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2020年
ステイホーム7-3.5「皐月先生の夜行運転inパーキングエリア2」
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「じゃあ、最後の休憩といきましょうか~!!!」
現在時刻は午前4時18分。パーキングエリアに車を駐め、皐月先生がドアを開けると、冷ややかな風が車内へ飛び込んできた。
「眞名井さんもありがとう!!到着までゆっくり休んでね!!!」
「はいっ!!!皐月先生もあと少し、運転よろしくお願いしますね!!!」
力こぶを作るポーズをし、「任せてちょうだい!」と言った皐月先生は、車を降り空気をたくさん吸い込むように深呼吸をし、思いっきり伸びをしている。
眞名井ちゃんも皐月先生に遅れること数秒、車を降り、席を入れ替わるためにヒロサダ側の後部座席のドアを開けた。
「グフフッ、少しくらいなら………いいわよね?」
そう呟き、胸を高鳴らせながら眞名井ちゃんはヒロサダにゆっくりと近づいた。
「トクン、トクン、トクン」
閑静なパーキングエリアに眞名井ちゃんの鼓動だけが響く。開けたドアの前に立ち止まった眞名井ちゃんは、そのまま体の力を抜き、車内灯が温かく照らすヒロサダに体を預けた。
「トクットクットクットクッ」
後部座席で眠っているヒロサダの太ももを、上半身で覆った眞名井ちゃん。いつもならば興奮がこぼれ出し、声も漏れてしまうのだが、この瞬間だけはただただ鼓動を加速するだけだった。
「………………ま、眞名井ちゅわ~ん………」
眞名井ちゃんが、息をするのもままならなくなっていたその時、ヒロサダが目を開けた。
「あハッ、あらヒロサダ君!!!おはよう!」
ヒロサダの太ももの上で、眞名井ちゃんは息を振り絞り声を発した。
「ど、どいてほしいじゃ~………」
「あ~!ごめんなさい!!!」
自分が今どんな体勢かも分からなくなるほどの状態だった眞名井ちゃんは、状況を理解し、飛び上がるように車外へ出た。その際、177センチの長身が邪魔をし、車内の天井で頭を打ってしまったようで、「アイタ~」と声を漏らしながら頭をさすっている。
「ヒロサダ君!交代の時間よ~!!!さっきはごめんなさいね~………。どうせなら大きいおムネに乗られたかったでしょうけど、私のおムネで………」
皐月先生との大人女子トークで、胸の大きさにこだわっていたのは自分だけなのかもしれない、と思ったばかりであったのに、ついついこういったことを口にしてしまった眞名井ちゃん。口走った後にそのことに気が付き、恥ずかしくなってしまった。
「………わ、ワシは、人を好きになるのに、その………大きさとかは……全く気にしないじゃ~」
「え?ヒロサダ君今なんて」
「な、何でもないじゃ~!!!!さ、眞名井ちゅわ~ん、場所交代するじゃ~」
そう言ってヒロサダは、足早に助手席へと向かった。
「あ、トイレ行ってくるじゃ~!!!」
車に乗り込もうとしたが、運転席にまだ皐月先生がいないことに気が付いたヒロサダは、トイレへと走った。その道中、何度も尻の痺れが足に悪さをしていたようだったが、とにかく早くこの空間から抜け出したかったようだ。
「じゃあそろそろ出発しましょっか~!」
そんなヒロサダと、ちょうど行き違いで皐月先生が戻ってきた。
「あれ、ヒロサダ君は~?」
「………………グフッ………」
「………………眞名井さん!眞名井さん!」
「!は、はいっ!!!さ、皐月先生!!戻っていたんですね!!!」
「声をかけたのに、一体どうしたのよ~???ヒロサダ君はどこ???」
「ひ、ヒロサダ君なら、おトイレに行きましたよ!!………グフッ、グフフッ」
顔を赤らめた眞名井ちゃん。先ほど漏れなかった分、ヒロサダの居ない今、色々漏れている。
「そうなのね~。………それはそうと………眞名井さん一体何があったのよ~!!!」
無垢な笑みを浮かばせながらシートベルトを締め、「おやすみなさい~」と呟き目を閉じた眞名井ちゃん。眠たいであろうが、まだ寝まいとしているようだった。
「お、お待たせしましたじゃ~!!!」
現在時刻は午前4時36分。皐月先生が戻ってから2分後にヒロサダがトイレから出てきた。
「ふふっ。いいのよ~。じゃあ出発しましょう!!!」
「よろしくお願いしますじゃ~!!!」
ぬるくなった栄養ドリンクを開けたヒロサダ。そんなエネルギー補給しているヒロサダを隣に乗せ、皐月先生は車を走らせた。
「ふふっふっ。ふふっ。ヒロサダ君、たくさんお話しましょ~!!!」
「分かりましたじゃ~!!!到着まで皐月先生を、精一杯サポートしますじゃ~!!!」
