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珈琲店で出す紅茶は誰が為に
アップルパイを作る理由
しおりを挟むトントンと包丁でリンゴを刻んでいく。
アップルパイを作るために一番大事な要となる材料だからこそ、丁寧に刻まないといけない。
輪はカフェのキッチンでいつものように下準備をしていた。いつもなら、藍の笑顔を思い浮かべながら楽しい気分で作れるのに、今日ばかりはそうはいかない。昨夜、藍が言った言葉が脳裏に浮かぶたびに、胸が息苦しくなる。
『俺がこんな彼氏もできない男みたいな女を好きになるわけないって。当然だよね・・・。身長もでかくって、婚約者から見れば恥ずかしかったんだろうなって今ならわかるよ・・・哲朗と別れた時みたいな感じだよね。』
あっちもずっと覚えていたのだろうか、俺がずっと忘れられなかったように。
忘れる訳ない。忘れられる訳がない・・・だって、片想いしていた彼女と話せなくなったきっかけになった出来事だから。
あの頃の俺はどうしようもなく子どもだった。
・・・藍のことは昔から好きだったし、付き合いたいとも思っていた。だけれど、身長の差を考えると告白できなかったし、周りも身長差やら付き合えやらいろいろと揶揄ってきてうるさかったから、どうしても自分からは言い出せなかった。
あの日は藍がアップルパイを作ったからとみんなに配っていた。あいつはアップルパイが大好きでよく作ってみんなにも配っていたから、その延長で俺のところにきたということもわかっていた。だのに、俺は周りから揶揄われるのを嫌ったというだけで、アップルパイを叩き落とし、持っていたペットボトルを振りかけて傷つけた。
『お、俺がこんな彼氏もできない男みたいな女を好きになるわけない!』
我に返り、後悔しても後の祭り。それ以来、あいつは一切俺に近寄らなくなった。周りも空気を読んでか、気まずくなったからか、何も言わなくなったけれど、それであいつとの関係が修復されるわけじゃない。
それでも、ずっとずっと彼女への恋心を捨てられなかった。
誰と付き合おうとも、遊ぼうとも、心の中にずっと彼女がいたことに自覚はあった。だからこそ、大学の時に付き合っていたエリカに誘われて入ったサークルに藍がいて、彼女と何十年ぶりに会話ができたことを幸運だと思った。
(まぁ、・・・エリカと知り合いだとは思わなかったから、引き合わされた時はマジでびっくりしたけれど。)
「え、2人とも知り合いだったの?」
「佐野君とは小さい頃からずっと同じ学校だったのよ。」
「あ、ああ。藍とはクラスも同じだし、家も近かったからな。」
「えっ、それって、幼馴染ってことじゃん。なんで言わなかったのよー!!」
「幼馴染っていってもね・・・あまり話さないし、付き合いは浅かったしねー。」
ねぇ?と、同意を求めて話しかけてくる藍に、これはチャンスとばかりに思わず言葉が出てしまった。
「ああ、でも、エリカもいるし、これからはいろいろ話せるよな?」
目を丸くした藍の顔は未だに覚えている。だけれど、拒否反応がなかったので、それをいいことにいろいろと話しかけた。
・・・エリカとの付き合いは正直、藍との関わりが無ければ、続ける気はなかった。いろいろあって、エリカに藍への恋心がバレた時は脅迫されたけれど。
(あの女、マジで最悪だったし、別れるのも一苦労だった。そういや、別れた後も散々迷惑かけられたな・・・最悪な動画まで藍に見せやがって。)
元彼女のエリカに対する苦労を思い出してしまうと苦々しくなる。
これ以上は考えまいと頭を一振りした輪は、パイ生地を作り、リンゴをそこに流し込んでいた。リンゴの一切れが薔薇の花びらになるようにときれいに丁寧に詰めて重ねて、カップケーキのように一つ作ったらまた一つ詰めて重ねて・・・と作業を繰り返していった。
