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君がいなくても

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朝起きて

食事をして

歯を磨いたり 顔を洗って

ニュースを見たり

携帯をチェックしたり

君のいない日常が続く


会社に行くときも

いつも通りの電車

いつも通りの道に

いつも通りの職場で

人が動いて 街が動く

そこで働いて

そして日が暮れる

君がいなくても

何も変わらない


ふと思い出すこともあるけれど

景色が一瞬色付く

思っても何も変わらない


今はただ毎日これを

受け入れて

過ごすのだろう

いつもと変わらない

夜がまたふけていく
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