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札と刀と怪物と
《第37話》悪魔の商人
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僕が入院している時に、神が直々に俺の病室を尋ねてきた。要件はこうである。
「悪魔の商人についておしえて」
だそうだ。読者諸君も、なんなのかわかっていないと思うが、悪魔の商人とは矢上原千聖に完璧を売った者の話である。
「悪魔の商人とう言う名前ですが、奴らは一人ではありません。正確な数はわかりませんが、たぶんこの世のものではないですね」
「それは分かっている。しかし、なぜ神である私が知らないのかという話が問題なんだ」
確かに、神が知っていればいろんな事態を防げるはずだ。前みたいに結界を貼ったりなんなと出来ハズ。
「そういや、君はどうして悪魔の商人と取引したんだい?」
そう、僕は春休みに奴らと契約しようとした。
「いや、してはないんですよ、しようとしただけであって僕はしてない」
本当は賢くなりたいと言うつもりだったが、またまた通りかかった店長に助けられた。
「もしかしたら死んでいたかもしれない」
と言われ、悪魔の商人の恐ろしさを知った。
「その後、悪魔の商人と契約した人を助けるために、僕は春休みの時間を費やして人助けをしていたんですよ」
「なるほど・・・契約した人間は何らかの対価を支払う代わりに何らかの力を得るということか・・・」
「つまりそういうことです」
僕がそう言うと神は冷蔵庫に入っていたプリンを食い始めた。
「あぁ!それ僕のですし、真面目に話してる時に・・・」
「うるさーい!わたしは神だぞー!守られている分際でごちゃごちゃ言うんじゃなぁい!」
確かに。
神はプリンを食い終わると容器を捨てると、急に神妙な顔になった。
「矢上原ちゃんと契約した奴がいるということは、まだこの街に悪魔の商人がいるということなんだよね?」
言われてみればそうである。そう言えばそうであるのだ。
「それと、奴らが『神の会』と繋がっている可能性だってある。ここまで早く店長が見つかったんだ。街に何書いたとしても不思議ではない」
「確かに言われてみればそうですね。まだ気をつけとかないと・・・」
神はガタッと立ち上がり、「帰るよ。ありがとね~」と言って急に帰っていた。
神も神なりに考えることがあるのだろう。
店長が居なくなった今、僕は守られているだけではいけなくなった。
まぁ、それは前からでもあったのだが、これからはより一層気を引き締めて行こうと思う。
この数日後に僕は西条先輩から衝撃の事実を聞くことになるのだ。
「悪魔の商人についておしえて」
だそうだ。読者諸君も、なんなのかわかっていないと思うが、悪魔の商人とは矢上原千聖に完璧を売った者の話である。
「悪魔の商人とう言う名前ですが、奴らは一人ではありません。正確な数はわかりませんが、たぶんこの世のものではないですね」
「それは分かっている。しかし、なぜ神である私が知らないのかという話が問題なんだ」
確かに、神が知っていればいろんな事態を防げるはずだ。前みたいに結界を貼ったりなんなと出来ハズ。
「そういや、君はどうして悪魔の商人と取引したんだい?」
そう、僕は春休みに奴らと契約しようとした。
「いや、してはないんですよ、しようとしただけであって僕はしてない」
本当は賢くなりたいと言うつもりだったが、またまた通りかかった店長に助けられた。
「もしかしたら死んでいたかもしれない」
と言われ、悪魔の商人の恐ろしさを知った。
「その後、悪魔の商人と契約した人を助けるために、僕は春休みの時間を費やして人助けをしていたんですよ」
「なるほど・・・契約した人間は何らかの対価を支払う代わりに何らかの力を得るということか・・・」
「つまりそういうことです」
僕がそう言うと神は冷蔵庫に入っていたプリンを食い始めた。
「あぁ!それ僕のですし、真面目に話してる時に・・・」
「うるさーい!わたしは神だぞー!守られている分際でごちゃごちゃ言うんじゃなぁい!」
確かに。
神はプリンを食い終わると容器を捨てると、急に神妙な顔になった。
「矢上原ちゃんと契約した奴がいるということは、まだこの街に悪魔の商人がいるということなんだよね?」
言われてみればそうである。そう言えばそうであるのだ。
「それと、奴らが『神の会』と繋がっている可能性だってある。ここまで早く店長が見つかったんだ。街に何書いたとしても不思議ではない」
「確かに言われてみればそうですね。まだ気をつけとかないと・・・」
神はガタッと立ち上がり、「帰るよ。ありがとね~」と言って急に帰っていた。
神も神なりに考えることがあるのだろう。
店長が居なくなった今、僕は守られているだけではいけなくなった。
まぁ、それは前からでもあったのだが、これからはより一層気を引き締めて行こうと思う。
この数日後に僕は西条先輩から衝撃の事実を聞くことになるのだ。
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