(アップルパイを薔薇のように仕上げた理由に藍は気づいていただろうか。)
薔薇の花言葉が“あなたを愛してます”という意味だと知った時から、バラの花の形になるようなアップルパイを作り続けてきたし、藍にも渡してきた。
だけれど、藍が嬉しそうに食べる様子からして、きっとあれは・・・
「・・・ぜってぇ、気づいてねぇな。もし、気づいていたなら昨日みたいに拒否反応を出していたはずだ。うん、今なら断言できる、アイツは絶対、気づいていなかった!!」
藍が食べる様子を思い出したのか、輪はぶつぶつと呟きはじめた。文句をいいつつも、毎回嬉しそうに笑いながら食べている藍を思い出すと、もう何も言えなくなる。
「・・・お前が卒業文集に書いたんだろうが、将来はカフェを開いて、大好きな紅茶と手作りのアップルパイを出してお客さんに喜んでもらいたいって。」
最初は、普通のカフェにしようと思ったのを止めたのは、いろいろとデメリットとメリットを秤にかけた結果だ。
コーヒー専門店であれば、甘いものを好む元彼女や煩い女どもは来ないだろう。
それに、専門店であればにわかな客は来ないから、お客の数もぐんと減る。
そうなれば、もし彼女が来た時にゆっくりと会話ができるかも知れない。
・・・事実、今のカフェに来るのは本当にコーヒーを好む客だけ。ごくまれに普通の客も来るけれど、そんなに多くないから、藍とゆっくりとしゃべることもできた。
(藍も来やすかったのだろう、いろいろと会話することも増えたし。)
ようやくアップルパイの完成型ができた。あとはオーブンに入れるだけだというところで、輪は背伸びをした。あと一息だと肩を叩きながらカウンターや客席を眺めた。ぼんやりとしていた時、ノックの音が聞こえた。
・・・輪の知る限り、閉店中と看板があるにも関わらず、律儀にノックをする人間はたった一人だけだ。恐らくその人だろうとあたりをつけた輪はため息をついた後、ドアの方に声をかけた。
「・・・開いているから入ってこいよ、良和兄貴。」
やはりというかなんというか、入ってきた人間は、輪にとってとてもよく知る人間であり、今は苛立ちの対象でもあった。仕事帰りなのだろう、スーツを着て、眼鏡をかけたその知的な人物は穏やかな笑顔を浮かべていた。
輪はその笑顔を見るたびに、秋良の顔を思い浮かべてしまう。あの飄々とした兄貴と本当に二卵性とはいえ、本当に双子なのかとついつい考えてしまう。
だが、良和は眉間に皺を寄せる輪をよそに、紙バッグを取り出して仕入れてきたというコーヒー豆をいろいろと出してきた。
「ほら、今回も頼まれたコーヒー豆を持ってきたぞ?」
「なぁ、なんで言ってくれなかった?俺が藍と婚約していたこととか、今は兄貴が婚約者だとか。」
「ははは、父さんは何度もお前にちゃんと言おうとしていたじゃないか。それをお前が好きな子がいるから!って理由も聞かずに婚約の話を聞くのを拒否していたから言えなかっただけだ。」
「ぐっ・・・」
「大体、藍ちゃんがなんで弁当を作ってくるのか、何故お前の世話をしていたのかという色んな初歩的なことすら考えられなかったくせに何を言うのだね。」
「良和兄貴・・・!!」
こういう遠回しにとはいえ、鋭い嫌味を言うところはやっぱり秋良と双子だからだと実感してしまう。
だが、これは裏を返せば、良和なりの慰め方だとは気づいていたが、今の輪にとっては皮肉と嫌がらせにしか聞こえなかった。輪が本当に聞きたいことを悟っていたのだろう、良和は、ため息をついた後、カウンターの席に座った。
「お前は甘い。秋良を少しは見習え。あいつはすっかり本命にベタぼれだが、それでも、邪魔になるやつらを排除するだけの非情さは残っている。お前は彼氏を作られた後に動くだけのヘタレだ。動くなら最初から彼女が拒否できない状況を作るべきだった。」
