男子高校生ヒロサダの毎日極楽

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2018年下半期〜2019年

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 「ヒロサダ君、、、、ちょっといいかなぁ~」
 現在昼休み。珈琲麻呂の一件があり、ヒロサダに少し興味が湧いた松野さん。今まで自分から男子に声をかけたことがなかった彼女だが、この日は勇気を出してヒロサダに声をかけてみた。
 「おお、松野さん。どうかしたじゃか~???」
 「……………………か、なぁ~」
 「……………聞き取れなかったんじゃが、なんて言ったんじゃ~???」
 とりあえず声をかけては見たものの、話題を考えてなかった松野さん。

 なかなか次の言葉が出ない松野さんに、ヒロサダは声をかけられているから勝手に立ち去るのもよくないと思い、お互い無言のまま立ち尽くしている。

 「おぃ~。おぃ~。おぃ~」
 すると、その二人の様子を見て、プロテイこと内筋野肉がやってきた。
 「おぃ~、ヒロサダぁ~。何やっているんだぁ~」
 「プロテイ~。見ての通り、松野さんと話しているんじゃよ~」
 「おぃ~。俺にはぁ~、話しているようには見えなかったぜぇ~。それにしてもヒロサダぁ~、今日もいい僧帽筋だなぁ~!おぃ~。おぃ~。おぃ~」
 首もとから少し見える僧帽筋を褒められたヒロサダ。そんな二人の会話を聞き、松野さんは話題を思いついた。
 
 「そうだヒロサダ君、好きな体の身体の部位はどこかなぁ~」
 会話の流れをうまく利用し、ヒロサダの好みを知ることができる質問を思いついた松野さん。自分から男子に話しかけたことのない松野さんにとっては、ファインプレーと言わざるを得ない。
 「身体の部位じゃか???なかなか難しい質問じゃな~…………」
 「おぃ~。俺はぁ~、やっぱり大胸筋だなぁ~。鍛えるとぉ~、パンプアップするのがぁ~、たまらないなぁ~。おぃ~。おぃ~。おぃ~」
 「確かに、プロテイの大胸筋はワシも惚れ惚れするくらい素晴らしいじゃ~!!!」
 大胸筋に力を入れ、ポージングを決めているプロテイ。心なしか周囲から声援が飛び交っているように思える。
 
 「そ、そういうことじゃなくて、なんて言うのかなぁ~。好きな身体の部位っていうのは、その、、、、女の子で、、ってことかなぁ~」
 「そ、そういうことだったんじゃな!いやはや気がつかなくてごめんじゃ~」
 質問の真意を伝えることができて、さらにプロテイはポージングに夢中になっていて会話から離脱したためヒロサダとまた二人で話すことができ、松野さんも満足そうだ。
 「そうじゃなぁ~………………。うむ、やはり、ひかがみじゃな!!!!」
 「ひ、ひかがみ、、って、どこなのかなぁ~」
 「膕は、膝の後ろのくぼんでいるところを言うんじゃよ~。ちょうどこの辺りじゃな~!!!」
 そう言ってヒロサダは松野さんの膕を指差した。
 「ヒロサダ君って、松野が知らないような難しいこと知っているんだなぁ。じゃ、じゃあ私ちょっと先生に用事があったから職員室に行ってくるかなぁ~」
 「松野さん、も、もうこの話はいいんじゃか~???」
 ヒロサダの呼びかけを気にかけることなく、何やら素っ気ない態度で職員室へと向かった松野さん。
 「ワシ、何か変なこと言ったんかのぉ~???」
 ポージングを続けるプロテイの隣で、少し考え込んだヒロサダなのであった。
 
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