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自己収縮的依存
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シン達が横浜の散策を初めて数刻。峰闇ら親衛隊が引き上げ、ライブ会場である赤レンガ倉庫の一号館へ向かう。
日は傾き、明るく照らされていた繁華街は、優しい夕焼けの光に照らされ、昼間の高揚とした気分を落ち着かせてくれる。日帰りで楽しんでいた人々にとってその温かくも優しい光は、帰るべき場所へ戻ることを促す知らせとなる。
「だいぶ日も傾いてきたねぇ~。そろそろ戻る?」
「周囲は大方見て回ったしなぁ。マキナももう一人で戦えるまでには慣れたみたいだし・・・」
「えっ!?だからって放置するのは、やめて下さいよ!?」
すっかり一人前となったマキナ。気持ち的にも余裕が出てきたのだろう。冗談を言い合えるくらいには仲も深め、いよいよとなる蒼空の思惑を探る時が、刻一刻と迫りつつある。
彼はとても恵まれていた環境だった。異変が異変であると気づき、側には戦う術を教えてくれる仲間がいて、慣れるまでの過程を共に過ごせたこと。同じ境遇の者と出会えたこと。
シン達がそういった巡り合わせを体験してきているからこそ、どこか簡単なことのように思えるが、本来そんな容易に重なる奇跡ではない。
異変とは突然訪れるもの。シンのように自宅で目覚める者もいれば、仕事中や学校、家事の最中。デート中や試験の最中であったりと、時と場所を選ばず突然訪れる。
その目覚めの時を、同じく目覚めた友好的な覚醒者に出会うなど、滅多にあることではない。
勿論、ある程度の確率を上げる方法ならある。それは大勢の人が集まる場所にいること。単純な事だ。突然異変に巻き込まれるかもしれない人々が、多くいる場所に集結すれば、それだけ同じタイミングで目覚める確率も上がる。
そして目覚めた者は大概、これは自分だけに起きている事なのかと探り始める。となれば覚醒者達も、自ずと人の多いところへ向かい、同じような境遇にある者を探そうとする。
もしそれが、見ず知らずの誰かであっても、命の危機を前にすると不思議と親近感が湧くものだ。一人の不安や恐怖は、それこそ彼が体験したようにとても恐ろしいもの。
何も分からず、何も知らずに見慣れたモンスターや愉快犯に、無抵抗で殺されていくことほど理不尽なものはない。
だが、この異変と呼ばれる現象が起こり始めてから、そういった理不尽に命を落とした者達も数多いたことだろう。誰にも知られず、誰にも見届けられず。誰からも忘れ去られ、突然その存在は世界から消滅する。
あたかも、初めから存在などしていなかったかのように。
「もう会場入りしてっかなぁユッキー」
「そりぁしてるだろ?ギリギリに来るような子じゃないもんよ」
峰闇ら親衛隊の三人が一号館の三階、ライブが行われるホールへとやって来る。会場には既に多くのファンが来ており、ライブが始まるまでのひと時を仲間達と楽しんでいる。
実際の姿ではない峰闇らには、入場の際に必要なチケットなども必要ない。列に並ぶ人達を尻目に、悠々と入場していく。
「こういう時、ちょっと悪い気ぃすんだよねぇ・・・。チケットを手に入れる大変さを知ってる分さぁ」
「その代わり、俺らがライブを守る!それでよくない?」
MAROは少し、周りのことを気にし過ぎるところがある。その代わり彼らは、ケイルの言う通り身を危険に晒してライブに支障を出さない為に、誰からも見られることなく、褒められることもないところで、陰ながら支えている。
ライブやイベントの中で、乱入してくるモンスター達を放置するとどんなことが起きるのか、それを知らない親衛隊ではなかった。
彼らも元々チームを組んでいた訳ではない。何度かライブやイベントに参加することで知り合い、共に協力して彼女を守ることを決意する。
だが、モンスターが覚醒者ではない一般人を襲うことはない筈。なのに、岡垣友紀のイベントに現れるモンスター達は、何故かステージ上の彼女を狙うような素振りを見せるのだ。
初めは彼らも、戦うことに対して恐怖心を抱いていた。守りたいという気持ちは確かに心の中にある。しかし、自分一人が向かったところで、一体何ができるのか。
