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第一章 災害からの脱出
第6話 帰還
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「あ お帰りなさいトガさん…ほかの方たちは?」
ミナさんが不安げな顔で質問してくる。
「それは……」
言葉が出てこない……なんて説明すればいいのか……
「そのことについては、私が皆さんに説明します。」
「あの~どちら様ですか?」
「申し遅れました。私は世界樹対策課の ハイノメ ユミ と申します。」
周りの空気がざわつく……
「おいおい、世界樹対策課ってなんだよ。てか、あんた政府の人間か?どうも見えないが…」
一人の男性が、彼女に対して問いかけた。まあ、こんな厳ついマスクしてたらそう思っても仕方がない。彼女も慣れているのか特に気にすることもなく説明し始めた。
「まず、他の方たちですが皆さんお亡くなりになられました。」
!!? い、いきなりすぎないか!?みんな鳩が豆鉄砲を食ったようになってるぞ!
まあ、ぼくも事件の記憶がなくなって彼、女からそう聞かされた時は同じ反応をしたけど。
「な!何があったんだ! ただの暴漢とかじゃないのか?」
「そうだ 警官と自衛官もいたんだろ?」
「はい 人間相手なら対応できたでしょう。しかし、相手が化け物だと話が変わってきます。」
その言葉を放った瞬間、二度目の豆鉄砲を食らったのか、みんな固まってしまった。
「ばけもの?」
「はい 世界樹から発生した異界生物。我々はこの生物を ゼノ と呼んでいます。」
ハイノメの説明が終わった後は、悲惨なものだった。暴れだす者、泣きじゃくる者、 少しずつ復興が進んでいた最中、わけのわからない問題が増えたんだ。仕方がない……
ああ、一昨日から続いたこの事件、人間の仕業ならどれだけよかったことだろう…… いや、そしたらぼくは生きてないかもしれないんだよな……
触手の化け物に殺された後、ハイノメと会い、彼女は僕の身体のことについて説明してくれた。
「あなたはおそらく感染したのよ。」
「感染?」
「ええ そして上手く適応できた。ここ最近あなたみたいな感染者が増え始めているの。私たちはこのことを ザブ と呼んでるわ。」
「ざ……ぶ?」
「 ザブ そして適応できたものを 能力者 と呼んでる。あなたや私のように、まったく見た目に変化がないのはラッキーなのよ」
「はあ……ん? あんたも能力者なのか?」
「ええ まあ呼び方は能力者でも新人類でも何でもいいけど……。あと、あんたじゃない 私の名前は ハイノメ ユミ 」
なんか、偉そうだなたぶん年下のくせに……
まあ気持ちを押し殺して、話を進めないと、
「ぼくみたいに蘇ったりするのか? というか死なない身体? になるのか?」
「傷の治りはかなり早いけど、あそこから元に戻ることはできないわ! まあそれ以外にもあることができるけど」
「あること?」
「まあ、近いうちに知ることになるでしょう。これから長い付き合いになるわけだし。」
「長い付き合い? まだあって間もないのに結婚だなんて……」
「違うわ!」
下らないノリに乗ってくれた。意外といい人なのかもしれない。
「あなたはこれから世界樹対策課に入ってもらう。拒否権はないわ!」
「なに!」
「そして私の後輩になるの!」
マスク越しでもわかる 彼女のニチャリ顔が……
ミナさんが不安げな顔で質問してくる。
「それは……」
言葉が出てこない……なんて説明すればいいのか……
「そのことについては、私が皆さんに説明します。」
「あの~どちら様ですか?」
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一人の男性が、彼女に対して問いかけた。まあ、こんな厳ついマスクしてたらそう思っても仕方がない。彼女も慣れているのか特に気にすることもなく説明し始めた。
「まず、他の方たちですが皆さんお亡くなりになられました。」
!!? い、いきなりすぎないか!?みんな鳩が豆鉄砲を食ったようになってるぞ!
まあ、ぼくも事件の記憶がなくなって彼、女からそう聞かされた時は同じ反応をしたけど。
「な!何があったんだ! ただの暴漢とかじゃないのか?」
「そうだ 警官と自衛官もいたんだろ?」
「はい 人間相手なら対応できたでしょう。しかし、相手が化け物だと話が変わってきます。」
その言葉を放った瞬間、二度目の豆鉄砲を食らったのか、みんな固まってしまった。
「ばけもの?」
「はい 世界樹から発生した異界生物。我々はこの生物を ゼノ と呼んでいます。」
ハイノメの説明が終わった後は、悲惨なものだった。暴れだす者、泣きじゃくる者、 少しずつ復興が進んでいた最中、わけのわからない問題が増えたんだ。仕方がない……
ああ、一昨日から続いたこの事件、人間の仕業ならどれだけよかったことだろう…… いや、そしたらぼくは生きてないかもしれないんだよな……
触手の化け物に殺された後、ハイノメと会い、彼女は僕の身体のことについて説明してくれた。
「あなたはおそらく感染したのよ。」
「感染?」
「ええ そして上手く適応できた。ここ最近あなたみたいな感染者が増え始めているの。私たちはこのことを ザブ と呼んでるわ。」
「ざ……ぶ?」
「 ザブ そして適応できたものを 能力者 と呼んでる。あなたや私のように、まったく見た目に変化がないのはラッキーなのよ」
「はあ……ん? あんたも能力者なのか?」
「ええ まあ呼び方は能力者でも新人類でも何でもいいけど……。あと、あんたじゃない 私の名前は ハイノメ ユミ 」
なんか、偉そうだなたぶん年下のくせに……
まあ気持ちを押し殺して、話を進めないと、
「ぼくみたいに蘇ったりするのか? というか死なない身体? になるのか?」
「傷の治りはかなり早いけど、あそこから元に戻ることはできないわ! まあそれ以外にもあることができるけど」
「あること?」
「まあ、近いうちに知ることになるでしょう。これから長い付き合いになるわけだし。」
「長い付き合い? まだあって間もないのに結婚だなんて……」
「違うわ!」
下らないノリに乗ってくれた。意外といい人なのかもしれない。
「あなたはこれから世界樹対策課に入ってもらう。拒否権はないわ!」
「なに!」
「そして私の後輩になるの!」
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