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王国学園、独立編
新規入学生Sクラス大会 後編
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準決勝第2試合。リア対エドガーという生徒の試合。エドガーはインバネスコートのようなものを着ている男子だった。彼はまるでリアの攻撃を完全に読んでいるかのように避けていたが、手数が多くなり、更に破戒による変幻自在の攻撃に翻弄され最後には攻撃を受け負けていた。つまり決勝は僕とリアの対決になる。
決勝戦。リアはトランプや苦無、投げナイフなど投げて攻撃するものを多く身に着けており、帽子すら武器になるようになっている。
「決勝戦。開始!」
開始の合図とともに、彼女がナイフやトランプを投げて来た。しかも異能を存分に使い僕の周りを囲うように…。
それに対し刀で弾き飛ばすことは可能だ。しかし先程の試合から見ても、それを行っても異能で操るように再度攻撃を仕掛けてくるのは目に見えてる。なので…。
自らの左手首を刀で深く切る。
傷口から血液が出てくる。
観客が息を飲むのが伝わってくる。
この行為。傍から見たら、只の自殺行為だろう。然し、リアの気配は変わらない。僕の異能を知っているから。
僕は右手の親指で傷口をなぞる。すると、傷がなぞった所から修復していく。スキル再生神の効果だ。
そのまま血液を操り、自らの周囲に膜を作り出す。
異能。アーサー・コナン・ドイル=>緋色の研究 自らの血液を操る異能。シンプル故に汎用性が高い。
「弾いて無効化できないなら、消滅させれば良い。」
彼が作り出した血液の膜が、リアの攻撃をすべて取り込んで行く。僕は取り込んだ攻撃を全て燃やし尽くしていく。入試で使ったあの炎だ。
「ッ…。なら、『殲滅光』×1000!そして『超屈折気塊』×1000!『反射氷』×1000!」
彼女は超級光魔法の殲滅光、火と風魔法の統合魔法超屈折気塊、氷魔法の反射氷を大量に展開する。超屈折気塊と反射氷の2つはそこに当たった光を屈折し、反射する魔法だ。
彼女が放った大量の魔法によって僕の周りが殲滅光によって囲まれる。まるで光の檻だった。
「ッ…。マズっ。『完全防御領域』」
完全防御領域 先程のような血の膜、結界魔法の特級魔法、そして空間魔法の空間断裂の3つを同時展開し、一定空間を防御する魔法。
リアの放った魔法により、地面が抉られる。漸く止んだかと思ったら、その余波によって砂埃が舞う。
風が吹いて砂埃が晴れる。そこには結界に包まれている空間と無傷のアーサーが居た。
「まさか、無傷とは…。強すぎる。
なら、これでっ!」
そう言うと彼女は結界魔法を放つそれだけで無く、土壁や氷壁も発動する。恐らく時間稼ぎだろう。なら真正面からぶち壊す。『神代流刀術・大海鬼閃』『神代流刀術・断刀殱刃』『神代流刀術・雫』
神代流刀術の中で攻撃力の中では最高位に位置する攻撃を連発する。
その3撃で彼女が放った魔法を完全に破壊する。そして彼女に迫ろうとすると…。
「『暗殺飛礫』!」
暗殺飛礫 リアが考えた技。投げ道具を風魔法と雷魔法でスピードを上げ、雷魔法で貫通力を上げ、火魔法で攻撃力と爆発力を上げる。それを異能でスピードを上げ、コントロールする。
彼女がその攻撃を放った瞬間、アーサーの刀が彼女を捉えようとしていた。そんな至近距離で放たれた亜音速の攻撃。そんなもの、絶対不可避の攻撃である。が…。
キンッ!
彼は防いだ
神代流刀術・五月雨 不可視の斬撃の嵐を周囲に生み出す技。只それだけ、故に強い。
が、それでも至近距離でそれだけのスピードで放たれた飛礫はそれ相応の衝撃を伴う。その衝撃により、アーサーは後退する。リアは暗殺飛礫を連射する。一発撃つのにある程度の時間がかかる為、連射速度はそれ程速くない。
しかし、回避しても付いてくるリアの異能が厄介すぎた。
そしてアーサーは縮地によって壁際まで後退する。もう逃げ場は無い。が、
「これでっ!『 深紅の絶槍』!!」
深紅の絶槍 アーサーが考えた技。異能で作った槍に万物を溶かす高温の炎、超速の雷、空気を裂く風を付与し、放つ超高度な技。
深紅の絶槍は僕に向かっていた暗殺飛礫を飲み込みリアに向かっていく。リアは先程と同じように大量の防御魔法を発動する。が、その尽くを破壊し、リアに迫る。間一髪でリアは避けたが体勢を崩している。僕はそんなリアに肉薄し、首筋に刀を添える。
リアが両手を上げる。降参の格好だ。
「そこまで。勝者アーサー!!よって優勝者はアーサー!!」
他の生徒達が湧く。時間にしては約十分。然し、その内容から見ている側からは数十分にも思えただろう。そんな試合を制したのだから。そしてこの大会の結果が
第一位 アーサー
第二位 リア
第三位 サム
第四位 エドガー
第五位 ロダン
第六位 ドラゴ
第七位 フォレス
第八位 ヒット
こうなった。
「これにて。今日は終了する。では解散!!」
