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第三話 今夜、立ち飲み居酒屋で
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私は仕事を終えると店長に断って、出来上がったばかりの彼の眼鏡を持って店を出た。商品を直接客に届けるなんて滅多にないことなので怪しまれるかと思ったが、意外にも店長はあっさりしていた。
「新商品を早速買ってくれたんだ。良い客を紹介してくれてありがとう、石波」
満面の笑顔でそう言われたほどだった。
彼との約束まであまり時間がない。私は家に帰らずにそのまま向かうことにした。念のため、夫に連絡を入れる。
「今日は友達と飲むから遅くなるね」
しばらくすると返事が返ってきた。
「今日は俺も遅くなるから大丈夫。楽しんで」
きっとまた女の所に行くんだろう。でも、私も似たようなものかもしれない。彼とはそういう関係ではないけど。
ちょうど帰宅ラッシュの時間を迎えた電車内は混雑していた。私は窓際に立って、夏の終わりの暮れ行く街並みをぼんやりと眺めていた。ふと窓に映る自分に気がついた。
(飲みに行くって分かってたらもっと良い洋服を着てきたのに……)
淡いブルーのシャツにデニム、長い髪の毛は後ろでまとめたままだ。それに仕事用の地味な眼鏡……体型は崩れないように気を遣ってはいるが、全く色気がない。もしかしたら、夫はこんな私の姿を見て「女」として見られなくなってしまったのかもしれない。そう思うと心が重くなった。
約束の時間ギリギリに店に着くと、彼は既に一人で飲んでいた。
「あっ!石波さん、こっち!」
「すいません、お待たせしてしまって……」
「大丈夫ですよ、俺も今来たところなんで。っていうか、石波さん、雰囲気全然違いますね」
ビールを一口飲むと、彼は私のことをまじまじと眺めて言った。私はまたムッとして言った。
「だって、まさか今日飲むことになるなんて思わなかったから」
「あれ?もしかして怒ってます?逆の意味で言ったんだけどなぁ」
「……どういうことですか?」
「この間の女性らしい格好も素敵でしたけど、今日は清楚な感じでまた素敵ですよ」
まさか褒めてもらえるとは夢にも思わず、私は思わず言葉を失ってしまった。
「えっ。なんかすみません。これ、もしかしてセクハラ発言……?」
「い、いいえ。まさかそんな風に言われると思わなかったのでちょっと驚いたっていうか……」
年甲斐もなく胸が高鳴ってしまい、焦った私は話題を変えることにした。
「あっ、これ眼鏡です。ご購入頂き、ありがとうございました」
「あっ!こちらこそ、ありがとうございます!」
そして彼は早速、袋から取り出すと新品の眼鏡を掛けた。
「どうですか?」
「とても似合ってます」
「お世辞……じゃない?」
「当たり前でしょ。昼間も言いましたけど」
「ふふっそうですか。俺は眼鏡を掛けてない石波さんの方が好きですけどね」
「なっ……」
驚いて声を上げたその時だった。
「いらっしゃいませ。お客様、ご注文どうされますか?」
頭にタオルを巻いた店員の若い男の子が声を掛けてきた。そういえば、まだ何も注文していない。
「えーっと……じゃあ、青りんごサワーと枝豆を」
「かしこまりました」
ニコリと笑って店員は去って行った。すると、彼が楽しそうに言った。
「枝豆好きなんですね、この間も食べてた」
「よ、よく見てますね……」
彼はふふっと笑うと、唐揚げを箸でつまみながら言った。
「女性にこんなこと聞くの失礼ですけど」
「何ですか?」
「石波さん、いくつですか?前に会った時から気になってて」
「40ですよ」
「やっぱり……!もしかしたら同じくらいかなぁと」
「ちょっと。そこは『ええっ?!40?!見えない!若い!』とか言うところじゃないの?」
私がそう言うと彼は苦笑いして言った。
「ハハハっ確かに……ごめんね」
