ヒーローは爆発だ2020

礼二えもん

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ヒーロー其中日記

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種田山頭火 其中日記より
四月二十八日 曇。失望々々。
四月三十日 曇――雨。待っているものが来ない。
五月四日 五日 晴。
帰庵。
がっかりして寝つづけた。――
何物にもとらわれるなかれ。
ことに自己に対して。
五月六日 晴。
五月、ああ五月。
やっと寝床から起きあがった。――
灯火なし、眠れない
五月七日 曇。
身心不安、食慾減退。

2019年のゴールデンウイークの僕のマイナスな心を山頭火は八十数年前に同じように体験していたようだ。
ちょうど10年前の2009年5月5日夜に放送された、たんけんぼくのまち。まさか大人になってまた観れるとは。あの頃は全てがうまくいってるいい時代であり、いい夜でもあった…
2009年5月、チョーさんの乗ってるチョーさん号を見た僕は小学生時代の愛車だった切り換え式自転車にウルトラレモン号と名づけていたのを思い出し、当時のように農道を自転車で走り始めた。ネット時代が来る前年だった。今より自分の世界にこもっていたが楽しい日々だった。
そんなことを始めたのはビックリマンのDVDを借りたのが原因だった。ドラえもんのDVDも借りていた。山頭火をヒーローとして心に抱くのは、ともに苦しい状況を戦う同志だからだ。88年頃、ドラえもんは土曜夕方に、ビックリマンは日曜朝に放送していた。そして2009年、それを懐かしみ当時を復古させようとしている僕は日曜夕方にピンク色の空を見た。生活のことなど考えず夢にまっすぐだったあの日の空は美しかった。再びあんな空を見れる日が来るのだろうか…
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