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第2章 成長
ダークハウンド
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犬のつもりで書いてたら狼と書かれた場所があったので修正しました。
ダークハウンドの見た目の描写を追記しました。
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胡座をかいて木にもたれ掛かるガルド。俺はその胡座の上に座ってガルドに背を預ける。ガルドは俺に腕を回して抱き締める。そんな体勢で休むこと2時間。周囲の警戒はガルドが臭いを嗅いでしてくれている。近づいてきた魔物はガルドとバラムで倒してもらってまた同じ体勢で休む。。
「(ありがとう。大分MPが回復してきた。)」
「(そうか、無理はするな。)」
抱き締められる心地よさを感じながら、ステータスを開いてMPを確認すると収納でMPを使いながらだったが4分の1以下だったのが3分の2まで回復していた。
「(む、この臭いは……。)」
ガルドが鼻をヒクつかせて辺りを伺う。
「(どうした?)」
「(……先日話した嗅いだことがない臭いが近づいてくる。)」
嗅いだことがない臭い。ガルドと契約した時、ガルドはその臭いの主を警戒して見回りしてたんだったか。
「(おそらく、奴もこの血の臭いを嗅ぎ付けたのだろう。)」
「(そうか、どんな相手かわからないなら、MPも戻ったし俺も一緒にやろう。)」
「(無理はするな?)」
「(ご主人さまはバラムが守るよ。)」
「(あぁ、頼りにしてるぞ。)」
俺達は立ち上がり、血溜まりに向かってガルドが前、俺がその後ろに立つ。
「グルルルゥゥゥ。」
「来たか」
獣の唸り声が聞こえ血溜まりの向こう、まだ距離はあるが木の影から見えてきたのは折れた三角耳に短毛でがっしりした体躯の高さ3m程の黒い犬だった。
「な、なんだこのデカいの!」
その犬は唸り声を上げながら走って近づいてくる。
「鑑定!」
種族 :ダークハウンド(Lv20)
状態 :本能暴走
HP :5500
MP :3000
STR :500
VIT :550
DEX :250
INT :300
MEN :300
AGL :700
スキル :
爪斬擊(Lv3) 嗅覚上昇(Lv3) 闇魔法(Lv3) 咆哮(Lv3) 俊敏強化(Lv3) 本能暴走(Lv4)
「なっ!こんなの勝てるわけがない!」
俺達とのステータス差に迷わず撤退を決め、ガルドの背に触れて念話で指示を出す。
「(ガルド、逃げるぞ!あれには勝て……。)」
「グルルルアアァァァァ!」
まだ距離があると思ったがダークハウンドは俺が指示を出してる間に血溜まりの手前まで距離を詰め、大きく吠えた。
「ブヒィ……。」
「グッ!」
そして、ガルドが小さな悲鳴を上げて倒れる。俺も衝撃を受けて膝を着いた。
「ガ、ガルド……。」
ガルドを鑑定すると気絶と表示されている。念のためバラムを見ると萎縮て麻痺が表示されていた。
「クソッ……。」
俺はグラグラする視界に抵抗してなんとか立ち上がると、ガルドの前に出て、剣を構える。
「グルルルル。」
ダークハウンドは俺達が既にまともに動けないのを察してか、こちらを見定めながらゆっくりと近づいてくる。
「喰らえ!」
俺はダークハウンドとの距離を詰めると喉に向けて剣を突き立てた。
「グルァゥ!」
「ガッ!」
しかし、切っ先が奴に届く前に振るわれた前足で俺は弾き飛ばされた。
「ガフッ!」
そのまま強く木に背中からぶつかり、肺の空気がすべて押し出されて倒れこむ。
「ハッ……ハッ……。」
俺が動けないまま必死に酸素を取り込んでいる間に、ダークハウンドはゆっくりと近付いてきた。
「こ……このッ……。」
「ガウッ!」
必死に体を起こそうとすると、ダークハウンドが短く吠える。
すると奴の足元から黒い靄が細長く伸びて俺に巻き付いた。
俺は力を振り絞って振り払うが靄のような見た目の通り、俺の腕をすり抜けるように逆に絡み付いてくる。