それから私達は一気に打ち解けて自然とタメ口で話しをするようになった。同じ歳というだけあって、音楽、映画などの話も合った。15歳年上の夫と話をしていると、たまにジェネレーションギャップを感じることがあるが、彼とはそういったことは全くなかった。
「俺、同じ歳の友達が周りにいないんだよ。だから、こんなに話が合うの嬉しい」
「奥さんは?同年代じゃないの?」
私がそう尋ねると、彼は少し遠慮がちに言った。
「……嫁は10歳年下なんだ」
「へえ。若くていいじゃない」
「うーん。みんな、そう言うんだけどね……」
そう言ったきり、彼は黙ってしまった。この人は奥さんとの間に何かを抱えている。私はそう思った。気にはなったものの、夫婦間のデリケート(かもしれない)問題に会ったばかりの私が土足で踏み込むべきではない。私はあえて何も聞かず、枝豆を口に放り込んだ。すると、彼は私に尋ねて来た。
「石波さんの旦那さんはいくつ?」
「私の夫は……15歳上よ」
「ええっそれはかなり年上だな。ジェネレーションギャップとかありそうだ」
「うん、まあ、たまにね」
「どこで知り合ったの?」
「うちの店長の紹介よ。会社の飲み会で自然と結婚相手とどこで知り合ったのかって話になったんだけど、私はちょうどその時フリーだったから黙って皆の話を聞いてたの。そうしたら、同級生にフリーの奴がいて相手探してるから紹介するって店長に言われたわけ」
私の言葉に彼は興味深そうな笑みを浮かべながら言った。
「へぇ~店長、お節介だな。嫌じゃなかったの?今だったらセクハラだとか何とかで問題になりそうだけど」
「別に。ちょっと興味あったし。それで会ってみたら結構良い人で。私はちょっといいなぁっていう程度だったんだけど、夫の方から交際を申し込まれて、気づいたらプロポーズされて結婚してたわ」
「そうなんだ。旦那さんの方がゾッコンだったわけだ。あ、ゾッコンて今は言わないか」
彼はそう言ってハハハっと笑った。私も笑いながら「そうね」と言って、残った青りんごサワーを飲み干した。
「ごめんなさい、私、そろそろ帰らないと。明日も仕事なの」
「ああ、そうか。明日は土曜日だけど、お店は掻き入れ時だもんな」
「そうでもないわよ。ショッピングモールに入ってる店舗はそれなりに混むけど、うちは単独だからそんなに混まないの」
「そっか。今日は急に誘ったのに来てくれてありがとう。眼鏡も気に入ったよ」
彼はそう言うと微笑んだ。でも、その笑顔は何だか少し寂しそうに見えた。
「ああっ今日は俺が奢るって言っただろ?」
私が財布を開けてお金を出そうとしていると、彼が慌てて言った。
「……本当にいいの?」
「もちろん。それよりさ、また一緒に飲もうよ」
「……土岐さん、でも」
「そうだ。俺のこと名前で呼んでよ。俺も石波さんのこと、志麻ちゃんって呼ぶから」
彼はそう言うと楽しそうに笑った。私が黙っていると彼は私の目をじっと見つめて言った。
「俺達、もう友達だよな?」
その目はとても真剣だった。「友達」そう言われているのに、まるで口説かれているみたいだった。男性にこんなに押されるのは久しぶりだった。夫もかつては私に対して積極的にアピールしてくれた。
『俺は志麻子のことが好きだ』
真剣な顔でそう言った夫の姿をふと思い出して、何だか胸が痛くなった。同時に改めて思った。彼を拒めない、と。
「……分かったわ、陽一くん。また飲みましょう。こちらこそ今日はどうもありがとう。ごちそうさま」
何とか笑顔を作ってそう答えると、彼はとても嬉しそうに笑ったのだった。
帰りの電車に揺られているとスマホに通知が届いた。相手は陽一くんだった。
「志麻ちゃんの名刺見て、連絡しちゃった。ごめん!」
「大丈夫よ。今日はありがとう」
「あのさ、来週辺りまた会えない?話したいことがある」
その文章を見た時、不意に胸騒ぎがした。
「分かった。また同じ店でいい?」