教官のその声で皆自宅へと帰って行った。
______その頃の生徒達______
「アーサー君の異能汎用性高すぎじゃない!?」
「な~。攻守両方に優れてるじゃん。」
「しかもあの身体能力だぜ?」
「強すぎだな。」
盛り上がってた。
決勝戦。リアはトランプや苦無、投げナイフなど投げて攻撃するものを多く身に着けており、帽子すら武器になるようになっている。
「決勝戦。開始!」
開始の合図とともに、彼女がナイフやトランプを投げて来た。しかも異能を存分に使い僕の周りを囲うように…。
それに対し刀で弾き飛ばすことは可能だ。しかし先程の試合から見ても、それを行っても異能で操るように再度攻撃を仕掛けてくるのは目に見えてる。なので…。
自らの左手首を刀で深く切る。
傷口から血液が出てくる。
観客が息を飲むのが伝わってくる。
この行為。傍から見たら、只の自殺行為だろう。然し、リアの気配は変わらない。僕の異能を知っているから。
僕は右手の親指で傷口をなぞる。すると、傷がなぞった所から修復していく。スキル再生神の効果だ。
そのまま血液を操り、自らの周囲に膜を作り出す。
異能。アーサー・コナン・ドイル=>緋色の研究 自らの血液を操る異能。シンプル故に汎用性が高い。
「弾いて無効化できないなら、消滅させれば良い。」
彼が作り出した血液の膜が、リアの攻撃をすべて取り込んで行く。僕は取り込んだ攻撃を全て燃やし尽くしていく。入試で使ったあの炎だ。
「ッ…。なら、『殲滅光』×1000!そして『超屈折気塊』×1000!『反射氷』×1000!」
彼女は超級光魔法の殲滅光、火と風魔法の統合魔法超屈折気塊、氷魔法の反射氷を大量に展開する。超屈折気塊と反射氷の2つはそこに当たった光を屈折し、反射する魔法だ。
彼女が放った大量の魔法によって僕の周りが殲滅光によって囲まれる。まるで光の檻だった。
「ッ…。マズっ。『完全防御領域』」
完全防御領域 先程のような血の膜、結界魔法の特級魔法、そして空間魔法の空間断裂の3つを同時展開し、一定空間を防御する魔法。
リアの放った魔法により、地面が抉られる。漸く止んだかと思ったら、その余波によって砂埃が舞う。
風が吹いて砂埃が晴れる。そこには結界に包まれている空間と無傷のアーサーが居た。
「まさか、無傷とは…。強すぎる。
なら、これでっ!」
そう言うと彼女は結界魔法を放つそれだけで無く、土壁や氷壁も発動する。恐らく時間稼ぎだろう。なら真正面からぶち壊す。『神代流刀術・大海鬼閃』『神代流刀術・断刀殱刃』『神代流刀術・雫』
神代流刀術の中で攻撃力の中では最高位に位置する攻撃を連発する。
その3撃で彼女が放った魔法を完全に破壊する。そして彼女に迫ろうとすると…。
「『暗殺飛礫』!」
暗殺飛礫 リアが考えた技。投げ道具を風魔法と雷魔法でスピードを上げ、雷魔法で貫通力を上げ、火魔法で攻撃力と爆発力を上げる。それを異能でスピードを上げ、コントロールする。
彼女がその攻撃を放った瞬間、アーサーの刀が彼女を捉えようとしていた。そんな至近距離で放たれた亜音速の攻撃。そんなもの、絶対不可避の攻撃である。が…。
キンッ!
彼は防いだ
神代流刀術・五月雨 不可視の斬撃の嵐を周囲に生み出す技。只それだけ、故に強い。
が、それでも至近距離でそれだけのスピードで放たれた飛礫はそれ相応の衝撃を伴う。その衝撃により、アーサーは後退する。リアは暗殺飛礫を連射する。一発撃つのにある程度の時間がかかる為、連射速度はそれ程速くない。
しかし、回避しても付いてくるリアの異能が厄介すぎた。
そしてアーサーは縮地によって壁際まで後退する。もう逃げ場は無い。が、
「これでっ!『 深紅の絶槍』!!」
深紅の絶槍 アーサーが考えた技。異能で作った槍に万物を溶かす高温の炎、超速の雷、空気を裂く風を付与し、放つ超高度な技。
深紅の絶槍は僕に向かっていた暗殺飛礫を飲み込みリアに向かっていく。リアは先程と同じように大量の防御魔法を発動する。が、その尽くを破壊し、リアに迫る。間一髪でリアは避けたが体勢を崩している。僕はそんなリアに肉薄し、首筋に刀を添える。
リアが両手を上げる。降参の格好だ。
「そこまで。勝者アーサー!!よって優勝者はアーサー!!」
他の生徒達が湧く。時間にしては約十分。然し、その内容から見ている側からは数十分にも思えただろう。そんな試合を制したのだから。そしてこの大会の結果が
第一位 アーサー
第二位 リア
第三位 サム
第四位 エドガー
第五位 ロダン
第六位 ドラゴ
第七位 フォレス
第八位 ヒット
こうなった。
「これにて。今日は終了する。では解散!!」
教官のその声で皆自宅へと帰って行った。
______その頃の生徒達______
「アーサー君の異能汎用性高すぎじゃない!?」
「な~。攻守両方に優れてるじゃん。」
「しかもあの身体能力だぜ?」
「強すぎだな。」
盛り上がってた。
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