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「時間だ。」
集合時間になると召喚部屋からナナミとココノが出てきた。
「時間ピッタリだな。」
「もちろんだよ~。こう見えてもしっかりしてるんだから~。」
「当然のことだ。時間も守れない者は何も守れはしない。」
「そ、そうだな・・・。」
(俺は何回か寝坊で遅刻したことあったなあ・・・スミマセン。)
「しかし随分と正確だな。」
「ああ、これを持っている。」
ココノが懐から出したのは懐中時計だった。
見たところ現代と一緒であるが、数字を示す文字だけはこの世界の文字である。
(この辺の小道具は古臭い形とはいえ現代にあるものと変わらないな。文字が違うだけで時計の読み方は同じのようだな。)
「指輪での連絡がなかったが、問題なかったか?」
彼女は俺と、俺の後ろにいるミコを交互に見ながら問いかけてきた。
「ああ問題ないよ。だから連絡しなかった。」
「大丈夫です。何もありませんでしたよ。」
ココノは俺達の顔から何か読み取ろうとしているようだった。
「何かあるのか?」
「いや、指輪の機能が発動しなかった可能性もあったから、心配した。」
(そういえばこの指輪本当に機能するんだろうか?確認しておいた方がいいな。)
「じゃあ機能の確認していいか?」
俺は呼び出しの指輪をはめてみるが、別に変ったことはない。
ただ、彼女の左手が異常に震えてるのを感じた。
「異常に震えてるけど大丈夫か?」
彼女は左手を差し出すと、薬指の指輪が凄い速さで振動していた。
「大丈夫、これぐらいじゃないと寝てる場合起きないから。」
「俺はこんなに振動したら嫌だな・・・痛そうだ。」
「ならば別の指輪ならいいかも知れない。」
すると懐から別の指輪を差し出してきた。
「これは?」
「同じ呼び出しの指輪だが、付けてみろ。」
言われるまま別の指にはめてみるが、別に変ったことはない。
すると謎のメロディが流れてきたが、この世界のBGMだろうか?
よく聞くと、彼女の左手の人差し指にはめた指輪から流れていた。
「これならいいだろう?」
「たしかに。」
「では私が勇者様に伝える場合はこれを使用する。だから対になる受け取りの指輪を渡しておく。常時付けておいてくれ。」
「わかった。」
(しかし隠れてるときに流れ出したらピンチになるフラグになりそう。)
よくある展開を予想したが、たしかに便利そうなので言うままに左手の薬指にはめておく事にした。
(手に入れた他の指輪の効果も確認しておくか。)
特に魔力消費する指輪は持続時間による消費量やどれだけ効果があるのか確認しておく必要がある。
まず「感覚強化の指輪」を確認してみる。
魔力消費と時間、そして効果の確認のためにスマホのステータス画面を開く。
時間も計りたいが、アプリは一つづつしか起動できないらしい。
「ココノ、懐中時計を貸してくれないか?」
「わかった。」
俺は左手にスマホ、右手に懐中時計を持ち指輪を左手の人差し指にはめる。
すると、途端に周りの状況を感覚だけで把握することが出来た。
まず、後ろにいて見えるはずもないナナミとミコがどう動いているか感覚だけで理解出来た。
その感覚が正しいのか確認のために後ろの2人を見ると、俺が感じた通りの動きをしていた。
(そんな事があるのか?)
一瞬五感が強化されたのかと思ったが違う。
性能は変わらないが、五感によって感じたことを瞬時に脳が処理し、それにより周りへの予想がある程度出来るようになったようだ。
ふと景色を見てみると目に入ってきた物、すべてが細かく理解できるようになった。
例えば壁なら、なぜその色なのか、どうやってひびが入ったのかなど。
ただ俺が知識として知っている答えに結び付けているだけで正解ではない。
(五感で感じたことを脳が高速処理できる指輪といったところか。これは凄いが、自分の脳の知識から出している予想にしかすぎないみたいだな。)
次は魔力消費量による持続時間を確認してみる。
10秒でMP1消費のようだ。
MP500だと約83分持続となる。
十分な持続時間だが、ずっと付け続ける事はできない。
次は「完全防御の指輪」を確認してみる。
説明ではその場から移動出来なくなるとあるが、体を動かせなくなる可能性もあり、自力で指輪を外せなくなる可能性も考慮し、ココノに10秒経過したら外してもらうよう頼んだ。
「よくわからないが、承知した。」
時計を彼女に渡して、指輪を付け替える。
何も変わった感覚はない。
体を動かしてみるが普通に動く。
(なんだ、不発か?いや、移動出来ないって説明だったな。)
足を動かすとすぐに何かに当たった。
どうも見えない壁があるようだ。
どれくらいの範囲なのか確認すると、直径1mで高さ2mの円柱の見えない壁が確認できた。
(自分を中心に見えないバリアを作る構造なのか。たしかにこう狭いとほとんど動けない。)
「勇者様、10秒経ったが見えない壁があって近づけない。大丈夫か?」
ココノが謎の壁に困惑していたので、すぐに指輪を外し解除した。
魔力消費量を確認すると、2秒でMP1消費であり、MP500だと約16分ほどしか持たない。
(これは厳しい。よほど必要な時以外は使用禁止だな。)
取りあえずは装備品は下記の通りとなった。
E:ショートソード+1 E:死神の黒衣
E:破滅の腕輪 E:魔力の指輪
E:受け取りの指輪
それ以外の下記の物は服のポケットに入れて持ち運ぶことにした。
完全防御の指輪 感覚強化の指輪 結界石 スマホ
(ゲームだからいくらでも入るマジックバックとかあればなあ。これじゃあ昔のRPGだよ。)
とりあえず迷宮への再突入の準備が整った。
