仮想現実・夢見る少女

神城 リーナ

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2章。仮想現実

8.仮想現実「出会いはド最悪」

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9月にはいったと言ってもまだめちゃめちゃ暑い。
この時間に出てきたからまだ、このくらいの暑さで済んでいると思うと普段道理に家を出たら耐えられないんじゃ?って思ってしまう。

だからちょっと得した気分かも!!
でも透けブラにはビックリしちゃった。
気づかなければ良かったかも!!

私もああやって下着が透けてると思うと超~~恥ずかしい。

でも人間って不思議・・・
気にしなければ、凄い格好でも恥ずかしくないんだから!!
私は駅への道をキョロキョロとそんな人間観察をしながら歩いていった。

私の姿を見たら多分挙動不審に見えちゃってたかも。


駅の前まで歩いてくると流石に多くの人が駅の構内に吸い込まれてゆくように入っていってる。
私もその後に続いて雑踏の中に紛れ込み電車へと向かって歩き出す。
普段の時間とくらべて早く出た分駅の構内の人は少ないよう。

私は一番前の車両に乗り込み一番前の窓際に立って出発を待つ。
程なく電車が駅の構内を出てゆく。
一番手前の車両に乗ったのは始めて!!

今まで一番後ろの車両に乗って窓際に立ってってのが定番だったから、ある意味、前方が見える位置に立って景色が移り変わる様を見るのはある意味感動かも!!

『今日良い事あれば良いな』

そう思うと、すこしワクワクしてきた感じがする。

私の家から白沢高校のある駅までは4駅ある。時間にして15分程度。
あの人良いな・・なんて思っても、内気な私は声すら掛けれない。
だた長い髪で顔を隠した髪の隙間からこっそりとその人を見つめるのが精一杯。

私の密かな楽しみ!
でも、見ているだけなんて良く考えると悲しい?だけ・・かも。

あ・・あの人もカッコ良いな~
同い年くらいかな?
そうだと良いな。

何処の高校だろう?
私達の高校の制服とは違うみたい。
こう見てると、ますますカッコ良く見えてきちゃうな。
私の好みかも!!

う・・でも隣の女の子と楽しそうにおしゃべりしてる!!
男の子と同じ制服みたいだから同じ高校なのかな?

あ~~あ~また失恋か~~。
失恋?
イヤイヤ、告白も何もしてないんだからこれは失恋とは言わないんじゃ?
こんな事を何度繰り返して来た事だろう・・・

あ・・アナウンスだ!!
もう着いちゃうんだ!!
カッコ良い男の子に気を取られてて、もうちょっとで聞き逃す所だった

まだ停車はしてないけれど私は出口の電車のドアの前へと人をかき分けて進む。
電車が止まるとドアが開いて、私は人の波に乗って駅の構内へと自動的に排出されてゆく。
この降りる時が一番緊張するのよね。

内気な私は人混みが苦手で、長く人混みの中に居ると気分悪くなっちゃうの!!
だからギリギリで一気に出口に向かって突入しなきゃいけない訳!!

私が構内に出たと同時にプシューとドアが閉まり、電車は次の駅へと走り出していった。
何とか今日も無事に降りれた!!

駅の前は十字路の交差点になっていて、普通のサラリーマン達はビル街のある駅を出てすぐ左手の歩道を歩いてビル街へと流れてゆく。
私達白沢高校へゆく人達は十字路の交差点を真っ直ぐに進んでいかなければいけない。
この時間はまだ朝早い為に学生達は疎らだ。

今白沢高校へ行く真っすぐの信号機は赤!!
もう直ぐ左右の歩行者用信号機が青の点滅を始めた。

もう直ぐ信号が変わる!!

『ラッキー』

此処の信号って結構長いのよね!!
左右の信号が黄色に信号が代わりそして赤に変わる!!

私は手前の信号機が青になると同時に横断歩道に飛び出した。

「私がいっちば~~ん!!」

そう呟いた瞬間

「キーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」

十字路交差点に車のブレーキ音が響いた!!
その方向を見ると向こうは赤信号のハズなのに、赤いスポーツカーがタイヤから煙を上げながら私目掛けて突っ込んできている。

『跳ねられる!!死んじゃうのかな?それも良いかも!!』

私が覚悟を決めた瞬間、私の体に後ろから衝撃が走り私は跳ね飛ばされた。
私の体の横を赤のスポーツカーが掠めて通り過ぎてゆく。

そして私は・・・同じ制服を来た男の子に体を抱き抱えられて空中を飛んでいる。
そして派手に横断歩道の路上の真ん中にお尻から『ドンッ』と着地。

うう~~いた~~い!!

私を掠めていった赤いスポーツカーは、反対車線の車に突っ込んで

「ドーン」

と言う音と共に大破。

私はと言うと・・・

私を抱き抱えて着地したはずの男の子は・・
何と・・

何と・・



な~~~~んと~~


私のスカートの中に頭を突っ込んで、私の真っ白のショーツに顔を埋めてもがいている。
私は、彼の藻掻く息が私のあそこにかかって思わず・・

『ああ~~っ』

とあられもない声を上げていた。
思わず私はその感覚に両足で彼の首を挟んでしまう。

尚も彼の荒い息があそこにかかる・・
私は生まれて初めて、男の人に一番恥ずかしい所に顔を押し付けられているのだ。
そして男の人の荒い息を恥ずかしい所に吹きかけられている。

生まれて初めての経験?に私は悶え・・
不覚にも感じてしまう。

こんな気持ちいいのは初めて・・

でも恥ずかしい~~~!!
そう思った瞬間
『あ~~~~~~~~~』

私は一気に逝ってしまうと同時に力いっぱい両足で彼の首を締め上げてしまった。

『ゴキッ』

鈍い音と共に彼の動きが止った。
私は逝った後の力の入らない体に鞭打って、私のスカートの中でのびている彼を抱き起こして抱き抱えた。

運の良い事に、皆は跳ねられた私達よりも、私達の横を通り過ぎ反対車線の車にに突っ込んだスポーツカーの方に気を取られている。

反対車線の車に突っ込んだスポーツカーは黙々と黒煙を上げながら真っ赤な炎に包まれていたからだった。

つづく・・・
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