大陸戦記

笹木マオ

文字の大きさ
上 下
2 / 12

第二章ウルガン帝国

しおりを挟む

 ウルガン帝国は軍事力が強い国で、領土の範囲も広い国家だった。強気の外交手段が特徴って、ディアス王国から南東方向で馬車で約6時間以上の距離がある。今から120年前、一次大陸戦争の時、当時の初代皇帝ランドルフ・ウルガンは数百人の精鋭を連れて、敵の国に乗り込んで、たっだ数日間で、敵国の王が処刑され、敵国は自分の国の付属になった。他にも、一人で敵陣に突入し、剣一本で敵陣を破られたとかの説もある。ランドルフ・ウルガンは生前の人柄や皇帝になる前のことがどこの図書館にも文献すら見つからない、でも、歴史的には、確か存在していた人物だ。考古学者により、死後の眠り場所も発見されたが、初代皇帝であることは副葬品や墓穴の石碑の記述で証明されたが皇帝になる前の記述がなかった。民間に流れている昔話では信用度が低い、とにかく謎だらけの人間だ。
無事に入国できるために、金貨数百枚を対価として、辺境を守っている兵士たちにちょっとした賄賂した。
元々逃げ出した身、加えて国が滅びった、所持金がかなりピンチ、宿代一泊くらいのお金しかない、お金を調達するために、とりあえず、宿屋を探し、宿屋の中では、私のアクセサリーを取り外し、へリシアに任せて換金していた。目立たない為に、換金していたお金は何着の庶民の服を買った。
「姫様、申し訳ございませんが、 もとの服は些かに目立ちますから、勝手な行動ですが、庶民の服をいくつか買いました。、どうか着替えをお願い致します。
「うぬ、おぬしは謝る必要はない、私は王女なんだけど、そこら辺にいる貴族の令嬢たちと違うのじゃ、状況くらいわきまえるよ、私の衣装を換金しても構わない。」
「はい、かしこまりました」
着替えたあと、へリシアは服装を持って換金しに行った、私は急に生きる意味さえ分からなくなった。
 私の生まれた国は滅びた、更に、私は愛した両親もこの世にいなかった。だから、今の私は何も持たずに、家族、信頼できる友達など何もいないんだ。残されたのは、ただ私自身だけ、隣のメイドはお城の中にあったような気がするけど、それについての記憶も薄い…….
 国から逃げた後、私たちはこの国のある宿屋に休むことにした。
生活の原因で今はある酒場で看板娘をやっていて、やっと、路上に追い出されたこと済んだ。
 誰かと長く生活しているとその人に関してのこと又は嫌のところが分かる、最近、落ち着いたら、へリシアが明らかに何かを隠すことがあるようだ。
 「教えてよ、何かあったの」私はへリシアの目を見ながら声をかけた
 「ディアス様、何を教えますか」へリシアが何も知らないふり惚けている。
「惚けないで、きっと何かを知ってるでしょう、あの事件について、正直に答えなさい。」
 「ディアスさま……」
「言いなさい、どんなささやなことでもいいから、親が誰に殺されたかを知りたい!」
「ディアス様、これがあくまで私が見た話しです、本当のことは別かもしれないですけど、それでもお聞きになりますか」
「父上を殺し、故郷を滅ぼす人を見つけるのならどんな手かがりでも捕まえなくてはならない、それが私にとって唯一の希望だから」
へリシアは彼女が見たものをすべて話した、ここ数日、色々があって、話す機会どころが、生きるだけで精一杯なので、自然にこのことを忘れちゃう。ここ最近二日間、色々落ち着いたので、自然にこのことが思い出したようになった。
「長い耳?精霊かな、本当に長い耳があるの?見間違いじゃないでしょうね」
「分かりません、衛兵さんの話によると、また完全にはっきり見っていないとき、もう中に入っちゃったから。」
 私はこれらの話を聞いて、色々な事を考え始めた。
「では、姫様、私、ちょっと夕飯を準備いたしますね。」
「……」
私は考えているところで、彼女が言ったことは全然気付いてなかった。
「辺境伯、つまり、父上の兄弟、私の叔父、でも叔父様の領地がかなり離れているみたいし、そこまでワザワザ王都に来て、なんかおかしいわ、でもむやみに人を疑うべきじゃない、でも、どうにも気になるわ。
「姫様、大変です、外に何かが貼っています」へリシアが慌てて部屋に入って、手に何か持っているようだ、彼女の大きい声が私の考えを中断させた、上手く考えができなかった、怒ろうとしている時、彼女の慌てて表情を見ると、何かあったのは分かった。
「外に何か貼ってるか」
「あの、姫様、私、字読めないです、でも姫様の画像が貼っていますらしい、姫様は王族なので、字読めると思って、こっそりもってきました」へリシアが鞄から羊皮紙みたいなものが持ち出して、私の前に広めていた。
「ウルガン帝国では、この人探しています、発見したらすぐに近くの衛兵に報告せよ、以下は皇帝の発言です、この人は我が隣国の友人を殺し、中にいる使用人の生死を問わず隣国の城に放火した凶悪犯、どうか、国民の皆さん、我が友を殺した犯人を見つけだせ!見つけたものには金貨1000枚と爵位を与える。」画像の人物が薄いけど、真っ白な銀色な髪が特に目立つようになっている。
「何か友だ、散々自分が大国という身分で我々周辺の弱小国家に威圧を掛けたのに、いつもいつも無理な条件ばかり
「だだだだだ」急に宿屋の下には声が聞こえて、足音のようだ。窓辺で覗いてみたら、鎧を穿いた兵士が宿屋の周りを囲ていた。よく見たら宿屋のオーナもいるみたい、となりの士官に何かを言っているそうだ、同時に私たちの住む部屋の位置を指で指しているようだ。
「前からアイツのことがなんか胡散臭いと感じたら、やはりね、まあ、ある程度覚悟しているけど、まさかこんなに早いのは!」
「へリシア、あんたはメイドなので、市街地に紛れ込むは最適、ここで二人共捕まるわけにはいけないので、今すぐ別部屋に隠れて、捕まるのは私だけでいいから、後は、この町の監獄らしいどころを探し、そこから一緒に脱出しよう。こっちは大丈夫、殺すという命令じゃない以上、彼らにとって、私はまだ役に立つから、そんな簡単に殺すわけにはいけないのだ。」
 当然ながら、私は逮捕された、やはり、私の予想通り、牢に連行してなかった、逆に城の方向に連れていかれた。
 ウルガンの城は、故郷の城よりはるかに大きい、しろの前に広い広場があり、材質を見るとかなり高貴石材を使てるらしい、階段も同じ材料で、真ん中の道を巨大の鳥を刻まれている。城は真っ白に見え、それは使われた石材の原因って、この辺で最も珍しい石材星屑の石。城の正面は王権を示した家紋を描かれている。東西南北それぞれの方向にタワーがいて、タワーの上にはそれぞれ四人がまわりを見張っている。
しおりを挟む

処理中です...