そして、その靄のような見た目とは裏腹に絡み付いた靄は俺の体や手足をしっかりと掴み、ダークハウンドの方へ引き摺っていく。
「クッ……。」
ダークハウンドの見た目の描写を追記しました。
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胡座をかいて木にもたれ掛かるガルド。俺はその胡座の上に座ってガルドに背を預ける。ガルドは俺に腕を回して抱き締める。そんな体勢で休むこと2時間。周囲の警戒はガルドが臭いを嗅いでしてくれている。近づいてきた魔物はガルドとバラムで倒してもらってまた同じ体勢で休む。。
「(ありがとう。大分MPが回復してきた。)」
「(そうか、無理はするな。)」
抱き締められる心地よさを感じながら、ステータスを開いてMPを確認すると収納でMPを使いながらだったが4分の1以下だったのが3分の2まで回復していた。
「(む、この臭いは……。)」
ガルドが鼻をヒクつかせて辺りを伺う。
「(どうした?)」
「(……先日話した嗅いだことがない臭いが近づいてくる。)」
嗅いだことがない臭い。ガルドと契約した時、ガルドはその臭いの主を警戒して見回りしてたんだったか。
「(おそらく、奴もこの血の臭いを嗅ぎ付けたのだろう。)」
「(そうか、どんな相手かわからないなら、MPも戻ったし俺も一緒にやろう。)」
「(無理はするな?)」
「(ご主人さまはバラムが守るよ。)」
「(あぁ、頼りにしてるぞ。)」
俺達は立ち上がり、血溜まりに向かってガルドが前、俺がその後ろに立つ。
「グルルルゥゥゥ。」
「来たか」
獣の唸り声が聞こえ血溜まりの向こう、まだ距離はあるが木の影から見えてきたのは折れた三角耳に短毛でがっしりした体躯の高さ3m程の黒い犬だった。
「な、なんだこのデカいの!」
その犬は唸り声を上げながら走って近づいてくる。
「鑑定!」
種族 :ダークハウンド(Lv20)
状態 :本能暴走
HP :5500
MP :3000
STR :500
VIT :550
DEX :250
INT :300
MEN :300
AGL :700
スキル :
爪斬擊(Lv3) 嗅覚上昇(Lv3) 闇魔法(Lv3) 咆哮(Lv3) 俊敏強化(Lv3) 本能暴走(Lv4)
「なっ!こんなの勝てるわけがない!」
俺達とのステータス差に迷わず撤退を決め、ガルドの背に触れて念話で指示を出す。
「(ガルド、逃げるぞ!あれには勝て……。)」
「グルルルアアァァァァ!」
まだ距離があると思ったがダークハウンドは俺が指示を出してる間に血溜まりの手前まで距離を詰め、大きく吠えた。
「ブヒィ……。」
「グッ!」
そして、ガルドが小さな悲鳴を上げて倒れる。俺も衝撃を受けて膝を着いた。
「ガ、ガルド……。」
ガルドを鑑定すると気絶と表示されている。念のためバラムを見ると萎縮て麻痺が表示されていた。
「クソッ……。」
俺はグラグラする視界に抵抗してなんとか立ち上がると、ガルドの前に出て、剣を構える。
「グルルルル。」
ダークハウンドは俺達が既にまともに動けないのを察してか、こちらを見定めながらゆっくりと近づいてくる。
「喰らえ!」
俺はダークハウンドとの距離を詰めると喉に向けて剣を突き立てた。
「グルァゥ!」
「ガッ!」
しかし、切っ先が奴に届く前に振るわれた前足で俺は弾き飛ばされた。
「ガフッ!」
そのまま強く木に背中からぶつかり、肺の空気がすべて押し出されて倒れこむ。
「ハッ……ハッ……。」
俺が動けないまま必死に酸素を取り込んでいる間に、ダークハウンドはゆっくりと近付いてきた。
「こ……このッ……。」
「ガウッ!」
必死に体を起こそうとすると、ダークハウンドが短く吠える。
すると奴の足元から黒い靄が細長く伸びて俺に巻き付いた。
俺は力を振り絞って振り払うが靄のような見た目の通り、俺の腕をすり抜けるように逆に絡み付いてくる。
そして、その靄のような見た目とは裏腹に絡み付いた靄は俺の体や手足をしっかりと掴み、ダークハウンドの方へ引き摺っていく。
「クッ……。」
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