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第20夜 とばっちり
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私は小さい頃からよく金縛りにあっていました。けれど、幽霊を見るわけでもないので怖いと思うことはなく、そのまま寝てしまうのもいつものことでした。
その夜もいつものように金縛りにあっていました。
次の日が高校の期末試験だったので、早く眠ってしまいたいなぁと思っていました。
しかし、なかなか金縛りは解けず、眠ることもできませんでした。
いつもとは違う雰囲気に恐怖を感じはじめた頃、お腹の上あたりに何かの気配を感じました。
身体は動きませんが、眼球だけは何故か動かせたので、気配のある方に目を向けました。
黒っぽい大きなものが天井からぶら下がって、ゆらゆらと揺れていました。
私は、ついに幽霊を見てしまった!と思い、逃げようと必死に身体に力を入れましたが、少しも動けません。
すると、黒い塊はゆらゆらと揺れながらだんだんと私の顔の方に近付いてきました。
近付いてくると、その黒い塊の正体がわかりました。
それは首を吊っている男性でした。
私の顔の上まで来た時、その男性と目が合いました。
悲しみ、怒り、様々な負の感情が混じった瞳をしていました。
私は、その瞳を見つめながら気を失いました。
意識が戻った時には朝になっており、男性の幽霊もいなくなっていました。
私は服を着替え、朝食を取るためにリビングに行きました。
リビングには兄がいて、テレビを見ながら朝食を食べていました。
兄は私を見つけると
「聞いてくれよ。昨日の夜、幽霊見たんだよ」
と興奮気味に言ってきました。
「寝てたら急に金縛りにあってさ、やばいなーって思ってたら女の幽霊が俺の上で首吊ってんの!」
私は兄の発言に驚愕しました。
兄の部屋は私の部屋の隣にあり、隣り合った部屋で2人同時に心霊現象にあっていたのです。
私は兄に昨夜の出来事を話しました。
すると兄は突然
「ごめん!」
と謝りました。
「何が?」
と私が訊くと、兄は呑気に言いました。
「昨日の夜、友達と心霊スポット行ったんだよ。夫婦が首吊り自殺したって噂の廃墟に。連れてきちゃったみたいだなー」
その夜もいつものように金縛りにあっていました。
次の日が高校の期末試験だったので、早く眠ってしまいたいなぁと思っていました。
しかし、なかなか金縛りは解けず、眠ることもできませんでした。
いつもとは違う雰囲気に恐怖を感じはじめた頃、お腹の上あたりに何かの気配を感じました。
身体は動きませんが、眼球だけは何故か動かせたので、気配のある方に目を向けました。
黒っぽい大きなものが天井からぶら下がって、ゆらゆらと揺れていました。
私は、ついに幽霊を見てしまった!と思い、逃げようと必死に身体に力を入れましたが、少しも動けません。
すると、黒い塊はゆらゆらと揺れながらだんだんと私の顔の方に近付いてきました。
近付いてくると、その黒い塊の正体がわかりました。
それは首を吊っている男性でした。
私の顔の上まで来た時、その男性と目が合いました。
悲しみ、怒り、様々な負の感情が混じった瞳をしていました。
私は、その瞳を見つめながら気を失いました。
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