集合時間になると召喚部屋からナナミとココノが出てきた。
「時間ピッタリだな。」
「もちろんだよ~。こう見えてもしっかりしてるんだから~。」
「当然のことだ。時間も守れない者は何も守れはしない。」
「そ、そうだな・・・。」
(俺は何回か寝坊で遅刻したことあったなあ・・・スミマセン。)
「しかし随分と正確だな。」
「ああ、これを持っている。」
ココノが懐から出したのは懐中時計だった。
見たところ現代と一緒であるが、数字を示す文字だけはこの世界の文字である。
(この辺の小道具は古臭い形とはいえ現代にあるものと変わらないな。文字が違うだけで時計の読み方は同じのようだな。)
「指輪での連絡がなかったが、問題なかったか?」
彼女は俺と、俺の後ろにいるミコを交互に見ながら問いかけてきた。
「ああ問題ないよ。だから連絡しなかった。」
「大丈夫です。何もありませんでしたよ。」
ココノは俺達の顔から何か読み取ろうとしているようだった。
「何かあるのか?」
「いや、指輪の機能が発動しなかった可能性もあったから、心配した。」
(そういえばこの指輪本当に機能するんだろうか?確認しておいた方がいいな。)
「じゃあ機能の確認していいか?」
俺は呼び出しの指輪をはめてみるが、別に変ったことはない。
ただ、彼女の左手が異常に震えてるのを感じた。
「異常に震えてるけど大丈夫か?」
彼女は左手を差し出すと、薬指の指輪が凄い速さで振動していた。
「大丈夫、これぐらいじゃないと寝てる場合起きないから。」
「俺はこんなに振動したら嫌だな・・・痛そうだ。」
「ならば別の指輪ならいいかも知れない。」
すると懐から別の指輪を差し出してきた。
「これは?」
「同じ呼び出しの指輪だが、付けてみろ。」
言われるまま別の指にはめてみるが、別に変ったことはない。
すると謎のメロディが流れてきたが、この世界のBGMだろうか?
よく聞くと、彼女の左手の人差し指にはめた指輪から流れていた。
「これならいいだろう?」
「たしかに。」
「では私が勇者様に伝える場合はこれを使用する。だから対になる受け取りの指輪を渡しておく。常時付けておいてくれ。」
「わかった。」
(しかし隠れてるときに流れ出したらピンチになるフラグになりそう。)
よくある展開を予想したが、たしかに便利そうなので言うままに左手の薬指にはめておく事にした。
(手に入れた他の指輪の効果も確認しておくか。)
特に魔力消費する指輪は持続時間による消費量やどれだけ効果があるのか確認しておく必要がある。
まず「感覚強化の指輪」を確認してみる。
魔力消費と時間、そして効果の確認のためにスマホのステータス画面を開く。
時間も計りたいが、アプリは一つづつしか起動できないらしい。
「ココノ、懐中時計を貸してくれないか?」
「わかった。」
俺は左手にスマホ、右手に懐中時計を持ち指輪を左手の人差し指にはめる。
すると、途端に周りの状況を感覚だけで把握することが出来た。
まず、後ろにいて見えるはずもないナナミとミコがどう動いているか感覚だけで理解出来た。
その感覚が正しいのか確認のために後ろの2人を見ると、俺が感じた通りの動きをしていた。
(そんな事があるのか?)
一瞬五感が強化されたのかと思ったが違う。
性能は変わらないが、五感によって感じたことを瞬時に脳が処理し、それにより周りへの予想がある程度出来るようになったようだ。
ふと景色を見てみると目に入ってきた物、すべてが細かく理解できるようになった。
例えば壁なら、なぜその色なのか、どうやってひびが入ったのかなど。
ただ俺が知識として知っている答えに結び付けているだけで正解ではない。
(五感で感じたことを脳が高速処理できる指輪といったところか。これは凄いが、自分の脳の知識から出している予想にしかすぎないみたいだな。)
次は魔力消費量による持続時間を確認してみる。
10秒でMP1消費のようだ。
MP500だと約83分持続となる。
十分な持続時間だが、ずっと付け続ける事はできない。
次は「完全防御の指輪」を確認してみる。
説明ではその場から移動出来なくなるとあるが、体を動かせなくなる可能性もあり、自力で指輪を外せなくなる可能性も考慮し、ココノに10秒経過したら外してもらうよう頼んだ。
「よくわからないが、承知した。」
時計を彼女に渡して、指輪を付け替える。
何も変わった感覚はない。
体を動かしてみるが普通に動く。
(なんだ、不発か?いや、移動出来ないって説明だったな。)
足を動かすとすぐに何かに当たった。
どうも見えない壁があるようだ。
どれくらいの範囲なのか確認すると、直径1mで高さ2mの円柱の見えない壁が確認できた。
(自分を中心に見えないバリアを作る構造なのか。たしかにこう狭いとほとんど動けない。)
「勇者様、10秒経ったが見えない壁があって近づけない。大丈夫か?」
ココノが謎の壁に困惑していたので、すぐに指輪を外し解除した。
魔力消費量を確認すると、2秒でMP1消費であり、MP500だと約16分ほどしか持たない。
(これは厳しい。よほど必要な時以外は使用禁止だな。)
取りあえずは装備品は下記の通りとなった。
E:ショートソード+1 E:死神の黒衣
E:破滅の腕輪 E:魔力の指輪
E:受け取りの指輪
それ以外の下記の物は服のポケットに入れて持ち運ぶことにした。
完全防御の指輪 感覚強化の指輪 結界石 スマホ
(ゲームだからいくらでも入るマジックバックとかあればなあ。これじゃあ昔のRPGだよ。)
とりあえず迷宮への再突入の準備が整った。
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