的な価値のある物だと認識していた。
「この箱の中味にもしかして岩倉具視が使ってた道具とか入ってるのではないだろうな。オークションで転売に出したら儲かるだろうな。」
業者の男は歴史マニアでもあり、浅はかな考えが頭を過ぎる。
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