47 / 97
第五章 AI術士
46. 蘇芳色
しおりを挟む
「テメーら、チルってるだけなら、さっさと失せろや」
ひとりの少年が、ガード下の方々で怯え立ち尽くす町絵師を蹴散らすように悪態をついている。その勢いのまま許可なくデジタル規制線をすり抜けようとするので、その場から立ち去ろうとしていた不言でさえも、大慌てで少年を呼び止めた。
「あっ新人くん! まだなかに入る許可下りてないよ!」
元来の社交的で面倒見の良い橙色の面が咄嗟に出てしまったのだ。
半はふたりを目で追いながら、緑青に語り掛けるように呟く。
「見ねえ顔じゃね、知らんけど」
「昨日から、町絵師に参加されたんですよ。まだ中学生だそうです」
「やけに詳しいんじゃね、ノリ」
想像以上に少年の情報を持っていた緑青に驚き、思わず顔を見る。あんぐり口を開けたままの半に、緑青はニッコリ微笑むと丁寧に説明する。
「私が町絵師復帰の手続きを行っていた際、居合わせたのですよ。長いことアメリカに留学されていたらしく、勝手がわからないようでしたから、私から声を……」
「へー。帰国して早々、ボランティアとは殊勝なこった。ま、N.Y.のグラフィティ規模よか劣るだろうが、仕事は死ぬほどあるんじゃね、知らんけど」
ケラケラ笑う半に緑青は「子どもの前で不謹慎ですよ、半さん」と窘めつつ、少年に声を掛ける。
「おはようございます、蘇芳くん。その格好で寒くないのですか? 五月も近いとはいえ、朝はまだタンクトップ一枚では……。上着、貸しましょうか?」
「ウゼえ」
全身全霊で、余計なお世話だと言わんばかりのオーラを放つ蘇芳少年。
「口悪ぃガキじゃね。人のこと言えんけど」
緑青は苦笑を浮かべながら、半の耳元に口を寄せる。
「まあまあ、ここは許してあげてください。今朝も日本には1ドル・ピザ屋がないことで苛立っていたようですし……」
「は?」と、半は鳩が豆鉄砲でも食らったような顔をして固まる。
緑青はしみじみと頷きながら「子どもは風の子。若いって良いですねえ」と、昔を懐かしむように薄着姿へ微笑んでいた。
当の少年は、温度差のあるふたりを後目に、不言を睨め付ける。
「おい、オッサン」
不言は、少年を二度見する。この突然の振りが、どう考えても確実に自分に向けられていると知るや否や(なんで俺?)(いやまだ二十六だが?)と疑問やショックが一気に押し寄せ、まごついてしまう。そんな不言を少年は待たない。
「心中お察しするぜ、とでも言われてえところ生憎だがな」
真っ赤なタンクトップに最新の高圧洗浄器を引っ提げた姿は、とても今日が初日の新人町絵師とは思えないほどの貫禄がある。
「オレはな。年齢がどうのこうの才能がああだこうだ、くだらねえことばっか考えてモタモタしながら、できねえ言い訳だの諦める理由を、ひたすらブーブーぶーたれてるブタが大嫌えなんだ」
少年はどうやら、不言たち三人の会話を聴いていたようだ。研ぎ澄まされた切先の如くキレッキレな言葉は、コンマ一秒で不言の心を貫く。
「世の中ってのは、挫けた時点で誰かに先越されるし、だからってなんもしなけりゃ、なんも起こらねえんだよ」
そのまま「歳食うと、そんなド単純なことも忘れちまうのかよっ」と吐き捨てながら、ポルノ・グラフィティの真正面に立つ。
不言は、少年のあふれんばかりの熱量と気迫にただただ圧倒されるばかり。自分よりひと回り小さな背中が、なぜかとんでもなく大きく見える。
まさか干支一周したくらいの子どもに、世の中を説かれるとは思いも寄らなかった。別になにか特別な言葉を投げかけられたわけじゃない。いつからそんな当たり前のことを忘れてしまっていたのだろう……。
それだけに、走った衝撃は計り知れない。
「君はもしかして……」
“浮夜絵師を目指しているのかい?”と、口から出かかった言葉をそのまま飲み込む。もし肯定されたら、少年の放つ若々しい眩しさに打ちのめされることが目に見えるからだ。
不言の心境を感じ取っていたのか、少年は背を向けたまま、静かに言い放つ。
「あとから来たのに追い越されて、惨めになるくれえなら、ウジウジしてんじゃねえよ。とっとと足掻けってんだ」
(それがもうできないから、諦めようとしてるんだ!)
