愛の記憶 / Tip of Love

ミツ

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プロローグ

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大音響と共に落ちてきた瓦礫で
あっという間もなく私の下半身は下敷きになっていた。

これは神の御心だろうか? 
神は一体私に何をしてくれたというのだ。

私は神を信じている、それは絶対だ。

だが、神は私を信じていらっしゃるのだろうか?

意識が遠のいていく。
きっと私はここで死ぬのだろう。

神の声が聞こえる、いやこれは無二の親友のアンナの声だ。

「大丈夫、きっと大丈夫よ。私が必ず助けるわ。私の大切な友達、リン」
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