大勢の前で勝手に飛び出していき、死ぬかもしれないという舞台に踏み出す勇気がなかった。勿論、それを誰かに見られる訳でもない。特異なこの身体を持ってすれば戦うこともできたかもしれない。
ただこれは、彼らの育ってきた環境がそうさせたのかもしれない。人と違う事をするということに対し、無意識に恐れを抱き、周りの行動や理念から逸脱しないようにと強調性を重んじる。
要するに、他の人と違うことをするのは良くないこと。そういった考えが、体や心に染み付いてしまい、自分だけ不足の事態に陥った時に対処できなくなってしまうのだ。
幸い、異変に目覚めても基本的な生活は変わらない。ただそこに、モンスターや異世界からの来訪者達に襲われる可能性がプラスされるだけ。より簡単に、命を落としやすくなったと言う訳だ。
尚更目立つようなことは避けるようになり、世界や周りの人達の様子を見ようと、後手に後手に回ってしまう消極的な判断しかできなかった。
そんな彼らの心を動かし、本来の自分を取り戻すきっかけになったのは、自身の生活よりも優先すべき“好きなもの“への気持ちだった。
イベントの最中、最初に動き出した人がいた。その人はWoFで見かけるような姿をしており、見えている者達からすればまるでコスプレをしているようだった。
しかし、一体のモンスターがステージ上に上がったのを見てその人は、席を飛び出し身代わりになるようにモンスターとの戦いを始めた。
周囲の人達は一切その光景は見えていない。だが、覚醒者達にはとても無視できない光景であり、アイドルを見にきたというのに、視線はそちらへと奪われていった。
結果はどうなったか分からない。果敢にも飛び出し、好きなアイドルの為に身を呈したその人は、モンスターに追われるようにしてステージ上から去っていってしまったからだ。
だが、それ以来彼の姿を見ることは無くなった。その行動に魅せられた覚醒者達は、自分と同じことの出来る人がいて、自分達が出来なかったことをやってのけたことに、強い衝撃を受けたのだった。
同じことができた筈なのに、自分は一体何をやっていたのかと。彼らはその勇姿に背中を押され、次のイベントの際に互いを認識することとなる。
前回と同じく、会場にモンスターがやって来た。そこに現れたのは、同じ現場で同じ光景を見ていた三人の男達。親衛隊を結成した、MARO、ケイル、峰闇の三人だった。
日は傾き、明るく照らされていた繁華街は、優しい夕焼けの光に照らされ、昼間の高揚とした気分を落ち着かせてくれる。日帰りで楽しんでいた人々にとってその温かくも優しい光は、帰るべき場所へ戻ることを促す知らせとなる。
「だいぶ日も傾いてきたねぇ~。そろそろ戻る?」
「周囲は大方見て回ったしなぁ。マキナももう一人で戦えるまでには慣れたみたいだし・・・」
「えっ!?だからって放置するのは、やめて下さいよ!?」
すっかり一人前となったマキナ。気持ち的にも余裕が出てきたのだろう。冗談を言い合えるくらいには仲も深め、いよいよとなる蒼空の思惑を探る時が、刻一刻と迫りつつある。
彼はとても恵まれていた環境だった。異変が異変であると気づき、側には戦う術を教えてくれる仲間がいて、慣れるまでの過程を共に過ごせたこと。同じ境遇の者と出会えたこと。
シン達がそういった巡り合わせを体験してきているからこそ、どこか簡単なことのように思えるが、本来そんな容易に重なる奇跡ではない。
異変とは突然訪れるもの。シンのように自宅で目覚める者もいれば、仕事中や学校、家事の最中。デート中や試験の最中であったりと、時と場所を選ばず突然訪れる。
その目覚めの時を、同じく目覚めた友好的な覚醒者に出会うなど、滅多にあることではない。
勿論、ある程度の確率を上げる方法ならある。それは大勢の人が集まる場所にいること。単純な事だ。突然異変に巻き込まれるかもしれない人々が、多くいる場所に集結すれば、それだけ同じタイミングで目覚める確率も上がる。
そして目覚めた者は大概、これは自分だけに起きている事なのかと探り始める。となれば覚醒者達も、自ずと人の多いところへ向かい、同じような境遇にある者を探そうとする。
もしそれが、見ず知らずの誰かであっても、命の危機を前にすると不思議と親近感が湧くものだ。一人の不安や恐怖は、それこそ彼が体験したようにとても恐ろしいもの。
何も分からず、何も知らずに見慣れたモンスターや愉快犯に、無抵抗で殺されていくことほど理不尽なものはない。
