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退職
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ダンッ!!
豪華な机に、封筒の叩きつけられる音が響く。
「無理!!私もう無理!魔法少女やめる!!」
封筒を叩きつけた桃髪の少女は喚いた。
彼女の名前は桃川天音。魔法少女である。
元は魔法サービスの防衛魔法少女課に所属していた。
が、先程辞めた。
「っよし!!これで自由だ!!!!!」
喜び自身の家で飛び回る天音。
よほど辞められたのが嬉しかったのだろう。
「これから何しようか…お花屋さん?パティシエもいいかも!」
これからの生活を考える彼女は、封筒を叩きつけた時より数倍心が軽いように見えた。
……数時間前。
桃川天音が封筒…辞表を叩きつけた時である。
最初のように、彼女はこう言った。
「無理!!私もう無理!魔法少女やめる!!」
泣きかけで喚く彼女は可愛げのある顔をもってしてもはしたないと思われる他なかった。
「…そう言われてもねぇ。こっちも人手不足なの。」
魔法サービスの社長…ミリはそう言った。
ミリが本名なわけではないらしいが、本名を公開する気もないらしい。
「いーや無理やめる!!!やだ!!!!」
天音はミリと顔を近づけ鼓膜を破る勢いで叫んだ。
「残業、労働、残業!!もう無理疲れた!!」
「はぁ…」
ミリは知ったこっちゃないという顔で呆れながら顔をそむけた。
「…じゃあいいわ、好きにしなさい。」
「ほんと!?!?!?」
食い気味の天音。よほど嬉しいのだろう。
「…できるならね。」
「って、もういない…」
ミリの意味深な言葉を聞く間もなく、天音は社長室から出ていった。
「ふんふふ~ん♪」
現在。
桃川天音は寮から出ていくための荷造りをしていた。
そう、魔法サービスは寮なのである。
「えーっと、ステッキと衣装とぉ…」
「あ、魔法少女関連はいらないっと。」
わざわざ取り出したキラキラの物たちをタンスにしまう。
胸に手を当て、彼女は心底ほっとしたような顔をした。
「やっっとやめれる…!」
先ほどしまったステッキ達のような目を輝かせ、荷造りを進めた。
豪華な机に、封筒の叩きつけられる音が響く。
「無理!!私もう無理!魔法少女やめる!!」
封筒を叩きつけた桃髪の少女は喚いた。
彼女の名前は桃川天音。魔法少女である。
元は魔法サービスの防衛魔法少女課に所属していた。
が、先程辞めた。
「っよし!!これで自由だ!!!!!」
喜び自身の家で飛び回る天音。
よほど辞められたのが嬉しかったのだろう。
「これから何しようか…お花屋さん?パティシエもいいかも!」
これからの生活を考える彼女は、封筒を叩きつけた時より数倍心が軽いように見えた。
……数時間前。
桃川天音が封筒…辞表を叩きつけた時である。
最初のように、彼女はこう言った。
「無理!!私もう無理!魔法少女やめる!!」
泣きかけで喚く彼女は可愛げのある顔をもってしてもはしたないと思われる他なかった。
「…そう言われてもねぇ。こっちも人手不足なの。」
魔法サービスの社長…ミリはそう言った。
ミリが本名なわけではないらしいが、本名を公開する気もないらしい。
「いーや無理やめる!!!やだ!!!!」
天音はミリと顔を近づけ鼓膜を破る勢いで叫んだ。
「残業、労働、残業!!もう無理疲れた!!」
「はぁ…」
ミリは知ったこっちゃないという顔で呆れながら顔をそむけた。
「…じゃあいいわ、好きにしなさい。」
「ほんと!?!?!?」
食い気味の天音。よほど嬉しいのだろう。
「…できるならね。」
「って、もういない…」
ミリの意味深な言葉を聞く間もなく、天音は社長室から出ていった。
「ふんふふ~ん♪」
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桃川天音は寮から出ていくための荷造りをしていた。
そう、魔法サービスは寮なのである。
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わざわざ取り出したキラキラの物たちをタンスにしまう。
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