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番外編
幸せオーラ⑴
しおりを挟むハネムーンから帰宅後、氏が休んだ長期間は、会社内が大パニックに陥っていた。
「も、申し訳御座いません‼︎一条の方が、当面の間お休みを頂いておりまして....。」
「はいっ、はいっ。一条で御座いますね⁉︎只今確認致しますので、お待ち下さい。」
社内の営業成績の大半が、氏の手柄。と・な・れ・ば、抱える顧客も膨れ上がるものです。
電話対応に追われる営業部諸君は、氏の帰りを今か今かと待ち侘びていたのです。
そしてハネムーンですっかりリフレッシュを終えた我らがハイスペックエリート一条 美郷が、出社するとなると、社内一階のロビーは、花畑が広がっていたのだと....後に、幻を見た女性陣等が彼の幸せオーラに感化され、終いには涙を流したとのこと。
どんだけですか一条さん!貴方、本当に何者なんですか!
「係長~。お帰りなさぃぃいいい!」
「おう。長い間、ありがとうな。」
結婚式前に、無事に昇格した氏は、係長代理から係長へと役所が様変わり。
営業部部長も、今回のロングバケーションには流石に応えたらしく、エースの帰還に安堵の息を吐いた。
そして、長期休暇で鈍ると思われていた動作も、期待を裏切る神掛かったテンポの良さを披露する。
人は彼をこう称えた....ハイスペック(改)エリートサラリーマン一条と....。
高身長、高学歴、高給取り。顔面偏差値は、人間国宝に匹敵。
出来るだけじゃない最強の男。男の中の男。
結婚を公表し、且つ新妻との熱々ハネムーンを経た氏は、以前にも増して、やる気は全開!
「あ、花ちゃん?今日のお弁当凄く美味しかったよ‼︎」
昼休み終盤、氏は愛妻弁当を食べ終えると、奥様に電話を掛けました。
「うんうん。午後も頑張ってくるね。花ちゃんに早く会いたいから、直ぐ帰ります。それじゃあ後でね~。」
(こんなに素敵な男に愛される奥様が羨ましいっ‼︎)
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