「・・・秋良兄貴のはやりすぎだ。だいぶ前に元彼女を海外に飛ばして沈めたって聞いた時は、自分が好き勝手していた癖にひでぇとか思ったぜ。ってか、なんで藍との婚約を承諾したんだよ?」
「そりゃ、小さい頃から見守ってきた妹のようなものだからね。それに、佐野家が目を付けていた子に悪い虫がつかれるのも困るし。婚約者とはいっても、いわば虫よけの役割だったから強制な形ではないよ。結婚したい人ができたら解消してもいいと言ったし、彼氏作りだって好きにさせていたしね。」
「・・・佐野家が目を付けていたってことは、親父が気に入っていた?」
コーヒーを差し出した輪は、良和の言葉の端を見逃さなかった。それによくできましたと言わんばかりに微笑んだ彼は、ご褒美というように口を開いた。
「君も藍ちゃんの父君の檎山さんが父さんが信頼する部下で、幾つかの会社を任されているということは知っているだろう?」
「ああ。さすがにそれぐらいは知っている。」
「その檎山さんが、男であれば後継者にしたかったぐらいだと藍ちゃんを褒めていてね。気になった父さんが在宅でいいから仕事をやってみてほしいと仕事を任せたらこれが大当たり。だから、藍ちゃんを佐野一族に迎え入れたいって思ってはいただろうね。」
まあ、お前が自らぶち壊したから婚約させた意味もなかったけれどね。と付け加えながらコーヒーを飲む良和に対して、輪は苦々し気だったが、先ほど前の怒りはすでに消えている。それでも、納得がいかないとばかりにもう一つと質問を投げた。
「じゃ、やっぱり名ばかりの婚約だったわけか。いやそれは解るとしても、なんで藍の彼氏作りを認めたんだよ。ちっとも虫よけになっていないじゃないか。」
「理由は2つ。1つはお前の危機感を煽ってお前の方から動くようにするため。」
「・・・・・・もう1つは?」
「藍ちゃんが自分に女性としての自信を持てていない様子だったから。」
「・・・・自信?」
「お前が言った言葉はね、お前が思っている以上に彼女を傷つけているよ。」
良和の言葉に思い出したのは、あの時の言葉。その言葉を思い出した輪はカウンターから出て良和の隣の席に座りだした。
「俺が言った言葉のすべてに傷ついたとは思う。藍は、その中でも特に彼氏もできない・・っていう部分を気にしていたってことか?」
「少し違うな。何故、藍ちゃんがお前の女性歴を知っていたと思う?」
「・・・そりゃ、俺が付き合ってきた女どもが言いふらしていたからだろ?」
「そう、当時お前が付き合っていなかったし、傍にいなかったにも関わらず、藍ちゃんは聞いている。つまり、お前の歴代の彼女達はお前の本命に気づいていたからこそ、わざと聞かせていたということだ。それこそ、藍ちゃんが嫌になるぐらいねちねちと厭味ったらしく言っただろうな。」
良和の言葉の意味にようやく気づいた輪は目を見開いた。確かに藍は異常なほど輪の彼女歴に詳しかった。大学で出会うまで一切会話がなかったのに。
ふと、思い出したのはー藍の言葉の端々。
『え?当然、輪の相手だったお姉さんからの情報だよ。』
『あんたと別れた後に、エリカちゃんが自分で記念にって隠し撮りした動画と写真をタイムラインで公開してたよ。別れた記念に永遠のメモリーファイルをさらしまぁす☆とか言ってさ。』
「つまり、藍は俺の元彼女達から嫌がらせを受けていた!?」
「おそらく、元彼女達だけではないはずだ。お前に好意を持っていた女達からも多分やっかまれていただろうな。」
「・・・っ・・・・」
「ちなみにお前の元彼女のエリカとやらもわざと藍ちゃんを傷つけるために意図的に写真や動画を流したのだろう。まぁ、お前のわかりやすい本命への好意に気づいたからだろうが、それが本人である藍ちゃんに伝わらないとあっては意味がない。だから、さっさとプロポーズなり告白するなりしろと言ったのに。」
