ヒーローは爆発だ2020

礼二えもん

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平賀源内爆発

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新旧好きなもの対決
2018年初秋、つい数日前に観たばかりの、驚きももの木20世紀岡本太郎VS1999年夏に読んだ平賀源内解国新書
岡本太郎のこの番組は1996年3月に放送されたものだ。この頃、僕は大学へ入るために関西地区へ行く直前。僕のいた山陰地区ではこの番組は放送してなかったと思う。あと1か月遅く放送していれば僕の人生を変えたかもしれない。だが当時の僕は今ではウソ話だとわかっている漫画おーい!竜馬に夢中で、さらにその影響を受けて司馬遼太郎の幕末小説を読んでいた。だがあれは読んでいたとは言えないだろう。結局作家になるため形だけ読んだふりをして自分のために利用しようという考えしかなかった。心に熱いものが生まれずして読んだと言えるものか。だが燃えよ剣で土方が死を覚悟するシーンは何か心に響くものがあった。そんなものを求めていた。おーい!竜馬は竜馬の死とともに最終回をむかえようとしていた。僕は竜馬に代わる新たなヒーローを見つけようとした。竜馬に憧れることで自分のブレた心に一本、筋を通すことができて前向きになれていたからだ。だが平和な大学時代、親友の岡本くんに示されたオタクの道へ行き、竜馬に感じた情熱は、いつしか失われていった。
1999年、藤岡弘、の演じる平賀源内を観た。藤岡のヒーロー精神に感化されていた僕は故郷に帰って平賀源内解国新書を読んだ。この漫画は1988年7月に出たものだった。当時、僕は小5でコロコロコミックやライブマンに夢中だった。歴史にも興味はあったが西郷隆盛や大石内蔵助など時代劇で知った人物に夢中だった。源内のことは子ども向けの歴史漫画で知っていた。印象的なのは源内が殺人をするシーンだった。エレキテルが壊れ杉田玄白ほどのこともできない源内を闇の中の声が罵る。それを斬った時、自分が殺人を犯したことに気づくという…。そういう心の闇を小学生の時から理解できるところがあった。だが当時は少年らしい夢で華々しい活躍をする未来の自分を確信していた。あれから30年…源内は西郷隆盛より誰より当時から知っていた中では僕のヒーローだ。だがまさか貧家銭内(ひんかぜにない)と名乗り、人間関係に悩んで浪人となり、世に認められない…その部分に共感するようになるとは…。19年前の1999年の僕には何となく共感できるところはあった。だがまだ栄光ある未来を信じていた。岡本太郎を知っていれば祖父が生きてる当時に何とか作家になれたんじゃないかと思うと残念だ。当時に今の記憶を持ったままもどりたいものだ。
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