だが、この異変と呼ばれる現象が起こり始めてから、そういった理不尽に命を落とした者達も数多いたことだろう。誰にも知られず、誰にも見届けられず。誰からも忘れ去られ、突然その存在は世界から消滅する。
あたかも、初めから存在などしていなかったかのように。
「もう会場入りしてっかなぁユッキー」
「そりぁしてるだろ?ギリギリに来るような子じゃないもんよ」
峰闇ら親衛隊の三人が一号館の三階、ライブが行われるホールへとやって来る。会場には既に多くのファンが来ており、ライブが始まるまでのひと時を仲間達と楽しんでいる。
実際の姿ではない峰闇らには、入場の際に必要なチケットなども必要ない。列に並ぶ人達を尻目に、悠々と入場していく。
「こういう時、ちょっと悪い気ぃすんだよねぇ・・・。チケットを手に入れる大変さを知ってる分さぁ」
「その代わり、俺らがライブを守る!それでよくない?」
MAROは少し、周りのことを気にし過ぎるところがある。その代わり彼らは、ケイルの言う通り身を危険に晒してライブに支障を出さない為に、誰からも見られることなく、褒められることもないところで、陰ながら支えている。
ライブやイベントの中で、乱入してくるモンスター達を放置するとどんなことが起きるのか、それを知らない親衛隊ではなかった。
彼らも元々チームを組んでいた訳ではない。何度かライブやイベントに参加することで知り合い、共に協力して彼女を守ることを決意する。
だが、モンスターが覚醒者ではない一般人を襲うことはない筈。なのに、岡垣友紀のイベントに現れるモンスター達は、何故かステージ上の彼女を狙うような素振りを見せるのだ。
初めは彼らも、戦うことに対して恐怖心を抱いていた。守りたいという気持ちは確かに心の中にある。しかし、自分一人が向かったところで、一体何ができるのか。
大勢の前で勝手に飛び出していき、死ぬかもしれないという舞台に踏み出す勇気がなかった。勿論、それを誰かに見られる訳でもない。特異なこの身体を持ってすれば戦うこともできたかもしれない。
ただこれは、彼らの育ってきた環境がそうさせたのかもしれない。人と違う事をするということに対し、無意識に恐れを抱き、周りの行動や理念から逸脱しないようにと強調性を重んじる。
要するに、他の人と違うことをするのは良くないこと。そういった考えが、体や心に染み付いてしまい、自分だけ不足の事態に陥った時に対処できなくなってしまうのだ。
幸い、異変に目覚めても基本的な生活は変わらない。ただそこに、モンスターや異世界からの来訪者達に襲われる可能性がプラスされるだけ。より簡単に、命を落としやすくなったと言う訳だ。
尚更目立つようなことは避けるようになり、世界や周りの人達の様子を見ようと、後手に後手に回ってしまう消極的な判断しかできなかった。
そんな彼らの心を動かし、本来の自分を取り戻すきっかけになったのは、自身の生活よりも優先すべき“好きなもの“への気持ちだった。
イベントの最中、最初に動き出した人がいた。その人はWoFで見かけるような姿をしており、見えている者達からすればまるでコスプレをしているようだった。
しかし、一体のモンスターがステージ上に上がったのを見てその人は、席を飛び出し身代わりになるようにモンスターとの戦いを始めた。
周囲の人達は一切その光景は見えていない。だが、覚醒者達にはとても無視できない光景であり、アイドルを見にきたというのに、視線はそちらへと奪われていった。
結果はどうなったか分からない。果敢にも飛び出し、好きなアイドルの為に身を呈したその人は、モンスターに追われるようにしてステージ上から去っていってしまったからだ。
だが、それ以来彼の姿を見ることは無くなった。その行動に魅せられた覚醒者達は、自分と同じことの出来る人がいて、自分達が出来なかったことをやってのけたことに、強い衝撃を受けたのだった。
同じことができた筈なのに、自分は一体何をやっていたのかと。彼らはその勇姿に背中を押され、次のイベントの際に互いを認識することとなる。
前回と同じく、会場にモンスターがやって来た。そこに現れたのは、同じ現場で同じ光景を見ていた三人の男達。親衛隊を結成した、MARO、ケイル、峰闇の三人だった。
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