堪えた叫びが、不言の脳裏に虚しく反響する。例え声に出していたとして、どうしてできないのかと問い詰めてくる少年の姿が、容易に想像できる。その理由をいまの不言は答えられない。
――ああ。俺はまたできない理由にしがみつこうとしている。
少年は震える不言を一瞥すると、めんどくさそうに舌打ちする。その態度から、さらにキツい言葉が飛んでくると身構えたのだが……。
「……遅すぎることはねえ。手ぇだけは止めんな」
ぽつりと放たれた低い声。朝焼け空の色を彷彿とさせる穏やかなそれは、自分に言い聞かせているようにも聴こえた。
(遅すぎることは、ない……)
少年の言葉は重かった。心のどこかで(こいつはまだ世間の荒波を知らない子どもだから、正論でしか殴れないんだ)と決めつけようとしていた。
もしかしたら、少年もいままさに足掻いているのかもしれない。そんな風に思わせられる声色だった。
ちょうど現場検証が終わったようだ。少年は、退紅巡査部長の誘導に従い、規制線のなかへ入っていく。
「ガキは容赦ねーな。大人の事情も考えねーし、怖いもの知らずっつーか。アタマ主人公かよ。ちとウザ絡みしてやろーか」
半は少年を追いかけようと一歩踏み出す。それを片手で制するのは緑青だった。
「いいじゃないですか。大人の事情を知らないいましか、できない発言でもありますよ」
緑青は顎に片手を添えながら「それにしても」と半に向き直る。
「水戸黄門の主題歌みたいな子ですね、蘇芳くんは」
「なんそれ怖っ。俺、歌詞知らんけど……」
ふたりは赤いタンクトップを目で追いながら、後に続く。
場にひとり残された不言も、人知れずブラシを持つ手に力を入れた。
ひとりの少年が、ガード下の方々で怯え立ち尽くす町絵師を蹴散らすように悪態をついている。その勢いのまま許可なくデジタル規制線をすり抜けようとするので、その場から立ち去ろうとしていた不言でさえも、大慌てで少年を呼び止めた。
「あっ新人くん! まだなかに入る許可下りてないよ!」
元来の社交的で面倒見の良い橙色の面が咄嗟に出てしまったのだ。
半はふたりを目で追いながら、緑青に語り掛けるように呟く。
「見ねえ顔じゃね、知らんけど」
「昨日から、町絵師に参加されたんですよ。まだ中学生だそうです」
「やけに詳しいんじゃね、ノリ」
想像以上に少年の情報を持っていた緑青に驚き、思わず顔を見る。あんぐり口を開けたままの半に、緑青はニッコリ微笑むと丁寧に説明する。
「私が町絵師復帰の手続きを行っていた際、居合わせたのですよ。長いことアメリカに留学されていたらしく、勝手がわからないようでしたから、私から声を……」
「へー。帰国して早々、ボランティアとは殊勝なこった。ま、N.Y.のグラフィティ規模よか劣るだろうが、仕事は死ぬほどあるんじゃね、知らんけど」
ケラケラ笑う半に緑青は「子どもの前で不謹慎ですよ、半さん」と窘めつつ、少年に声を掛ける。
「おはようございます、蘇芳くん。その格好で寒くないのですか? 五月も近いとはいえ、朝はまだタンクトップ一枚では……。上着、貸しましょうか?」
「ウゼえ」
全身全霊で、余計なお世話だと言わんばかりのオーラを放つ蘇芳少年。
「口悪ぃガキじゃね。人のこと言えんけど」
緑青は苦笑を浮かべながら、半の耳元に口を寄せる。
「まあまあ、ここは許してあげてください。今朝も日本には1ドル・ピザ屋がないことで苛立っていたようですし……」
「は?」と、半は鳩が豆鉄砲でも食らったような顔をして固まる。
緑青はしみじみと頷きながら「子どもは風の子。若いって良いですねえ」と、昔を懐かしむように薄着姿へ微笑んでいた。
当の少年は、温度差のあるふたりを後目に、不言を睨め付ける。
「おい、オッサン」
不言は、少年を二度見する。この突然の振りが、どう考えても確実に自分に向けられていると知るや否や(なんで俺?)(いやまだ二十六だが?)と疑問やショックが一気に押し寄せ、まごついてしまう。そんな不言を少年は待たない。
「心中お察しするぜ、とでも言われてえところ生憎だがな」
真っ赤なタンクトップに最新の高圧洗浄器を引っ提げた姿は、とても今日が初日の新人町絵師とは思えないほどの貫禄がある。
「オレはな。年齢がどうのこうの才能がああだこうだ、くだらねえことばっか考えてモタモタしながら、できねえ言い訳だの諦める理由を、ひたすらブーブーぶーたれてるブタが大嫌えなんだ」
少年はどうやら、不言たち三人の会話を聴いていたようだ。研ぎ澄まされた切先の如くキレッキレな言葉は、コンマ一秒で不言の心を貫く。
「世の中ってのは、挫けた時点で誰かに先越されるし、だからってなんもしなけりゃ、なんも起こらねえんだよ」
そのまま「歳食うと、そんなド単純なことも忘れちまうのかよっ」と吐き捨てながら、ポルノ・グラフィティの真正面に立つ。
不言は、少年のあふれんばかりの熱量と気迫にただただ圧倒されるばかり。自分よりひと回り小さな背中が、なぜかとんでもなく大きく見える。
まさか干支一周したくらいの子どもに、世の中を説かれるとは思いも寄らなかった。別になにか特別な言葉を投げかけられたわけじゃない。いつからそんな当たり前のことを忘れてしまっていたのだろう……。
それだけに、走った衝撃は計り知れない。
「君はもしかして……」
“浮夜絵師を目指しているのかい?”と、口から出かかった言葉をそのまま飲み込む。もし肯定されたら、少年の放つ若々しい眩しさに打ちのめされることが目に見えるからだ。
不言の心境を感じ取っていたのか、少年は背を向けたまま、静かに言い放つ。
「あとから来たのに追い越されて、惨めになるくれえなら、ウジウジしてんじゃねえよ。とっとと足掻けってんだ」
(それがもうできないから、諦めようとしてるんだ!)
