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<23>俺は、闇堕ちする?
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そう、この何日間か、萌奈ちゃんはケイくんのことで結構悩んでいた。
その辛かった気持ちを共有したのは、他でもない、俺だ。
彼女の悲しい顔を、萌奈ハンターの俺だからこそ気がついたサインを見逃さなかったのだ。
それがきっかけで彼女の悩みを聞き、そして今日の行動に移したのだ。
これは俺じゃなきゃ出来なかった、という自負がある。
俺だからこそ気がついて、俺だからこそ彼女の行動を支えられたのだ。
そうだ、そうだよ!これじゃ・・・俺がかわいそうじゃんか!
萌奈ちゃんとケイくんが見つめあってる。
萌奈ちゃんは涙を流した後の赤い潤んだ目でケイくんを見つめている。
イケメンとかわいい彼女・・。
あれれ、全然似ていないのに、ウラくんとマルスの姿がダブった。
天駆ける天馬と軍神。その神々しい姿に、俺はイラっときたんだ。
俺には無いもの。
おれにはとても真似できないこと。
みんな何でも持ってるじゃないか・・。
俺だけが、自分の手の中に何も持っていない。
一人じゃ、結局何もできない。
人を幸せにすることも、誰かを守ることも、マルスと肩を並べて戦うことも・・。
『うばっちゃえばいいじゃな~い?』
それはプルトのささやきだった。
『彼女を自分のものにしちゃえばいいのよ~。私にまかせて~ごしゅじんさま~』
それはまるで悪魔のようなささやき。
俺の心の中に‹ワンワンワン・・›とリフレインして、言葉というより呪文のように鳴り響く。
どこかで誰かが制止するような言葉を発している気がしたが、それも心の奥底には届いてこなかった。
その辛かった気持ちを共有したのは、他でもない、俺だ。
彼女の悲しい顔を、萌奈ハンターの俺だからこそ気がついたサインを見逃さなかったのだ。
それがきっかけで彼女の悩みを聞き、そして今日の行動に移したのだ。
これは俺じゃなきゃ出来なかった、という自負がある。
俺だからこそ気がついて、俺だからこそ彼女の行動を支えられたのだ。
そうだ、そうだよ!これじゃ・・・俺がかわいそうじゃんか!
萌奈ちゃんとケイくんが見つめあってる。
萌奈ちゃんは涙を流した後の赤い潤んだ目でケイくんを見つめている。
イケメンとかわいい彼女・・。
あれれ、全然似ていないのに、ウラくんとマルスの姿がダブった。
天駆ける天馬と軍神。その神々しい姿に、俺はイラっときたんだ。
俺には無いもの。
おれにはとても真似できないこと。
みんな何でも持ってるじゃないか・・。
俺だけが、自分の手の中に何も持っていない。
一人じゃ、結局何もできない。
人を幸せにすることも、誰かを守ることも、マルスと肩を並べて戦うことも・・。
『うばっちゃえばいいじゃな~い?』
それはプルトのささやきだった。
『彼女を自分のものにしちゃえばいいのよ~。私にまかせて~ごしゅじんさま~』
それはまるで悪魔のようなささやき。
俺の心の中に‹ワンワンワン・・›とリフレインして、言葉というより呪文のように鳴り響く。
どこかで誰かが制止するような言葉を発している気がしたが、それも心の奥底には届いてこなかった。
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