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第二話
退魔巫女 美兎
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退魔巫女は、その能力を発揮するために変身する。
美兎も退魔巫女としての力を全て出すために今変身し、新たな装いに身を包んでいた。
緋色で縁取りされたショルダーオフの白いハイレグスーツが小柄な身体のラインを絞り出すように身体の曲線を浮かび上がらせる。
その上を半透明の千早が覆い、隠すが光りの加減で時々、身体のラインが浮き出て、神秘的な魅力を上げる。
スラリと細い腕は袖の付いたロングの白いグローブが覆い、太ももまであるロングのハイヒールブーツにスラリとした脚を包み込む。
「よしっ」
変身を終えた美兎は気合いを入れる。
そして右手に精気を集中させて光の弓を生み出し、左手に光の矢を生み出して番え、刀護が抑えた妖魔に向かって狙いを定め、放った。
「滅びよ!」
美兎の作り出した矢は弓から放たれると、一直線に妖魔に向かい身体に命中した。
「ぎゃあああっっっ」
左腕の付け根に当たった矢は貫通し、腕を落とした。
堕とされた腕を見て妖魔は怒るが、次に戸惑いを覚える。
再生するハズの自分の腕が元に戻らない。
「退魔巫女、破魔の力はお前の力を封じるのです!」
美兎は叫ぶと共に新たな矢を番え放つ。
鬼は残った腕で振り払おうとした。
だが美兎が放った矢に妖魔が触れた瞬間、右手が破裂し、永久に消え去った。
「ぎゃあああっっっ」
「退魔巫女の破魔の力は絶大なのです!」
「ぐあああ……」
矢は妖魔の身体を貫通し、妖魔の存在自体を消滅させ、塵となって消えた。
「やったのです!」
自分を手こずらせた妖魔を消滅させて美兎は両手を挙げて喜んだ。
そのため隙が生まれた。
「美兎! 後ろから新たな妖魔達だ!」
喜ぶ美兎の後ろに新たな妖魔が現れ、美兎に襲いかかる。
美兎は直ぐに跳ね飛び、回避して躱す。
同時に刀護の護符が飛び、襲ってきた妖魔の動きを封じる。
「しつこいのです!」
美兎は空中で身体を捻り、動けなくなった妖魔に弓矢を向ける。
「止せっ!」
しかし、刀護が止めた。
「もう一匹いる!」
美兎の背後から新たな妖魔が襲いかかり、魔の手が美兎の身体に伸びる。
「きゃんっ」
妖魔の腕が美兎に触れ、美兎は弾き飛ばされた。
「美兎!」
茂みに消え、見えなくなった美兎を心配して刀護が叫ぶ。
だが、探しに行こうにも一匹の動きを封じている最中。
動くには術を解除しなければならない。
解除した瞬間、動けるようになった妖魔は刀護を襲うだろう。
しかし一方の妖魔が近づいてきて刀護を襲おうとしている。
妖魔は、刀護に近づき、魔の手を伸ばした。
美兎も退魔巫女としての力を全て出すために今変身し、新たな装いに身を包んでいた。
緋色で縁取りされたショルダーオフの白いハイレグスーツが小柄な身体のラインを絞り出すように身体の曲線を浮かび上がらせる。
その上を半透明の千早が覆い、隠すが光りの加減で時々、身体のラインが浮き出て、神秘的な魅力を上げる。
スラリと細い腕は袖の付いたロングの白いグローブが覆い、太ももまであるロングのハイヒールブーツにスラリとした脚を包み込む。
「よしっ」
変身を終えた美兎は気合いを入れる。
そして右手に精気を集中させて光の弓を生み出し、左手に光の矢を生み出して番え、刀護が抑えた妖魔に向かって狙いを定め、放った。
「滅びよ!」
美兎の作り出した矢は弓から放たれると、一直線に妖魔に向かい身体に命中した。
「ぎゃあああっっっ」
左腕の付け根に当たった矢は貫通し、腕を落とした。
堕とされた腕を見て妖魔は怒るが、次に戸惑いを覚える。
再生するハズの自分の腕が元に戻らない。
「退魔巫女、破魔の力はお前の力を封じるのです!」
美兎は叫ぶと共に新たな矢を番え放つ。
鬼は残った腕で振り払おうとした。
だが美兎が放った矢に妖魔が触れた瞬間、右手が破裂し、永久に消え去った。
「ぎゃあああっっっ」
「退魔巫女の破魔の力は絶大なのです!」
「ぐあああ……」
矢は妖魔の身体を貫通し、妖魔の存在自体を消滅させ、塵となって消えた。
「やったのです!」
自分を手こずらせた妖魔を消滅させて美兎は両手を挙げて喜んだ。
そのため隙が生まれた。
「美兎! 後ろから新たな妖魔達だ!」
喜ぶ美兎の後ろに新たな妖魔が現れ、美兎に襲いかかる。
美兎は直ぐに跳ね飛び、回避して躱す。
同時に刀護の護符が飛び、襲ってきた妖魔の動きを封じる。
「しつこいのです!」
美兎は空中で身体を捻り、動けなくなった妖魔に弓矢を向ける。
「止せっ!」
しかし、刀護が止めた。
「もう一匹いる!」
美兎の背後から新たな妖魔が襲いかかり、魔の手が美兎の身体に伸びる。
「きゃんっ」
妖魔の腕が美兎に触れ、美兎は弾き飛ばされた。
「美兎!」
茂みに消え、見えなくなった美兎を心配して刀護が叫ぶ。
だが、探しに行こうにも一匹の動きを封じている最中。
動くには術を解除しなければならない。
解除した瞬間、動けるようになった妖魔は刀護を襲うだろう。
しかし一方の妖魔が近づいてきて刀護を襲おうとしている。
妖魔は、刀護に近づき、魔の手を伸ばした。
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