色々と自分が気づいていなかったことに気づかされた輪は呆然とするが、それに追い打ちをかけるように良和が言葉を続けた。
「ああ・・・そうそう、本題を忘れるところだった。結納日が一ヶ月後に決まったから。」
「・・・はぁ!?????」
輪にとっては思わぬ爆弾発言だ。その結納日とやらが誰の結納かなど聞かずともわかったのか、大声がでてしまった。
「ど、どうして!」
「昨日の夜、藍ちゃんから電話があってね。もう彼氏づくりに飽きたと。だから、結婚に向けて結納の計画を進めてほしいと連絡があった。早くしてほしいというのをなんとかなだめて、結納日を一ヶ月後にしたのだよ。突然言われて驚いたのだが、告白でもしたのか?」
「告白したけれど、振られたというか、告白自体を無効化されたというか。」
目を泳がせる輪に呆れる様に首を振った良和はニヤリと笑みを浮かべている。その笑みは、この場にいないはずの秋良を思い出させた。良和が言わんとするところを悟った輪は、渋々と頷いた。
「情けないな。これが秋良なら、今頃ストーカーにもなる勢いでどんな手を使ってでも、彼女の家に入りこんで延々とアプローチしているところだ。まさか佐野家の家訓を忘れたわけではあるまい?」
「・・・・解ってるよ、本気で惚れた奴は何としても全力で落とせ、だろ?」
「そして?」
「そのために邪魔になるようなものは例え誰であろうとも一切切り捨てて排除しろ・・・。」
「その家訓を忘れていないのならば問題はないな。」
満足したようにコーヒーカップをおいてごちそうさまと言い捨てて出ていく兄を見送った後、輪は忌々し気に呟きながらコーヒーカップを片付けた。
「・・・一ヶ月後がタイムリミットってことかよ。」
洗い終わった後、アップルパイの仕上げの方へ戻ろうとキッチンの方へと入っていく。置いておいたパイ生地を皿へのせてオーブンのスイッチをいれた。
パイ生地がオレンジ色の光に照らされる様子をオーブンの窓から眺めながら思いを馳せた。
(・・・あの日、食べられなかったアップルパイはどんな味だったのだろうか。)
こうして自分でアップルパイを作るようになったのも、あの時以来だ。
藍と同じ味は無理でも、少しでもそれに近づけたらと思ったから。このアップルパイをきっかけに、俺は藍の好物をどんどん作るようになっていた。お陰で、このカフェで藍の前に差し出せるほどには腕は上達したと思う。
(藍に初めて食べてもらった時はドキドキしたけれど、美味しいって言われて嬉しかったのを覚えている。)
きっと彼女は知らない。カフェを開店すると決めた時から、絶対にアップルパイを食べてもらおうと決めていたことなんて。
あの日の償いというわけじゃないけれど、ずっと忘れられなかった。
あの床に落ちたアップルパイとこぼれた紅茶。
どうしてもあの日のことを思い出してしまう。
やり直せたらと思ってももう元に戻らない。
だから、せめていい思い出に変えたくて。
(あの時にボロボロにしてしまったアップルパイをどうしても忘れられない。)
だから、アップルパイを作り続けていた。
(だけれど、藍は傷ついていて、俺の意図が全然伝わっていない。それでは意味がない。だから、動けと・・・。)
兄はそのことを伝えようとわざわざカフェに来たのだろう。今回は頼んでもいないコーヒー豆を態々(わざわざ)持ってきてまで。
兄のわかりにくい優しさにため息をついた後、自分の頬を両手でバシッと叩く。
その目に宿るは決意。
「ったく、俺も曲がりなりにも佐野家の三男だ。秋良兄貴の真似は嫌だけれど、あがきにあがきまくってやるよ。」
(惚れた女は絶対に手に入れる。例え、俺自身が邪魔モノであろうとも。)
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