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はじめましての不安感
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突如目の前に現れた1本の道に右往左往として、彼女は当たりを見回した。
変わらぬ銀世界。
しかし雪はいつの間にか止み、新たに見つけたこの道を見て、意を決したように左に進んだ。
ヒュゥーっと風が吹き抜ける。
1時間程歩き続けるも何も見えてこず、彼女は後悔に苛まれた。
「さっむ・・・、方角的にこっちのはずなんだけどなぁ」
彼女の格好といえば高校の制服の下にカーディガン。
スカートからは短いジャージがはみ出ており、ソックスにムートンブーツを身につけている。
しかし膝は素足だ。
北国の一部ではよく見られる格好だが、
流石に長時間は耐えられない。
最早、学校からここまでどれほど時間が経ったのか彼女ですらわからずにいた。
髪と顔をマフラーに埋めてはっと気づく。
「スマホ!」
慌てて右肩に掛けていた鞄を漁り携帯を取り出すと同時に弄り、いの一番に母親に連絡を試みるが圏外のようで繋がらない。
SNSも送信出来ませんでした。と返って来るばかり。
手を空に伸ばしで見たりと試行錯誤するも成果は得られず、彼女は携帯を握りしめて俯いた。
画面には、学校を出てから20分程しか経たない時刻が表示されていた。
訳の分からない状況で、不安感と焦りに押しつぶされそうになっていた。
唇を噛み締めて歪む視界を手で擦る。
開けた視界に足元の轍《わだち》が映ると先程まで車のものだと思っていたのだがどうも違うような・・とまじまじと見つめた。
そうしていると何処からか
パカパカ、ゴトゴトと音がする。
彼女は顔をあげ振り返った。
「何、あれ・・・馬・・車・?」
北国といえど道に出る馬を彼女は見た事がない。ましてや馬が引く荷台など現代では中々見る機会もなく目を見張る。
ゆっくりと近づく馬の後ろからひょこりと何かが顔を出した。
「よう!嬢ちゃん何て格好してんだ!」
金髪青眼の風貌の男性は愛想良い笑みを浮かべ、乗りな!と少女に言った。
少女はお言葉に甘えて・・・と荷馬車に乗ろうとし、最初から居たであろう同乗者にぎょっとした。
________________
「あ、あのありがとうございます。」
ガタゴトと音を立て馬車は動く。
「良いって事よー!狭くて悪いな、行商の最中なんだ。」
荷馬車の中は木箱や樽が積まれており、同乗者も居合わせて手狭だった。
「いえ・・・私、愛理って言います。」
「アイーリか!俺はメディス。
そっちのは護衛のアナシアだ。」
いえ、愛理ですと訂正しようとするもメディスの豪快さに押されおずおずと言い出せない。
疑問が募るばかりだった。
「あの!・・・日本語、お上手ですね。」
「にほ・・・?何だそりゃ!」
わはは、と豪快に笑うメディスに反してアイーリの顔は強ばる。
『ここは日本ではない。』
明らかに日本人ではない風貌に、日本語も知らない。
極めつけは護衛のアナシアだ。
彼女は現代に似つかわしくはない鎧を身にまとい、脇には剣を携えている。
風貌も彫りの深い美人で髪は薄紫色ときている。
自分は全く知らない場所に来てしまったのだと痛感し、まさか神隠しと言うものだろうかと頭を巡らせた。
「変わった格好ね。」
アナシアに声をかけられビクリと肩を震わす。
確かに彼女等からしたらアイーリの服装は変わっているのかもしれない。
苦笑いを返すとアナシアが近寄りマフラーに手を伸ばした。
「もふもふ・・・」
触れると同時に目を見開いたアナシアはガシリとアイーリの肩を捕まえた。