「いや、ちょっとデリケートな話だから違う店がいい。俺が予約するよ」
「分かった。また連絡してね」
猫のイラストがOK!と言っているスタンプが届いた。それで彼とのやり取りは終わった。
胸騒ぎが大きくなる。奥さんとのことに違いない、直感的に私はそう思ったのだった。
第四話へ続く。
「新商品を早速買ってくれたんだ。良い客を紹介してくれてありがとう、石波」
満面の笑顔でそう言われたほどだった。
彼との約束まであまり時間がない。私は家に帰らずにそのまま向かうことにした。念のため、夫に連絡を入れる。
「今日は友達と飲むから遅くなるね」
しばらくすると返事が返ってきた。
「今日は俺も遅くなるから大丈夫。楽しんで」
きっとまた女の所に行くんだろう。でも、私も似たようなものかもしれない。彼とはそういう関係ではないけど。
ちょうど帰宅ラッシュの時間を迎えた電車内は混雑していた。私は窓際に立って、夏の終わりの暮れ行く街並みをぼんやりと眺めていた。ふと窓に映る自分に気がついた。
(飲みに行くって分かってたらもっと良い洋服を着てきたのに……)
淡いブルーのシャツにデニム、長い髪の毛は後ろでまとめたままだ。それに仕事用の地味な眼鏡……体型は崩れないように気を遣ってはいるが、全く色気がない。もしかしたら、夫はこんな私の姿を見て「女」として見られなくなってしまったのかもしれない。そう思うと心が重くなった。
約束の時間ギリギリに店に着くと、彼は既に一人で飲んでいた。
「あっ!石波さん、こっち!」
「すいません、お待たせしてしまって……」
「大丈夫ですよ、俺も今来たところなんで。っていうか、石波さん、雰囲気全然違いますね」
ビールを一口飲むと、彼は私のことをまじまじと眺めて言った。私はまたムッとして言った。
「だって、まさか今日飲むことになるなんて思わなかったから」
「あれ?もしかして怒ってます?逆の意味で言ったんだけどなぁ」
「……どういうことですか?」
「この間の女性らしい格好も素敵でしたけど、今日は清楚な感じでまた素敵ですよ」
まさか褒めてもらえるとは夢にも思わず、私は思わず言葉を失ってしまった。
「えっ。なんかすみません。これ、もしかしてセクハラ発言……?」
「い、いいえ。まさかそんな風に言われると思わなかったのでちょっと驚いたっていうか……」
年甲斐もなく胸が高鳴ってしまい、焦った私は話題を変えることにした。
「あっ、これ眼鏡です。ご購入頂き、ありがとうございました」
「あっ!こちらこそ、ありがとうございます!」
そして彼は早速、袋から取り出すと新品の眼鏡を掛けた。
「どうですか?」
「とても似合ってます」
「お世辞……じゃない?」
「当たり前でしょ。昼間も言いましたけど」
「ふふっそうですか。俺は眼鏡を掛けてない石波さんの方が好きですけどね」
「なっ……」
驚いて声を上げたその時だった。
「いらっしゃいませ。お客様、ご注文どうされますか?」
頭にタオルを巻いた店員の若い男の子が声を掛けてきた。そういえば、まだ何も注文していない。
「えーっと……じゃあ、青りんごサワーと枝豆を」
「かしこまりました」
ニコリと笑って店員は去って行った。すると、彼が楽しそうに言った。
「枝豆好きなんですね、この間も食べてた」
「よ、よく見てますね……」
彼はふふっと笑うと、唐揚げを箸でつまみながら言った。
「女性にこんなこと聞くの失礼ですけど」
「何ですか?」
「石波さん、いくつですか?前に会った時から気になってて」
「40ですよ」
「やっぱり……!もしかしたら同じくらいかなぁと」
「ちょっと。そこは『ええっ?!40?!見えない!若い!』とか言うところじゃないの?」
私がそう言うと彼は苦笑いして言った。
「ハハハっ確かに……ごめんね」
それから私達は一気に打ち解けて自然とタメ口で話しをするようになった。同じ歳というだけあって、音楽、映画などの話も合った。15歳年上の夫と話をしていると、たまにジェネレーションギャップを感じることがあるが、彼とはそういったことは全くなかった。
