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第三章 まさかの裏切り
大きな謎の魔法陣
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先ほどの喧嘩で火がついたのか、本格的に戦闘が始まっていた。
ガーネットは純白な魔法陣を展開し、魔央に向かって炎を繰り出す。
魔央はそれを難なく避けると、黒い光の槍をたくさんの小さな欠片に変化させ、ガーネットに向かって一斉に投げる。
結衣の――天使モードの眼ですら追いつくのがやっとの状況。
それを、当の二人は平然とやってのけている事実に、結衣は驚愕を隠しきれない。
(これが、二人の本当の力……)
ガーネットは、魔法のステッキとして結衣に力を与えていただけにすぎないのだと感じさせるほどの圧倒的な魔力。
魔央は、魔力量ではガーネットに劣るものの、圧倒的な身体能力でガーネットと互角に戦っている。
(す、すごい……)
結衣はそう思って、ただ呆然と二人の戦闘を見ることしかできない。
今ここは誰もいない孤島。
岩肌しか見えない大きな山だけがある。
本気の戦闘をするのにはうってつけの場所だ。
結衣は二人の戦闘から目を離し、ふと足元を見る。
するとそこには、土の色と同化した模様みたいなものが描かれていた。
「なんだろう……これ……」
その模様はどこまでも続いていて、際限がない。
よく見ると、魔法陣のような模様をしている。
結衣がしゃがみこんでそれに手を触れる。
すると、その魔法陣が黒々とした光を放った。
その光は柱のように一直線に天を貫いた。
「あ、あれ、あれぇぇぇ!?」
ガーネットがよくわからない悲鳴をあげ、高度を下げる。
……というか、墜落していた。
「「「なんでぇぇぇ!?」」」
三人の悲鳴が、一斉にこだました。
ガーネットは純白な魔法陣を展開し、魔央に向かって炎を繰り出す。
魔央はそれを難なく避けると、黒い光の槍をたくさんの小さな欠片に変化させ、ガーネットに向かって一斉に投げる。
結衣の――天使モードの眼ですら追いつくのがやっとの状況。
それを、当の二人は平然とやってのけている事実に、結衣は驚愕を隠しきれない。
(これが、二人の本当の力……)
ガーネットは、魔法のステッキとして結衣に力を与えていただけにすぎないのだと感じさせるほどの圧倒的な魔力。
魔央は、魔力量ではガーネットに劣るものの、圧倒的な身体能力でガーネットと互角に戦っている。
(す、すごい……)
結衣はそう思って、ただ呆然と二人の戦闘を見ることしかできない。
今ここは誰もいない孤島。
岩肌しか見えない大きな山だけがある。
本気の戦闘をするのにはうってつけの場所だ。
結衣は二人の戦闘から目を離し、ふと足元を見る。
するとそこには、土の色と同化した模様みたいなものが描かれていた。
「なんだろう……これ……」
その模様はどこまでも続いていて、際限がない。
よく見ると、魔法陣のような模様をしている。
結衣がしゃがみこんでそれに手を触れる。
すると、その魔法陣が黒々とした光を放った。
その光は柱のように一直線に天を貫いた。
「あ、あれ、あれぇぇぇ!?」
ガーネットがよくわからない悲鳴をあげ、高度を下げる。
……というか、墜落していた。
「「「なんでぇぇぇ!?」」」
三人の悲鳴が、一斉にこだました。
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