皐月号は最後のパーキングエリアを出発した。後部座席の熟睡している松野さんの隣で、眞名井ちゃんは目を閉じながらもまだ起きているようだった。この後、皐月先生から色々問い詰められることを、ヒロサダはまだ知らない。
現在時刻は午前4時18分。パーキングエリアに車を駐め、皐月先生がドアを開けると、冷ややかな風が車内へ飛び込んできた。
「眞名井さんもありがとう!!到着までゆっくり休んでね!!!」
「はいっ!!!皐月先生もあと少し、運転よろしくお願いしますね!!!」
力こぶを作るポーズをし、「任せてちょうだい!」と言った皐月先生は、車を降り空気をたくさん吸い込むように深呼吸をし、思いっきり伸びをしている。
眞名井ちゃんも皐月先生に遅れること数秒、車を降り、席を入れ替わるためにヒロサダ側の後部座席のドアを開けた。
「グフフッ、少しくらいなら………いいわよね?」
そう呟き、胸を高鳴らせながら眞名井ちゃんはヒロサダにゆっくりと近づいた。
「トクン、トクン、トクン」
閑静なパーキングエリアに眞名井ちゃんの鼓動だけが響く。開けたドアの前に立ち止まった眞名井ちゃんは、そのまま体の力を抜き、車内灯が温かく照らすヒロサダに体を預けた。
「トクットクットクットクッ」
後部座席で眠っているヒロサダの太ももを、上半身で覆った眞名井ちゃん。いつもならば興奮がこぼれ出し、声も漏れてしまうのだが、この瞬間だけはただただ鼓動を加速するだけだった。
「………………ま、眞名井ちゅわ~ん………」
眞名井ちゃんが、息をするのもままならなくなっていたその時、ヒロサダが目を開けた。
「あハッ、あらヒロサダ君!!!おはよう!」
ヒロサダの太ももの上で、眞名井ちゃんは息を振り絞り声を発した。
「ど、どいてほしいじゃ~………」
「あ~!ごめんなさい!!!」
自分が今どんな体勢かも分からなくなるほどの状態だった眞名井ちゃんは、状況を理解し、飛び上がるように車外へ出た。その際、177センチの長身が邪魔をし、車内の天井で頭を打ってしまったようで、「アイタ~」と声を漏らしながら頭をさすっている。
「ヒロサダ君!交代の時間よ~!!!さっきはごめんなさいね~………。どうせなら大きいおムネに乗られたかったでしょうけど、私のおムネで………」
皐月先生との大人女子トークで、胸の大きさにこだわっていたのは自分だけなのかもしれない、と思ったばかりであったのに、ついついこういったことを口にしてしまった眞名井ちゃん。口走った後にそのことに気が付き、恥ずかしくなってしまった。
「………わ、ワシは、人を好きになるのに、その………大きさとかは……全く気にしないじゃ~」
「え?ヒロサダ君今なんて」
「な、何でもないじゃ~!!!!さ、眞名井ちゅわ~ん、場所交代するじゃ~」
そう言ってヒロサダは、足早に助手席へと向かった。
「あ、トイレ行ってくるじゃ~!!!」
車に乗り込もうとしたが、運転席にまだ皐月先生がいないことに気が付いたヒロサダは、トイレへと走った。その道中、何度も尻の痺れが足に悪さをしていたようだったが、とにかく早くこの空間から抜け出したかったようだ。
「じゃあそろそろ出発しましょっか~!」
そんなヒロサダと、ちょうど行き違いで皐月先生が戻ってきた。
「あれ、ヒロサダ君は~?」
「………………グフッ………」
「………………眞名井さん!眞名井さん!」
「!は、はいっ!!!さ、皐月先生!!戻っていたんですね!!!」
「声をかけたのに、一体どうしたのよ~???ヒロサダ君はどこ???」
「ひ、ヒロサダ君なら、おトイレに行きましたよ!!………グフッ、グフフッ」
顔を赤らめた眞名井ちゃん。先ほど漏れなかった分、ヒロサダの居ない今、色々漏れている。
「そうなのね~。………それはそうと………眞名井さん一体何があったのよ~!!!」
無垢な笑みを浮かばせながらシートベルトを締め、「おやすみなさい~」と呟き目を閉じた眞名井ちゃん。眠たいであろうが、まだ寝まいとしているようだった。
「お、お待たせしましたじゃ~!!!」
現在時刻は午前4時36分。皐月先生が戻ってから2分後にヒロサダがトイレから出てきた。
「ふふっ。いいのよ~。じゃあ出発しましょう!!!」
「よろしくお願いしますじゃ~!!!」
ぬるくなった栄養ドリンクを開けたヒロサダ。そんなエネルギー補給しているヒロサダを隣に乗せ、皐月先生は車を走らせた。
「ふふっふっ。ふふっ。ヒロサダ君、たくさんお話しましょ~!!!」
「分かりましたじゃ~!!!到着まで皐月先生を、精一杯サポートしますじゃ~!!!」
皐月号は最後のパーキングエリアを出発した。後部座席の熟睡している松野さんの隣で、眞名井ちゃんは目を閉じながらもまだ起きているようだった。この後、皐月先生から色々問い詰められることを、ヒロサダはまだ知らない。
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