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まだ普通の日常
そういえばそう あともう少しなのに
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あーめんどくさい。
ぶつぶつと言いながら、俺は新しい制服のブレザーに袖を通す。
「もうホント借じらんない」
鬼のような形相で俺を見ながら、星夜が怒鳴る。
「まぁまぁ、守龍はいつもこんなんじゃねぇか」
さっきまで、床を転げ回って笑っていた剣斗が星夜をなだめる。
そんな二人を見つめながら、俺は俯く、初めてつけるネクタイに少し戸惑う
俺はどうあがいても星夜や剣斗には追いつけないということが頭に浮かぶ
「みいちゃん…」
剣にも星夜にも聞こえないように小さな声でつぶやく.
剣と星夜はまだ痴話喧嘩をしている。
誰かが階段を駆け上る音が聞こえる。
ドアが勢いよく開けられた.
「しゅーちゃん起きてるー???」
大きな声で少しつまづきながら、可愛い女の子が俺の部屋へ入ってくる。
木森未来 みいちゃんだ。
俺の部屋が、まるで天国のごとく明るくなる。
みいちゃんが手に持った紙袋から、大きな箱を出す。
「はい。しゅーちゃん!高校入学おめでとう」
みいちゃんの手には絆創音がたくさん貼られている
みいちゃんは料理があまり得意じゃない
「ありがとう。みぃちゃん、おれんちの祠に入れて大切に祀るよ」
みいちゃんの絆創膏だらけの小さなかわいい手をそっと握りながら言う
「ちょ、あんた、目がマジなのよ」
若干、後ろにいる星夜の視線が冷たいような気もする。
そんなものは、愛の力で覚醒している俺は少しも傷つかない
「しゅーちゃんのうちのほこらはだめでしょ。あそこは大事な龍神様の水晶が入ってるんだから、こんなの入れちゃだめだよ」
すこし困った顔をしたみぃちゃんは俺の言葉にそんな事をいう。
みいちゃんも高校の制服を着ている俺とは違って、一年着てほんのすごしだけくたびれた制服だ。
少しだけ。
また、俺の気持ちが沈んだ
「どうしたの、しゅーちゃん?高校行きたくないの?」
俺の気分が沈んだのに気づいたのか、更に困った顔をする俺は少し笑って首を横に振る。
俺はどうして、1歳下なんだろう
みいちゃんとたった一日違うだけなのに
ぶつぶつと言いながら、俺は新しい制服のブレザーに袖を通す。
「もうホント借じらんない」
鬼のような形相で俺を見ながら、星夜が怒鳴る。
「まぁまぁ、守龍はいつもこんなんじゃねぇか」
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そんな二人を見つめながら、俺は俯く、初めてつけるネクタイに少し戸惑う
俺はどうあがいても星夜や剣斗には追いつけないということが頭に浮かぶ
「みいちゃん…」
剣にも星夜にも聞こえないように小さな声でつぶやく.
剣と星夜はまだ痴話喧嘩をしている。
誰かが階段を駆け上る音が聞こえる。
ドアが勢いよく開けられた.
「しゅーちゃん起きてるー???」
大きな声で少しつまづきながら、可愛い女の子が俺の部屋へ入ってくる。
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「はい。しゅーちゃん!高校入学おめでとう」
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みいちゃんは料理があまり得意じゃない
「ありがとう。みぃちゃん、おれんちの祠に入れて大切に祀るよ」
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「ちょ、あんた、目がマジなのよ」
若干、後ろにいる星夜の視線が冷たいような気もする。
そんなものは、愛の力で覚醒している俺は少しも傷つかない
「しゅーちゃんのうちのほこらはだめでしょ。あそこは大事な龍神様の水晶が入ってるんだから、こんなの入れちゃだめだよ」
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みいちゃんも高校の制服を着ている俺とは違って、一年着てほんのすごしだけくたびれた制服だ。
少しだけ。
また、俺の気持ちが沈んだ
「どうしたの、しゅーちゃん?高校行きたくないの?」
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