18 / 20
第18話 「オレと一緒に幸せになろう!」
「あ……」
目を覚ますと、夏樹は見慣れない天井を見上げていた。白い蛍光灯の光、消毒液の匂い、そして微かな機械の音。ここがどこかを考えながら、口を開いた。
「ここは……?」
「夏樹!」
「うわっ!?」
次の瞬間、飛びついて来たのは両親だった。
「目が覚めたかい!?」
「よかった……よかった……!」
母は泣きながら抱きつき、父も安堵の笑みを浮かべている。
「ナツ君、君、半日は寝たままだったんだよ?」
その言葉に、夏樹は自分の状況を理解し始めた。意識を失う直前の記憶が蘇る。
「(そうだ……オレ、川に飛び込んで……でも、泳ぎ切れなくて……)」
夏樹は内心で震えながら、命の危険を感じたあの瞬間を思い出した。自分がここにいるということは、誰かが助けてくれたのだろう。しかし、詳しいことは思い出せない。
「でも、どうしてあんな危険なことをしたんだい?」
「ゴメン……」
両親の心配は尤もだ。千歳のことばかりで、心配してくれる人がいることにまで気が回らなかった。ただ自分の想いだけで突っ走ったことを後悔する。そのことを理解した夏樹は、ただ謝ることしか出来ない。
「実は……」
夏樹が事情を話そうとしたその時、廊下がやけに騒がしくなった。
「こんなとこで見てねぇで入っちまえよ!」
最初に聞こえたのは、竜二の声だった。
「そーそー!せっかく言葉があるんだから、口にしなくちゃ!」
続いて、奏の声が響く。
「大丈夫ですよ、あなたは当事者なんですから」
そして、乙也の落ち着いた声も聞こえる。どうやら、バンドの仲間達が来ている様だ。内容からするに、誰かに話し掛けているのだろうか?
「家族に割り込むほど無粋じゃありません」
夏樹の予想が当たり、4人目の声がした。しかも、その声は千歳の物だった。
「千歳!? いるのか!?」
その声に、夏樹は驚いて顔を上げる。
「ほらほら、お呼びだぜ!」
「矢崎選手、入場でーす!」
「押さないでください……!」
ドアが開き、千歳が強引に部屋へと押し込まれて来た。後ろにはにやけ顔のバンド仲間が見える。
「じゃー、後は若い者同士でー」
奏の笑い声を最後に、ドアが閉められた。
「……こんにちは、矢崎です。お宅の夏樹君とは仲良くさせて貰っています」
居た堪れなくなった千歳が、無難な挨拶をした。父は笑顔で、母も涙を拭きながら応じた。
「いやいや、こちらこそ。君がうちのナツ君を助けてくれたそうじゃないかい」
「ありがとう。救急車まで呼んでくれて……」
その言葉に、夏樹は目を見開く。やはり、気を失う寸前、千歳の声が聞こえたのは気のせいではなかったのだ。
「千歳が助けてくれたのか?ありがとう……また助けられちまったな」
千歳の前では情けない姿を晒してばかりな気がする。もはや、アルファの威厳は微塵もない。夏樹は、何度も何度も礼を言った。
「『ありがとう』、じゃありませんよ!」
そんな夏樹の緊張感のない態度に、千歳は目を吊り上げ、詰め寄って来た。
「何考えてるんですか?もう少しで死ぬとこだったんですよ!」
「命、懸けたんだよ」
千歳の怒声に、夏樹は即答した。
「ごめん……でも、これ以外方法が思いつかなかったんだ。結局、上手く行かなかったけどな」
「……命懸けるって……そう意味じゃ……」
千歳の口から言葉が零れ落ちた。
「……行こうか、母さん」
「うん」
2人の様子に、何かを感じ取った両親が立ち上がった。病室には夏樹と千歳だけが残される。
両親が出て行き、部屋には静寂が訪れる。
「でもさ、ほら! オレ、死ななかったよ!」
夏樹はしばらく黙っていたが、不意に顔を上げると、両手を広げて自分の無事をアピールした。
「……っ」
明るい口調でそう言う夏樹に、千歳は一瞬息を呑んだ。その反応を見て、夏樹はさらに畳み掛けるように言葉を続けた。本当は川を泳ぎ切って言うはずだった言葉だ。それを“今”、“ここ”で言う。最高にカッコ悪いけれど、構うものかと思った。この際、自分の“本気”が、“覚悟”が伝われば、形なんかどうだっていい。
「オレは死なない!絶対、お前より先に死なない!千歳を”千歳の母さん”みたいなことにしないよ!足が吹っ飛ぼうが、手がもげようが、腹が裂けようが、絶対お前より長生きしてやる!」
それは“千歳の命を背負って生きてやる”と言う宣言だ。どんな理由であれ、『番』を喪って割を食うのは『オメガ』だけだ。ならば、『番』にする以上、“アルファは一秒でもオメガより長く生きる義務がある。そして、それを自分は全うする”と言う夏樹なりの答えだった。
……尤も、端から見れば、その言い分は滅茶苦茶。理論も何もあったものではない。だが、その言葉には“千歳のトラウマ”にも寄り添おうとする真摯な気持ちがあった。気圧された千歳は何も言い返せなくなってしまう。
「オレには何もないよ!」
夏樹は、更に言葉を重ねる。
「オレは何もない!金も地位も家柄も! 顔も頭も肉体も! 性別が『アルファ』ってだけだ!千歳に勝てるとこなんて1つもないし、”守る”なんて冗談でも言えない! でも……オレはお前といたいんだよ!」
言葉と共に、夏樹は千歳の両肩をしっかりと掴んだ。2人の視線がぶつかり合う。
「何が”千歳の幸せ”なのか、全くわからない!でも、それで終わりになんかしたくない!わからないなら、それを一緒に探したい!千歳がオレの隣で幸せになってくれたら、オレは嬉しい!必ず、幸せに……いや、これはお前には合わないよな?オレと一緒に幸せになろう!」
それは今の夏樹に出来る、精一杯の告白だった。
「……」
夏樹の告白を受けた千歳の脳裏に、先日の母の言葉が浮んだ。”少しずつでいい。信じてみて。受け入れてみて”。
「……君には負けました」
千歳はしばらく沈黙していたが、程なく溜息と共に、ぽつりと言った。
千歳の胸に広がったのはある種の”敗北感”だった。だが、これまで感じたことのない温かさがあった。
「本当!?」
夏樹の顔がぱっと明るくなる。
「じゃあ……!」
「ただし!」
早速『番契約』を口にしようとした夏樹だったが、それは他ならぬ千歳本人から止められてしまった。
「『番契約』は待って欲しいんです」
千歳は不安そうに視線を泳がせながら、しかし毅然とした口調で続ける。
「オレは、今はまだ泳いでいたいんです。競泳選手でいたい。銀メダルじゃ足りないんです。今度は金メダルを取りたいんです」
千歳は心苦しそうに言った。”自分のキャリアを優先したい”。そう言うことなのだろう。
「それに……まだ『番契約』に踏み切るのは、俺の気持ちの整理が付かないと言うか……」
有り体に言えば”不安”なのだ。競泳の舞台で戦う千歳は”クールで負けん気の強いアスリート”だが、その仮面の下の素顔は、あの頃の……”ラッシュガードが脱げない中学生”のままだった。拳を振り上げる相手を迎え撃つ勇気はあっても、広げられた腕に飛び込む勇気はまだない。
だが、この目の前で文字通り“自分に全てを懸けて見せたアルファ”に応えたい気持ちもある。ほんの少し、“自分も賭けてみよう”と思ったのだ。
「だから……その……俺が選手としてのキャリアを終えた時……その時、夏樹の気持ちが変わっていなかったら、俺の方から改めて申し込ませてください。だから、それまでは”恋人”……と言う形で……それではダメですか?」
千歳は、恐る恐る言った。彼なりの妥協点だったが、普段の強気な態度とのギャップに、夏樹は図らずも『可愛い』と思ってしまった。
「もちろん! オレ、待つよ! 何年でも! ずっとずっと応援するよ! 千歳だったら、絶対金メダル取れるって信じてるぜ!」
夏樹は抑えきれずに千歳に抱きついた。
「これからは『恋人』としてよろしく!」
「……」
千歳は戸惑いながらも夏樹を受け止め、その手をそっと夏樹の背に回した。
「こちらこそ……」
2人の関係が、次の段階へと進んだ瞬間だった。
そんな2人をドアの隙間から除く人影があった。
「ナツ君……よかったなあ!」
「お父さん、聞こえるよ?」
今度は父が泣いており、母が笑顔でその涙を拭いている。
「ったく、ハラハラさせやがって」
竜二が、苦笑と共に言った。
「納まるところに納まったようですね」
乙也が、溜息を吐いた。眼鏡の奥の目が潤んでいるのは気のせいではないだろう。
「なっちゃん、おめでとー!」
奏は小さな声で、しかし惜しみない祝福の言葉をかけた
「いい話ですね……!」
「事実は小説よりも奇なりっ」
「先に、次の病室回りましょうか」
ついでに回診の先生と看護師の皆さんもいたと言う。
目を覚ますと、夏樹は見慣れない天井を見上げていた。白い蛍光灯の光、消毒液の匂い、そして微かな機械の音。ここがどこかを考えながら、口を開いた。
「ここは……?」
「夏樹!」
「うわっ!?」
次の瞬間、飛びついて来たのは両親だった。
「目が覚めたかい!?」
「よかった……よかった……!」
母は泣きながら抱きつき、父も安堵の笑みを浮かべている。
「ナツ君、君、半日は寝たままだったんだよ?」
その言葉に、夏樹は自分の状況を理解し始めた。意識を失う直前の記憶が蘇る。
「(そうだ……オレ、川に飛び込んで……でも、泳ぎ切れなくて……)」
夏樹は内心で震えながら、命の危険を感じたあの瞬間を思い出した。自分がここにいるということは、誰かが助けてくれたのだろう。しかし、詳しいことは思い出せない。
「でも、どうしてあんな危険なことをしたんだい?」
「ゴメン……」
両親の心配は尤もだ。千歳のことばかりで、心配してくれる人がいることにまで気が回らなかった。ただ自分の想いだけで突っ走ったことを後悔する。そのことを理解した夏樹は、ただ謝ることしか出来ない。
「実は……」
夏樹が事情を話そうとしたその時、廊下がやけに騒がしくなった。
「こんなとこで見てねぇで入っちまえよ!」
最初に聞こえたのは、竜二の声だった。
「そーそー!せっかく言葉があるんだから、口にしなくちゃ!」
続いて、奏の声が響く。
「大丈夫ですよ、あなたは当事者なんですから」
そして、乙也の落ち着いた声も聞こえる。どうやら、バンドの仲間達が来ている様だ。内容からするに、誰かに話し掛けているのだろうか?
「家族に割り込むほど無粋じゃありません」
夏樹の予想が当たり、4人目の声がした。しかも、その声は千歳の物だった。
「千歳!? いるのか!?」
その声に、夏樹は驚いて顔を上げる。
「ほらほら、お呼びだぜ!」
「矢崎選手、入場でーす!」
「押さないでください……!」
ドアが開き、千歳が強引に部屋へと押し込まれて来た。後ろにはにやけ顔のバンド仲間が見える。
「じゃー、後は若い者同士でー」
奏の笑い声を最後に、ドアが閉められた。
「……こんにちは、矢崎です。お宅の夏樹君とは仲良くさせて貰っています」
居た堪れなくなった千歳が、無難な挨拶をした。父は笑顔で、母も涙を拭きながら応じた。
「いやいや、こちらこそ。君がうちのナツ君を助けてくれたそうじゃないかい」
「ありがとう。救急車まで呼んでくれて……」
その言葉に、夏樹は目を見開く。やはり、気を失う寸前、千歳の声が聞こえたのは気のせいではなかったのだ。
「千歳が助けてくれたのか?ありがとう……また助けられちまったな」
千歳の前では情けない姿を晒してばかりな気がする。もはや、アルファの威厳は微塵もない。夏樹は、何度も何度も礼を言った。
「『ありがとう』、じゃありませんよ!」
そんな夏樹の緊張感のない態度に、千歳は目を吊り上げ、詰め寄って来た。
「何考えてるんですか?もう少しで死ぬとこだったんですよ!」
「命、懸けたんだよ」
千歳の怒声に、夏樹は即答した。
「ごめん……でも、これ以外方法が思いつかなかったんだ。結局、上手く行かなかったけどな」
「……命懸けるって……そう意味じゃ……」
千歳の口から言葉が零れ落ちた。
「……行こうか、母さん」
「うん」
2人の様子に、何かを感じ取った両親が立ち上がった。病室には夏樹と千歳だけが残される。
両親が出て行き、部屋には静寂が訪れる。
「でもさ、ほら! オレ、死ななかったよ!」
夏樹はしばらく黙っていたが、不意に顔を上げると、両手を広げて自分の無事をアピールした。
「……っ」
明るい口調でそう言う夏樹に、千歳は一瞬息を呑んだ。その反応を見て、夏樹はさらに畳み掛けるように言葉を続けた。本当は川を泳ぎ切って言うはずだった言葉だ。それを“今”、“ここ”で言う。最高にカッコ悪いけれど、構うものかと思った。この際、自分の“本気”が、“覚悟”が伝われば、形なんかどうだっていい。
「オレは死なない!絶対、お前より先に死なない!千歳を”千歳の母さん”みたいなことにしないよ!足が吹っ飛ぼうが、手がもげようが、腹が裂けようが、絶対お前より長生きしてやる!」
それは“千歳の命を背負って生きてやる”と言う宣言だ。どんな理由であれ、『番』を喪って割を食うのは『オメガ』だけだ。ならば、『番』にする以上、“アルファは一秒でもオメガより長く生きる義務がある。そして、それを自分は全うする”と言う夏樹なりの答えだった。
……尤も、端から見れば、その言い分は滅茶苦茶。理論も何もあったものではない。だが、その言葉には“千歳のトラウマ”にも寄り添おうとする真摯な気持ちがあった。気圧された千歳は何も言い返せなくなってしまう。
「オレには何もないよ!」
夏樹は、更に言葉を重ねる。
「オレは何もない!金も地位も家柄も! 顔も頭も肉体も! 性別が『アルファ』ってだけだ!千歳に勝てるとこなんて1つもないし、”守る”なんて冗談でも言えない! でも……オレはお前といたいんだよ!」
言葉と共に、夏樹は千歳の両肩をしっかりと掴んだ。2人の視線がぶつかり合う。
「何が”千歳の幸せ”なのか、全くわからない!でも、それで終わりになんかしたくない!わからないなら、それを一緒に探したい!千歳がオレの隣で幸せになってくれたら、オレは嬉しい!必ず、幸せに……いや、これはお前には合わないよな?オレと一緒に幸せになろう!」
それは今の夏樹に出来る、精一杯の告白だった。
「……」
夏樹の告白を受けた千歳の脳裏に、先日の母の言葉が浮んだ。”少しずつでいい。信じてみて。受け入れてみて”。
「……君には負けました」
千歳はしばらく沈黙していたが、程なく溜息と共に、ぽつりと言った。
千歳の胸に広がったのはある種の”敗北感”だった。だが、これまで感じたことのない温かさがあった。
「本当!?」
夏樹の顔がぱっと明るくなる。
「じゃあ……!」
「ただし!」
早速『番契約』を口にしようとした夏樹だったが、それは他ならぬ千歳本人から止められてしまった。
「『番契約』は待って欲しいんです」
千歳は不安そうに視線を泳がせながら、しかし毅然とした口調で続ける。
「オレは、今はまだ泳いでいたいんです。競泳選手でいたい。銀メダルじゃ足りないんです。今度は金メダルを取りたいんです」
千歳は心苦しそうに言った。”自分のキャリアを優先したい”。そう言うことなのだろう。
「それに……まだ『番契約』に踏み切るのは、俺の気持ちの整理が付かないと言うか……」
有り体に言えば”不安”なのだ。競泳の舞台で戦う千歳は”クールで負けん気の強いアスリート”だが、その仮面の下の素顔は、あの頃の……”ラッシュガードが脱げない中学生”のままだった。拳を振り上げる相手を迎え撃つ勇気はあっても、広げられた腕に飛び込む勇気はまだない。
だが、この目の前で文字通り“自分に全てを懸けて見せたアルファ”に応えたい気持ちもある。ほんの少し、“自分も賭けてみよう”と思ったのだ。
「だから……その……俺が選手としてのキャリアを終えた時……その時、夏樹の気持ちが変わっていなかったら、俺の方から改めて申し込ませてください。だから、それまでは”恋人”……と言う形で……それではダメですか?」
千歳は、恐る恐る言った。彼なりの妥協点だったが、普段の強気な態度とのギャップに、夏樹は図らずも『可愛い』と思ってしまった。
「もちろん! オレ、待つよ! 何年でも! ずっとずっと応援するよ! 千歳だったら、絶対金メダル取れるって信じてるぜ!」
夏樹は抑えきれずに千歳に抱きついた。
「これからは『恋人』としてよろしく!」
「……」
千歳は戸惑いながらも夏樹を受け止め、その手をそっと夏樹の背に回した。
「こちらこそ……」
2人の関係が、次の段階へと進んだ瞬間だった。
そんな2人をドアの隙間から除く人影があった。
「ナツ君……よかったなあ!」
「お父さん、聞こえるよ?」
今度は父が泣いており、母が笑顔でその涙を拭いている。
「ったく、ハラハラさせやがって」
竜二が、苦笑と共に言った。
「納まるところに納まったようですね」
乙也が、溜息を吐いた。眼鏡の奥の目が潤んでいるのは気のせいではないだろう。
「なっちゃん、おめでとー!」
奏は小さな声で、しかし惜しみない祝福の言葉をかけた
「いい話ですね……!」
「事実は小説よりも奇なりっ」
「先に、次の病室回りましょうか」
ついでに回診の先生と看護師の皆さんもいたと言う。
あなたにおすすめの小説
ジャスミン茶は、君のかおり
霧瀬 渓
BL
アルファとオメガにランクのあるオメガバース世界。
大学2年の高位アルファ高遠裕二は、新入生の三ツ橋鷹也を助けた。
裕二の部活後輩となった鷹也は、新歓の数日後、放火でアパートを焼け出されてしまう。
困った鷹也に、裕二が条件付きで同居を申し出てくれた。
その条件は、恋人のフリをして虫除けになることだった。
ガラス玉のように
イケのタコ
BL
クール美形×平凡
成績共に運動神経も平凡と、そつなくのびのびと暮らしていたスズ。そんな中突然、親の転勤が決まる。
親と一緒に外国に行くのか、それとも知人宅にで生活するのかを、どっちかを選択する事になったスズ。
とりあえず、お試しで一週間だけ知人宅にお邪魔する事になった。
圧倒されるような日本家屋に驚きつつ、なぜか知人宅には学校一番イケメンとらいわれる有名な三船がいた。
スズは三船とは会話をしたことがなく、気まずいながらも挨拶をする。しかし三船の方は傲慢な態度を取り印象は最悪。
ここで暮らして行けるのか。悩んでいると母の友人であり知人の、義宗に「三船は不器用だから長めに見てやって」と気長に判断してほしいと言われる。
三船に嫌われていては判断するもないと思うがとスズは思う。それでも優しい義宗が言った通りに気長がに気楽にしようと心がける。
しかし、スズが待ち受けているのは日常ではなく波乱。
三船との衝突。そして、この家の秘密と真実に立ち向かうことになるスズだった。
【完結】番になれなくても
加賀ユカリ
BL
アルファに溺愛されるベータの話。
新木貴斗と天橋和樹は中学時代からの友人である。高校生となりアルファである貴斗とベータである和樹は、それぞれ別のクラスになったが、交流は続いていた。
和樹はこれまで貴斗から何度も告白されてきたが、その度に「自分はふさわしくない」と断ってきた。それでも貴斗からのアプローチは止まらなかった。
和樹が自分の気持ちに向き合おうとした時、二人の前に貴斗の運命の番が現れた──
新木貴斗(あらき たかと):アルファ。高校2年
天橋和樹(あまはし かずき):ベータ。高校2年
・オメガバースの独自設定があります
・ビッチング(ベータ→オメガ)はありません
・最終話まで執筆済みです(全12話)
・19時更新
※なろう、カクヨムにも掲載しています。
闇を照らす愛
モカ
BL
いつも満たされていなかった。僕の中身は空っぽだ。
与えられていないから、与えることもできなくて。結局いつまで経っても満たされないまま。
どれほど渇望しても手に入らないから、手に入れることを諦めた。
抜け殻のままでも生きていけてしまう。…こんな意味のない人生は、早く終わらないかなぁ。
【完結】もう一度恋に落ちる運命
grotta
BL
大学生の山岸隆之介はかつて親戚のお兄さんに淡い恋心を抱いていた。その後会えなくなり、自分の中で彼のことは過去の思い出となる。
そんなある日、偶然自宅を訪れたお兄さんに再会し…?
【大学生(α)×親戚のお兄さん(Ω)】
※攻め視点で1話完結の短い話です。
※続きのリクエストを頂いたので受け視点での続編を連載開始します。出来たところから順次アップしていく予定です。