私が謝る理由はありません。どうぞ婚約破棄してください。

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私が謝る理由はありません。どうぞ婚約破棄してください。

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「婚約破棄させてくれ」
「ど、どうしてですか?」
「君が他の男といるところを見たという報告があがってるんだ。」
他の男とは友人のサランのことだろう。
「サランは古くからの友人です。たまたま出会ってしゃべってただけです」
「だまれ! 嘘をつくな。報告によればうれしそうに話してたそうじゃないか」
それはそうだったかもしれないけど、だからといってそれで浮気だと決めつけられるなんて…
「ちゃんと謝ってくれたら、婚約破棄はなかったことにしても良いんだぞ?」
「はぁ……」
私が謝る理由なんてない。本当にサランとは友達でしかない。それを全然理解してくれない彼に私は失望した。
「謝る必要はございません。どうぞ婚約破棄してくださいませ」
「なに…」
私が発した言葉に彼は驚きを隠せなかった。
「サランのとこに行くんだな」
「行きませんよ。ひとりで生きていくつもりです。さようなら、カーサ伯爵」
「ま、まってくれ、本当に出ていくのか!?」
まつわけない
私は屋敷から飛び出した。
これからが不安だけどこのまま屋敷にとどまるよりかはましだと思った。

それから数ヶ月がたった。
私がカーサ伯爵に追い出されたといううわさが飛び交い、伯爵の評判はガタ落ちとなってしまった。
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