アナシアがメディスを大声で呼びつけると同時に荷馬車は止まった。
マフラーが強引に盗られてしまったかと思うと2人は忙しなく何やら討論をしていた。
その後メディスがマフラーを売ってくれと懇願し、アイーリの手に硬貨を握らせた。
「何?これ。」
初めて見る金色に光る硬貨を眺めていると
嘘だろ!?と2人してこんな高価な物を身につけてどこの田舎から出てきたんだと呆れていた。
メディスが言うには明日には街に着くとのことで、それまでアナシアに硬貨の価値とここの常識についてを教わる事となった。
アナシアは荷馬車にある木箱を勝手に開いては、これは大体小銀貨2枚、これは銅貨2枚小銅貨3枚。
と服やら食べ物を出してみせる。
上から
大金貨、金貨、
大銀貨、銀貨、
大銅貨、銅貨
金貨の上には白銀貨とあるらしいが庶民は滅多に見ることはないらしい。
ここまで覚えたがそもそも物価が違うので混乱しているとアナシアは苦笑いしながら
宿に泊まるなら大体銀貨2枚で1日銀貨3枚もあれば過ごせるよと教えてくれた。
となると、先程貰った金貨2枚で銀貨200枚分なので2ヶ月程は何とかなるらしい。
らしいと言うのは、2人の事をまだ完全に信用しきってはいなかったからだ。
日も暮れたところで荷馬車をとめ、脇にある雪を踏み固めて行く。
上にテントを2つ張り、簡素なボソボソとしたパンを食事にしてその夜はそれぞれ別々に寝る事となった。
アナシアは護衛のため、テントの横で焚き火をしながら朝を待つようだ。
『夢だったらいいのに・・・』
アイーリは思いを馳せて瞼を閉じた。
翌日、アイーリの希望はあっさりと破れる。
朝目を覚ましてもやはり現実だった。
夕食と同じ簡素なパンを美味しくないと思いつつ食べた時よりも、メディスとアナシアと共に再び荷馬車に乗り込んだ時よりも、
今だ。
今この瞬間遠目からでもわかる石造りのあの街を見た瞬間。
世界そのものが違うのだと瞬時にわかり、目の前が真っ白になった。
変わらぬ銀世界。
しかし雪はいつの間にか止み、新たに見つけたこの道を見て、意を決したように左に進んだ。
ヒュゥーっと風が吹き抜ける。
1時間程歩き続けるも何も見えてこず、彼女は後悔に苛まれた。
「さっむ・・・、方角的にこっちのはずなんだけどなぁ」
彼女の格好といえば高校の制服の下にカーディガン。
スカートからは短いジャージがはみ出ており、ソックスにムートンブーツを身につけている。
しかし膝は素足だ。
北国の一部ではよく見られる格好だが、
流石に長時間は耐えられない。
最早、学校からここまでどれほど時間が経ったのか彼女ですらわからずにいた。
髪と顔をマフラーに埋めてはっと気づく。
「スマホ!」
慌てて右肩に掛けていた鞄を漁り携帯を取り出すと同時に弄り、いの一番に母親に連絡を試みるが圏外のようで繋がらない。
SNSも送信出来ませんでした。と返って来るばかり。
手を空に伸ばしで見たりと試行錯誤するも成果は得られず、彼女は携帯を握りしめて俯いた。
画面には、学校を出てから20分程しか経たない時刻が表示されていた。
訳の分からない状況で、不安感と焦りに押しつぶされそうになっていた。
唇を噛み締めて歪む視界を手で擦る。
開けた視界に足元の轍《わだち》が映ると先程まで車のものだと思っていたのだがどうも違うような・・とまじまじと見つめた。
そうしていると何処からか
パカパカ、ゴトゴトと音がする。
彼女は顔をあげ振り返った。
「何、あれ・・・馬・・車・?」
北国といえど道に出る馬を彼女は見た事がない。ましてや馬が引く荷台など現代では中々見る機会もなく目を見張る。
ゆっくりと近づく馬の後ろからひょこりと何かが顔を出した。