堪えた叫びが、不言の脳裏に虚しく反響する。例え声に出していたとして、どうしてできないのかと問い詰めてくる少年の姿が、容易に想像できる。その理由をいまの不言は答えられない。
――ああ。俺はまたできない理由にしがみつこうとしている。
少年は震える不言を一瞥すると、めんどくさそうに舌打ちする。その態度から、さらにキツい言葉が飛んでくると身構えたのだが……。
「……遅すぎることはねえ。手ぇだけは止めんな」
ぽつりと放たれた低い声。朝焼け空の色を彷彿とさせる穏やかなそれは、自分に言い聞かせているようにも聴こえた。
(遅すぎることは、ない……)
少年の言葉は重かった。心のどこかで(こいつはまだ世間の荒波を知らない子どもだから、正論でしか殴れないんだ)と決めつけようとしていた。
もしかしたら、少年もいままさに足掻いているのかもしれない。そんな風に思わせられる声色だった。
ちょうど現場検証が終わったようだ。少年は、退紅巡査部長の誘導に従い、規制線のなかへ入っていく。
「ガキは容赦ねーな。大人の事情も考えねーし、怖いもの知らずっつーか。アタマ主人公かよ。ちとウザ絡みしてやろーか」
半は少年を追いかけようと一歩踏み出す。それを片手で制するのは緑青だった。
「いいじゃないですか。大人の事情を知らないいましか、できない発言でもありますよ」
緑青は顎に片手を添えながら「それにしても」と半に向き直る。
「水戸黄門の主題歌みたいな子ですね、蘇芳くんは」
「なんそれ怖っ。俺、歌詞知らんけど……」
ふたりは赤いタンクトップを目で追いながら、後に続く。
場にひとり残された不言も、人知れずブラシを持つ手に力を入れた。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
春の雨はあたたかいー家出JKがオッサンの嫁になって女子大生になるまでのお話
登夢
恋愛
春の雨の夜に出会った訳あり家出JKと真面目な独身サラリーマンの1年間の同居生活を綴ったラブストーリーです。私は家出JKで春の雨の日の夜に駅前にいたところオッサンに拾われて家に連れ帰ってもらった。家出の訳を聞いたオッサンは、自分と同じに境遇に同情して私を同居させてくれた。同居の代わりに私は家事を引き受けることにしたが、真面目なオッサンは私を抱こうとしなかった。18歳になったときオッサンにプロポーズされる。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜
KEINO
ファンタジー
貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。
~あらすじ~
世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。
そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。
しかし、その恩恵は平等ではなかった。
富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。
そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。
彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。
あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。
妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。
希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。
英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。
これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。
彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。
テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。
SF味が増してくるのは結構先の予定です。
スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。
良かったら読んでください!
