仮想現実・夢見る少女

神城 リーナ

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4章.波乱

55.お泊り「お風呂乱入」

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シャワーのお湯の流れ落ちる音が続くお風呂場のドアを開けた瞬間・・
流れ落ちるシャワーの下でアリーシャと詩織さんは二人抱き合って唇を重ね合っていた。
私のメガネを外した目でも二人のくちびるが重なり合っているのがぼやけながらでも見えている。

『ヤッパリ、アリーシャが詩織さんに向かって愛してるって言ってたのは本当だったんだ・・でも女の子同士なのに・・』

私の心の声がそんな風に聞こえて来る。

アリーシャと詩織さんはシャワーの中で抱き合って、愛し合っているせいなのか私に気づかないまま・・だ。
このままじゃ私・・

『覗き魔』

だよ・・と思い、二人のそんな行いに気づかない振りをして
「アリーシャ~詩織さん~私も一緒にお風呂入って良いよね~」

そう二人に声を掛ける。

2人は驚いて離れた瞬間
「咲~~!!何でお風呂に入ってきてるのよ!!」
そんな第一声が詩織さんの口から飛び出してくる。

「女同士だから良いでしょ?」

私の口からは、そんな言葉が自然に出ていた。
自分でも・・2人が愛し合っている真っ只中に乱入してふたりのが抱き合ってキス・・している所目撃したにも関わらず落ち着いている自分にビックリ!!

『予想通り』
だったから?だけじゃないような気がする。


「咲・・ま・・まずいわよ!!」
詩織さんは相当に慌てた様子で私に向かって叫んでる。
それに相当に困ってる?ぽい口調・・??

詩織さん、女の子同士なのにどうしてそんなに焦ってるのかな?

「何がマズイの?」
私がかけた言葉に詩織さんは

「だって・・・」
と言いかけて、アリーシャの方を見て言いかけた言葉を止めてしまう。

私はそんな詩織さんを見て

『クスッ』

と思わず笑った後

「詩織さん何か変!」

そう言った瞬間に詩織さんとアリーシャに向かって歩きだした。


私が一歩足を進めたその瞬間に





『ツルッ』



「キャーーーーーーーーーーーーー」


私が上げた悲鳴が狭いお風呂場に木霊する。
私は足を滑らせてお風呂の床に体ごとダイブ・・・・・・



『転けちゃう』

そう思った瞬間・・
私はアリーシャの豊満な胸に抱き締められていた。

『いつの間に!!私はアリーシャに抱き締められちゃったの?其れ共此れは夢?』

普通ならあの距離では絶対に私を抱き締めるなんて無理!!

絶対にどう足掻いても無理!!



「咲~~~~何、お風呂でお約束ヤってんだよ!!」


アリーシャに思いっきり私は叫ばれていた。
私はその声に我に帰った途端に全身の力が抜けて

『ズルッ』

とお風呂場の床に私は体ごと落ちてゆく。



そんな私の体をアリーシャは予想していたかのように支えてくれる。
私も慌ててアリーシャの体を無我夢中で掴んでいたみたい・・・

「咲、何処掴んでるんだよ!!その手・・離してくれないかな」

アリーシャは顔を真っ赤に染めながらそう私に告げてくる。
そんなアリーシャの恥じらっている表情を見て私は不覚にも

『ドキッ』

っとしてしまう。
こんなアリーシャの色っぽい表情初めて!!
そんなアリーシャの色香に私は一瞬で落ちてしまいそうになる。

私はアリーシャのその言葉に・・・
やっと、私はアリーシャの体を握っている事に気がついて

『ニギッ』

再度、握った物をもう一度握り直して確認してしまう。


「お・・・」

私は驚の余り、そこまで出かかった声を飲み込んだ。

つづく・・・
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