「よう!嬢ちゃん何て格好してんだ!」
金髪青眼の風貌の男性は愛想良い笑みを浮かべ、乗りな!と少女に言った。
少女はお言葉に甘えて・・・と荷馬車に乗ろうとし、最初から居たであろう同乗者にぎょっとした。
________________
「あ、あのありがとうございます。」
ガタゴトと音を立て馬車は動く。
「良いって事よー!狭くて悪いな、行商の最中なんだ。」
荷馬車の中は木箱や樽が積まれており、同乗者も居合わせて手狭だった。
「いえ・・・私、愛理って言います。」
「アイーリか!俺はメディス。
そっちのは護衛のアナシアだ。」
いえ、愛理ですと訂正しようとするもメディスの豪快さに押されおずおずと言い出せない。
疑問が募るばかりだった。
「あの!・・・日本語、お上手ですね。」
「にほ・・・?何だそりゃ!」
わはは、と豪快に笑うメディスに反してアイーリの顔は強ばる。
『ここは日本ではない。』
明らかに日本人ではない風貌に、日本語も知らない。
極めつけは護衛のアナシアだ。
彼女は現代に似つかわしくはない鎧を身にまとい、脇には剣を携えている。
風貌も彫りの深い美人で髪は薄紫色ときている。
自分は全く知らない場所に来てしまったのだと痛感し、まさか神隠しと言うものだろうかと頭を巡らせた。
「変わった格好ね。」
アナシアに声をかけられビクリと肩を震わす。
確かに彼女等からしたらアイーリの服装は変わっているのかもしれない。
苦笑いを返すとアナシアが近寄りマフラーに手を伸ばした。
「もふもふ・・・」
触れると同時に目を見開いたアナシアはガシリとアイーリの肩を捕まえた。
アナシアがメディスを大声で呼びつけると同時に荷馬車は止まった。
マフラーが強引に盗られてしまったかと思うと2人は忙しなく何やら討論をしていた。
その後メディスがマフラーを売ってくれと懇願し、アイーリの手に硬貨を握らせた。
「何?これ。」
初めて見る金色に光る硬貨を眺めていると
嘘だろ!?と2人してこんな高価な物を身につけてどこの田舎から出てきたんだと呆れていた。
メディスが言うには明日には街に着くとのことで、それまでアナシアに硬貨の価値とここの常識についてを教わる事となった。
アナシアは荷馬車にある木箱を勝手に開いては、これは大体小銀貨2枚、これは銅貨2枚小銅貨3枚。
と服やら食べ物を出してみせる。
上から
大金貨、金貨、
大銀貨、銀貨、
大銅貨、銅貨
金貨の上には白銀貨とあるらしいが庶民は滅多に見ることはないらしい。
ここまで覚えたがそもそも物価が違うので混乱しているとアナシアは苦笑いしながら
宿に泊まるなら大体銀貨2枚で1日銀貨3枚もあれば過ごせるよと教えてくれた。
となると、先程貰った金貨2枚で銀貨200枚分なので2ヶ月程は何とかなるらしい。
らしいと言うのは、2人の事をまだ完全に信用しきってはいなかったからだ。
日も暮れたところで荷馬車をとめ、脇にある雪を踏み固めて行く。
上にテントを2つ張り、簡素なボソボソとしたパンを食事にしてその夜はそれぞれ別々に寝る事となった。
アナシアは護衛のため、テントの横で焚き火をしながら朝を待つようだ。
『夢だったらいいのに・・・』
アイーリは思いを馳せて瞼を閉じた。
翌日、アイーリの希望はあっさりと破れる。
朝目を覚ましてもやはり現実だった。
夕食と同じ簡素なパンを美味しくないと思いつつ食べた時よりも、メディスとアナシアと共に再び荷馬車に乗り込んだ時よりも、
今だ。
今この瞬間遠目からでもわかる石造りのあの街を見た瞬間。
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