ラストアタック!〜御者のオッサン、棚ぼたで最強になる〜
KeyBow
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞
ディノッゾ、36歳。職業、馬車の御者。
諸国を旅するのを生き甲斐としながらも、その実態は、酒と女が好きで、いつかは楽して暮らしたいと願う、どこにでもいる平凡なオッサンだ。
そんな男が、ある日、傲慢なSランクパーティーが挑むドラゴンの討伐に、くじ引きによって理不尽な捨て駒として巻き込まれる。
捨て駒として先行させられたディノッゾの馬車。竜との遭遇地点として聞かされていた場所より、遥か手前でそれは起こった。天を覆う巨大な影―――ドラゴンの襲撃。馬車は木っ端微塵に砕け散り、ディノッゾは、同乗していたメイドの少女リリアと共に、死の淵へと叩き落された―――はずだった。
腕には、守るべきメイドの少女。
眼下には、Sランクパーティーさえも圧倒する、伝説のドラゴン。
―――それは、ただの不運な落下のはずだった。
崩れ落ちる崖から転落する際、杖代わりにしていただけの槍が、本当に、ただ偶然にも、ドラゴンのたった一つの弱点である『逆鱗』を貫いた。
その、あまりにも幸運な事故こそが、竜の命を絶つ『最後の一撃(ラストアタック)』となったことを、彼はまだ知らない。
死の淵から生還した彼が手に入れたのは、神の如き規格外の力と、彼を「師」と慕う、新たな仲間たちだった。
だが、その力の代償は、あまりにも大きい。
彼が何よりも愛していた“酒と女と気楽な旅”――
つまり平和で自堕落な生活そのものだった。
これは、英雄になるつもりのなかった「ただのオッサン」が、
守るべき者たちのため、そして亡き友との誓いのために、
いつしか、世界を救う伝説へと祭り上げられていく物語。
―――その勘違いと優しさが、やがて世界を揺るがす。
【魔女ローゼマリー伝説】~5歳で存在を忘れられた元王女の私だけど、自称美少女天才魔女として世界を救うために冒険したいと思います!~
ハムえっぐ
ファンタジー
かつて魔族が降臨し、7人の英雄によって平和がもたらされた大陸。その一国、ベルガー王国で物語は始まる。
王国の第一王女ローゼマリーは、5歳の誕生日の夜、幸せな時間のさなかに王宮を襲撃され、目の前で両親である国王夫妻を「漆黒の剣を持つ謎の黒髪の女」に殺害される。母が最後の力で放った転移魔法と「魔女ディルを頼れ」という遺言によりローゼマリーは辛くも死地を脱した。
15歳になったローゼは師ディルと別れ、両親の仇である黒髪の女を探し出すため、そして悪政により荒廃しつつある祖国の現状を確かめるため旅立つ。
国境の街ビオレールで冒険者として活動を始めたローゼは、運命的な出会いを果たす。因縁の仇と同じ黒髪と漆黒の剣を持つ少年傭兵リョウ。自由奔放で可愛いが、何か秘密を抱えていそうなエルフの美少女ベレニス。クセの強い仲間たちと共にローゼの新たな人生が動き出す。
これは王女の身分を失った最強天才魔女ローゼが、復讐の誓いを胸に仲間たちとの絆を育みながら、王国の闇や自らの運命に立ち向かう物語。友情、復讐、恋愛、魔法、剣戟、謀略が織りなす、ダークファンタジー英雄譚が、今、幕を開ける。
盾の間違った使い方
KeyBow
ファンタジー
その日は快晴で、DIY日和だった。
まさかあんな形で日常が終わるだなんて、誰に想像できただろうか。
マンションの屋上から落ちてきた女子高生と、運が悪く――いや、悪すぎることに激突して、俺は死んだはずだった。
しかし、当たった次の瞬間。
気がつけば、今にも動き出しそうなドラゴンの骨の前にいた。
周囲は白骨死体だらけ。
慌てて武器になりそうなものを探すが、剣はすべて折れ曲がり、鎧は胸に大穴が空いたりひしゃげたりしている。
仏様から脱がすのは、物理的にも気持ち的にも無理だった。
ここは――
多分、ボス部屋。
しかもこの部屋には入り口しかなく、本来ドラゴンを倒すために進んできた道を、逆進行するしかなかった。
与えられた能力は、現代日本の商品を異世界に取り寄せる
【異世界ショッピング】。
一見チートだが、完成された日用品も、人が口にできる食べ物も飲料水もない。買えるのは素材と道具、作業関連品、農作業関連の品や種、苗等だ。
魔物を倒して魔石をポイントに換えなければ、
水一滴すら買えない。
ダンジョン最奥スタートの、ハード・・・どころか鬼モードだった。
そんな中、盾だけが違った。
傷はあっても、バンドの残った盾はいくつも使えた。
両手に円盾、背中に大盾、そして両肩に装着したL字型とスパイク付きのそれは、俺をリアルザクに仕立てた。
盾で殴り
盾で守り
腹が減れば・・・盾で焼く。
フライパン代わりにし、竈の一部にし、用途は盛大に間違っているが、生きるためには、それが正解だった。
ボス部屋手前のセーフエリアを拠点に、俺はひとりダンジョンを生き延びていく。
――そんなある日。
聞こえるはずのない女性の悲鳴が、ボス部屋から響いた。
盾のまちがった使い方から始まる異世界サバイバル、ここに開幕。
【AIの使用について】
本作は執筆補助ツールとして生成AIを使用しています。
主な用途は「誤字脱字のチェック」「表現の推敲」「壁打ち(アイデア出しの補助)」です。
ストーリー構成および本文の執筆は作者自身が行っております。
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる