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幕間②
絶望がくれた希望①
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■ライラ=カートレット視点
あの日、私の世界は絶望に染まった。
十四歳の誕生日を迎えてすぐの私は、お父様の王都でのお仕事に向かう際にお母様と一緒に帯同していた。
「うふふ、王都に着いたら早速ライラのドレスを選びませんとね」
「はい!」
微笑みかけるお母様に、私は笑顔で返事をした。
だって、王都に着くなりお父様のお知り合いの貴族の方が主催するパーティーに私も行くことになっている。
その時、私は社交界デビューすることになるのだから。
ハンナも一緒に来たがっていたが、今回はお留守番。
彼女には屋敷を取り仕切る仕事があるから仕方ない。
「ううむ……ライラが綺麗になるのは良いが、そのせいで変な男が寄り付いてしまっては……むむむ……」
「もう……ライラも十四歳なんですよ? そろそろ、婚約者がいてもおかしくないんですよ?」
「わ、分かっている! 分かってはいるが……」
お母様に窘められ、お父様は顔を歪めた。
「ふふ、お父様……私はいつまでも、お父様のことが大好きですよ?」
「おお! ライラ……よし、ライラは結婚しなくても良い! このままカートレットを継いでこの父と一緒に……」
「馬鹿なことを言わないでください! ライラも、あまりお父様をからかってはいけません!」
「「はーい……」」
お父様と私は、しょんぼりしながら返事をした。
でも……本当は、私も殿方様に憧れていない訳ではない。
例えば物語に出てくるような、凶暴な獣から私を救い出してくれるような、素敵なお方が現れたりとか……そんなことを夢見たりすることだって……。
「うふふ……」
そんなお方が、王都にはいるかな?
私はそんな想像をしながら口元を緩めていると。
「お館様! 賊が現れました!」
「な、なんだと!?」
突然、騎士の一人がお父様に向けてそう叫んだ。
「馬鹿な! ここは整備された街道だぞ! 賊など現れる筈が……!」
お父様は慌てて馬車の窓から外を眺める。
私もチラリ、と外の様子を見てみると……騎士達が武器を持った男達と戦闘していた。
「ライラ! こちらへ!」
お母様が私を抱え、守るように覆いかぶさる。
お父様も拳を握り締めながら外の様子を、固唾を飲んで見守っていた。
すると。
——ドン!
「キャアアアア!?」
馬車に突然衝撃が走り、私はつい叫んでしまった。
「大丈夫! 大丈夫だから……ね?」
お母様が私の髪を優しく撫で、ニコリ、と微笑んだ。
私を不安にさせないために。
「クッ!」
「お父様!?」
すると、お父様が車内にあった剣を手に取り、馬車の外へと飛び出した。
い、一体どうなってしま……っ!?
「キャアアアアアアアアアアアアア!?」
馬車の窓に、血まみれになった騎士の顔がべっとりと張りついた。
そして。
——ガチャ。
「へへへ……」
下品な顔をした賊の一人が、馬車の扉を開けて私とお母様を舐め回すように見る。
「オラ! 来やがれ!」
「キャアッ!?」
「む、娘への乱暴はおやめなさい! ああっ!?」
私達は賊の男に馬車の中から無理やり引きずり出され、地面に打ち捨てられた。
顔を上げ、周りを見渡すと……無残に殺された騎士達の死体、そして。
……首と胴体が分かれた、お父様の姿があった。
「い……いやあああああああああああああ!?」
私は思わず絶叫した。
お父様が殺されてしまった現実に。
私も、同じ運命を辿る未来に。
「ああ……いや、いやあああ……!」
その事実から逃れるように、私は這いつくばったままズリ、ズリ、と逃げようとする。
だけど。
「お頭あ! 好きにしてもいいんで?」
お頭と呼ばれた男……背が高いけど線は細く、鋭い目をした昆虫のような男がジロリ、とこちらを見ると。
「……好きにしろ。ただし、娘は殺すなよ」
そう言って、その場を離れて行った。
「「「「「うおおおおおおおおおおおおお!」」」」」
「い、いい、いやあああああああああああ!」
それからは地獄だった。
私とお母様は、男達から代わるがわる嬲られ、穢され、男共の汚物にまみれた。
ようやく男達の行為が終わった頃には、既に辺りは暗闇に染まっていた。
「あ……あ……」
何も考えられず、ただ夜空を眺めていた私の耳に、聞き慣れない音が聞こえた。
——ザシュ。
首を傾けて見ると……全裸になったお母様の首が、身体から離れていた。
「あ……あは……は……」
もう訳が分からず、無意識のうちに私は嗤っていた。
「さて、次はオマエだが……まあ、死にはすまい」
——ズシャ。
「ぎゃああああああああああああ!」
——ザク、ザシュ、ザン。
私はあの時に見た昆虫のような男に両腕と両脚を切り落とされ、悲鳴を上げる。
だけどそんなことお構いなしに、男は切り離された部分にポーションをふりかけた。
「ああ、それと」
——ズチュ。
「~~~~~~~~~~っ!?」
「これは私の趣味でな……この仕事が、私のものであることの証だ」
そう言って、男が私の左眼をくり抜き、空いた穴の中にポーションを流し込んだ。
「ふむ……行くぞ」
「「「「「はっ!」」」」」
男の号令と共に、賊共が引き上げていく。
お父様やお母様、騎士達の死体と……この私を残して。
もう、今度こそ終わり……そう思っていたのに。
「へ、へへへ……」
「…………………………」
一人残っていた男が醜悪な笑みを浮かべ、うぞうぞと蠢く芋虫のような私の上に覆いかぶさり、何度も行為に及んだ。
「あ……あは……あははははははははははははははははは!」
そして……私は壊れた。
◇
翌朝、街道を通りかかった者に発見され、私は一命をとりとめた。
発見者は私を見るなり、その場で吐き出した。
まあ、それも仕方がないと思う。
両腕と両脚を切り取られ、左眼を抉られ、血と男共の汚物にまみれた私をまともな神経で見れるニンゲンなんていない。
いるとすれば、それはニンゲンの皮を被ったナニカだろう。
その後、そんな私の姿を見たハンナは、私の身体に縋りついて号泣した。
私をこんな目に遭わせた連中を『コロス』と何度も連呼しながら。
それから数か月、私はハンナに世話をしてもらいながら、生きながらに死んでいる生活を送っていた。
たまに醜い姿を見せるジェイコブ叔父様が激怒するハンナに何かを言っていたが、私はその光景をただぼんやりと眺めていた。
死にたい。
でも、この身体の私ではそれすらもかなわない。
これは、だれのせい?
決まっている。アイツ等のせいだ。
殺したい。
殺したい、殺したい、殺したい。
今日も私は、『死にたい』と『殺したい』を心の中で繰り返していた。
そんなある日、一人の男が屋敷にやって来た。
どうやら、ハンナが私のための義手と義足を作るための職人を雇ったらしい。
「あ……は、初めまして……アデル、と申します……」
男はおずおずとそう名乗ると、私の前に跪き、恭しく首を垂れた
その後、ハンナはアデルと名乗った男に事情を説明する。
ここまで話しても良いのか、と思うところもあったが、ハンナのことだ。恐らく、全てが終わったらこの男を消すつもりなのだろう。
私はそんな二人のやり取りを、見ているのか見ていないのか、私自身分からないままぼんやりと眺めていると……。
何を思ったのか、このアデルという男は私に尋ねたのだ。
「伯爵様……あなたは、何をご希望ですか?」
と。
そんなことを聞かれたのは初めてだった。
腕も脚も、左眼も失くした私にできることなどない。
腹が立った。
この男は、それをあえて承知の上で私に尋ねたのだ。
ならば言ってやろう。
絶対に叶えることができない、あの日から私の奥底でずっと渦巻いているこの想いを。
「殺したい……お父様とお母様を殺したアイツ等を。私を穢して、壊して、こんな姿にしたアイツ等を。アイツ等に関わる、全てのニンゲンを!」
あの日から、私が声を出したのは初めてだった。
声がかすれ、聞き取れるかどうかも分からない程小さな叫びだった。
そんな私の叫びを聞いた男は、信じられない言葉を静かに告げた。
「……僕が、あなたの望み……叶えてみせます」
あの日、私の世界は絶望に染まった。
十四歳の誕生日を迎えてすぐの私は、お父様の王都でのお仕事に向かう際にお母様と一緒に帯同していた。
「うふふ、王都に着いたら早速ライラのドレスを選びませんとね」
「はい!」
微笑みかけるお母様に、私は笑顔で返事をした。
だって、王都に着くなりお父様のお知り合いの貴族の方が主催するパーティーに私も行くことになっている。
その時、私は社交界デビューすることになるのだから。
ハンナも一緒に来たがっていたが、今回はお留守番。
彼女には屋敷を取り仕切る仕事があるから仕方ない。
「ううむ……ライラが綺麗になるのは良いが、そのせいで変な男が寄り付いてしまっては……むむむ……」
「もう……ライラも十四歳なんですよ? そろそろ、婚約者がいてもおかしくないんですよ?」
「わ、分かっている! 分かってはいるが……」
お母様に窘められ、お父様は顔を歪めた。
「ふふ、お父様……私はいつまでも、お父様のことが大好きですよ?」
「おお! ライラ……よし、ライラは結婚しなくても良い! このままカートレットを継いでこの父と一緒に……」
「馬鹿なことを言わないでください! ライラも、あまりお父様をからかってはいけません!」
「「はーい……」」
お父様と私は、しょんぼりしながら返事をした。
でも……本当は、私も殿方様に憧れていない訳ではない。
例えば物語に出てくるような、凶暴な獣から私を救い出してくれるような、素敵なお方が現れたりとか……そんなことを夢見たりすることだって……。
「うふふ……」
そんなお方が、王都にはいるかな?
私はそんな想像をしながら口元を緩めていると。
「お館様! 賊が現れました!」
「な、なんだと!?」
突然、騎士の一人がお父様に向けてそう叫んだ。
「馬鹿な! ここは整備された街道だぞ! 賊など現れる筈が……!」
お父様は慌てて馬車の窓から外を眺める。
私もチラリ、と外の様子を見てみると……騎士達が武器を持った男達と戦闘していた。
「ライラ! こちらへ!」
お母様が私を抱え、守るように覆いかぶさる。
お父様も拳を握り締めながら外の様子を、固唾を飲んで見守っていた。
すると。
——ドン!
「キャアアアア!?」
馬車に突然衝撃が走り、私はつい叫んでしまった。
「大丈夫! 大丈夫だから……ね?」
お母様が私の髪を優しく撫で、ニコリ、と微笑んだ。
私を不安にさせないために。
「クッ!」
「お父様!?」
すると、お父様が車内にあった剣を手に取り、馬車の外へと飛び出した。
い、一体どうなってしま……っ!?
「キャアアアアアアアアアアアアア!?」
馬車の窓に、血まみれになった騎士の顔がべっとりと張りついた。
そして。
——ガチャ。
「へへへ……」
下品な顔をした賊の一人が、馬車の扉を開けて私とお母様を舐め回すように見る。
「オラ! 来やがれ!」
「キャアッ!?」
「む、娘への乱暴はおやめなさい! ああっ!?」
私達は賊の男に馬車の中から無理やり引きずり出され、地面に打ち捨てられた。
顔を上げ、周りを見渡すと……無残に殺された騎士達の死体、そして。
……首と胴体が分かれた、お父様の姿があった。
「い……いやあああああああああああああ!?」
私は思わず絶叫した。
お父様が殺されてしまった現実に。
私も、同じ運命を辿る未来に。
「ああ……いや、いやあああ……!」
その事実から逃れるように、私は這いつくばったままズリ、ズリ、と逃げようとする。
だけど。
「お頭あ! 好きにしてもいいんで?」
お頭と呼ばれた男……背が高いけど線は細く、鋭い目をした昆虫のような男がジロリ、とこちらを見ると。
「……好きにしろ。ただし、娘は殺すなよ」
そう言って、その場を離れて行った。
「「「「「うおおおおおおおおおおおおお!」」」」」
「い、いい、いやあああああああああああ!」
それからは地獄だった。
私とお母様は、男達から代わるがわる嬲られ、穢され、男共の汚物にまみれた。
ようやく男達の行為が終わった頃には、既に辺りは暗闇に染まっていた。
「あ……あ……」
何も考えられず、ただ夜空を眺めていた私の耳に、聞き慣れない音が聞こえた。
——ザシュ。
首を傾けて見ると……全裸になったお母様の首が、身体から離れていた。
「あ……あは……は……」
もう訳が分からず、無意識のうちに私は嗤っていた。
「さて、次はオマエだが……まあ、死にはすまい」
——ズシャ。
「ぎゃああああああああああああ!」
——ザク、ザシュ、ザン。
私はあの時に見た昆虫のような男に両腕と両脚を切り落とされ、悲鳴を上げる。
だけどそんなことお構いなしに、男は切り離された部分にポーションをふりかけた。
「ああ、それと」
——ズチュ。
「~~~~~~~~~~っ!?」
「これは私の趣味でな……この仕事が、私のものであることの証だ」
そう言って、男が私の左眼をくり抜き、空いた穴の中にポーションを流し込んだ。
「ふむ……行くぞ」
「「「「「はっ!」」」」」
男の号令と共に、賊共が引き上げていく。
お父様やお母様、騎士達の死体と……この私を残して。
もう、今度こそ終わり……そう思っていたのに。
「へ、へへへ……」
「…………………………」
一人残っていた男が醜悪な笑みを浮かべ、うぞうぞと蠢く芋虫のような私の上に覆いかぶさり、何度も行為に及んだ。
「あ……あは……あははははははははははははははははは!」
そして……私は壊れた。
◇
翌朝、街道を通りかかった者に発見され、私は一命をとりとめた。
発見者は私を見るなり、その場で吐き出した。
まあ、それも仕方がないと思う。
両腕と両脚を切り取られ、左眼を抉られ、血と男共の汚物にまみれた私をまともな神経で見れるニンゲンなんていない。
いるとすれば、それはニンゲンの皮を被ったナニカだろう。
その後、そんな私の姿を見たハンナは、私の身体に縋りついて号泣した。
私をこんな目に遭わせた連中を『コロス』と何度も連呼しながら。
それから数か月、私はハンナに世話をしてもらいながら、生きながらに死んでいる生活を送っていた。
たまに醜い姿を見せるジェイコブ叔父様が激怒するハンナに何かを言っていたが、私はその光景をただぼんやりと眺めていた。
死にたい。
でも、この身体の私ではそれすらもかなわない。
これは、だれのせい?
決まっている。アイツ等のせいだ。
殺したい。
殺したい、殺したい、殺したい。
今日も私は、『死にたい』と『殺したい』を心の中で繰り返していた。
そんなある日、一人の男が屋敷にやって来た。
どうやら、ハンナが私のための義手と義足を作るための職人を雇ったらしい。
「あ……は、初めまして……アデル、と申します……」
男はおずおずとそう名乗ると、私の前に跪き、恭しく首を垂れた
その後、ハンナはアデルと名乗った男に事情を説明する。
ここまで話しても良いのか、と思うところもあったが、ハンナのことだ。恐らく、全てが終わったらこの男を消すつもりなのだろう。
私はそんな二人のやり取りを、見ているのか見ていないのか、私自身分からないままぼんやりと眺めていると……。
何を思ったのか、このアデルという男は私に尋ねたのだ。
「伯爵様……あなたは、何をご希望ですか?」
と。
そんなことを聞かれたのは初めてだった。
腕も脚も、左眼も失くした私にできることなどない。
腹が立った。
この男は、それをあえて承知の上で私に尋ねたのだ。
ならば言ってやろう。
絶対に叶えることができない、あの日から私の奥底でずっと渦巻いているこの想いを。
「殺したい……お父様とお母様を殺したアイツ等を。私を穢して、壊して、こんな姿にしたアイツ等を。アイツ等に関わる、全てのニンゲンを!」
あの日から、私が声を出したのは初めてだった。
声がかすれ、聞き取れるかどうかも分からない程小さな叫びだった。
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「……僕が、あなたの望み……叶えてみせます」
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