「俺、同じ歳の友達が周りにいないんだよ。だから、こんなに話が合うの嬉しい」
「奥さんは?同年代じゃないの?」
私がそう尋ねると、彼は少し遠慮がちに言った。
「……嫁は10歳年下なんだ」
「へえ。若くていいじゃない」
「うーん。みんな、そう言うんだけどね……」
そう言ったきり、彼は黙ってしまった。この人は奥さんとの間に何かを抱えている。私はそう思った。気にはなったものの、夫婦間のデリケート(かもしれない)問題に会ったばかりの私が土足で踏み込むべきではない。私はあえて何も聞かず、枝豆を口に放り込んだ。すると、彼は私に尋ねて来た。
「石波さんの旦那さんはいくつ?」
「私の夫は……15歳上よ」
「ええっそれはかなり年上だな。ジェネレーションギャップとかありそうだ」
「うん、まあ、たまにね」
「どこで知り合ったの?」
「うちの店長の紹介よ。会社の飲み会で自然と結婚相手とどこで知り合ったのかって話になったんだけど、私はちょうどその時フリーだったから黙って皆の話を聞いてたの。そうしたら、同級生にフリーの奴がいて相手探してるから紹介するって店長に言われたわけ」
私の言葉に彼は興味深そうな笑みを浮かべながら言った。
「へぇ~店長、お節介だな。嫌じゃなかったの?今だったらセクハラだとか何とかで問題になりそうだけど」
「別に。ちょっと興味あったし。それで会ってみたら結構良い人で。私はちょっといいなぁっていう程度だったんだけど、夫の方から交際を申し込まれて、気づいたらプロポーズされて結婚してたわ」
「そうなんだ。旦那さんの方がゾッコンだったわけだ。あ、ゾッコンて今は言わないか」
彼はそう言ってハハハっと笑った。私も笑いながら「そうね」と言って、残った青りんごサワーを飲み干した。
「ごめんなさい、私、そろそろ帰らないと。明日も仕事なの」
「ああ、そうか。明日は土曜日だけど、お店は掻き入れ時だもんな」
「そうでもないわよ。ショッピングモールに入ってる店舗はそれなりに混むけど、うちは単独だからそんなに混まないの」
「そっか。今日は急に誘ったのに来てくれてありがとう。眼鏡も気に入ったよ」
彼はそう言うと微笑んだ。でも、その笑顔は何だか少し寂しそうに見えた。
「ああっ今日は俺が奢るって言っただろ?」
私が財布を開けてお金を出そうとしていると、彼が慌てて言った。
「……本当にいいの?」
「もちろん。それよりさ、また一緒に飲もうよ」
「……土岐さん、でも」
「そうだ。俺のこと名前で呼んでよ。俺も石波さんのこと、志麻ちゃんって呼ぶから」
彼はそう言うと楽しそうに笑った。私が黙っていると彼は私の目をじっと見つめて言った。
「俺達、もう友達だよな?」
その目はとても真剣だった。「友達」そう言われているのに、まるで口説かれているみたいだった。男性にこんなに押されるのは久しぶりだった。夫もかつては私に対して積極的にアピールしてくれた。
『俺は志麻子のことが好きだ』
真剣な顔でそう言った夫の姿をふと思い出して、何だか胸が痛くなった。同時に改めて思った。彼を拒めない、と。
「……分かったわ、陽一くん。また飲みましょう。こちらこそ今日はどうもありがとう。ごちそうさま」
何とか笑顔を作ってそう答えると、彼はとても嬉しそうに笑ったのだった。
帰りの電車に揺られているとスマホに通知が届いた。相手は陽一くんだった。
「志麻ちゃんの名刺見て、連絡しちゃった。ごめん!」
「大丈夫よ。今日はありがとう」
「あのさ、来週辺りまた会えない?話したいことがある」
その文章を見た時、不意に胸騒ぎがした。
「分かった。また同じ店でいい?」
「いや、ちょっとデリケートな話だから違う店がいい。俺が予約するよ」
「分かった。また連絡してね」
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