魔物好きゲイテイマーの異世界転生記

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第3章 シュルトーリア

冒険者講習3日目午後④

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どのくらい時間が経っただろうか?何発中出しされただろうか?

5発目から先は数える余裕もなく、ただただされるがままだった。それでもこれだけ続ければさすがに萎えはじめ、オーガの腹の上に横たわる俺の中からズルりとオーガのイチモツが抜け落ちた。

俺の広がり切った穴は栓を失い、自力で閉じることもできず、ダラダラと中に出された物を垂れ流しにしてオーガの下半身を汚した。

それでも行為が終われた超回復、超再生が発動し、最低限思考するだけの体力が回復してくる。

「う、あぁぁ……。満足、したか?」

呻き声を上げなたら這ってオーガの顔に近づくとぜぇぜぇと荒く息をして上下に動くオーガの体が揺り籠のように感じられる。そのまま微睡んで眠ってしまいたかったがまだそうはいかない。俺はなんとか意識を繋ぎ留めオーガに問いかける?

「ウガァァ……。(オデ、満足した。でも、またしたい……。)」
「そうか。それなら俺達と来るか?」
「ウガァ?(ニンゲンとか?)」
「お前は俺にテイムされてるのがわかるか?」

オーガとのつながりを意識して服従するように魔力を流す。

「グルウァ。ウガァァ。(繋がり、感じる。お前、オデの主様あるじさま。)」
「そうだ。でもお前が本気で俺に従うのを嫌がればきっとこの繋がりは簡単に切れる。それでもそれをしないで俺に従って付いてくればこれからも時々気持ちいいことができるぞ。」
「グルウァ。(分かった、オデ、主様に付いて行く。)」
「そうか。ついて来てくれるか。ありがとう。同じように俺と気持ちいいことをする魔物が他にもいるから仲良くするんだぞ。仲良くできないと気持ちいいこともできないからな。」
「グガァ。ウガァ。(オデ、仲良くする。オデ新入り、ちゃんということ聞く。)」
「それじゃあ名前をつけないとな。ダブルアームズ・オーガだし、先頭2文字を取ってダブがいいか?」
「ウガァ。(わかった。オデの名前、ダブ。)」
「これからよろしくな、ダブ。」

俺はそう言ってポンと胸を叩いて起き上がると俺達を包んでいたバラムに頼んで体に付いた精液を綺麗に吸収してもらった。体が綺麗になったら装備を取り出して身だしなみを整える。

ダブの方は元々身に着けていた腰巻もボロボロな上血がついていたので適当な布を出して腰に巻かせる。貫頭衣にするほど大きな布がないからこれが限界だ。立ち上がり腰に布を巻いたダブの周りをグルグルと周りながらまじまじと観察する。

新しい傷は塞がっているが古い傷跡が筋骨隆々な灰色の体中に残っている。白髪のごわついた髪は背中の中ほどまで伸びている。空間的には余裕があるはずだが背中は丸く猫背になり、4本の腕は体の真横ではなく前の方でブラブラと揺れている。俺の姿を追うように左右に動く頭には額から小さな角が2本生えている。黒い眼球に金の瞳を持つやや垂れ気味の目は困ったように頭と同じく俺の姿を追っている。

人間に近い姿でありながら、人間ではありえないこの体つき。やっぱりこれはこれで萌えるな。あとは追々武器と防具も考えないとな。

ダブの今後のことを考えながら準備ができたのでバラムとロアに目隠しを解除させて全員にダブを紹介した。そこで序列的にダブは、バラム、ガルド、ロアときてそのあとの4番目に収まった。他のオーク達はガルドの下に付いているのでダブがオーク達をどうこうすることは無いが彼らよりダブの方が立ち場的に上になった。

魔物の間では種族に関係なく序列は大切なようで新入りのダブが序列的に第4位に収まることにダブ自身、居心地が悪そうだったが、夫か従者か云々は置いておいて俺とセックスできる立場で迎え入れられた、イコール従魔内での格は上位になる以上そういうものだとガルド含めオーク達がダブを納得させていた。

「それじゃあ、そろそろいいか?ディメンジョンルームを出て『大地の盾』のみんなと合流するぞ。」

ディメンジョンルームに籠ってから4時間は過ぎてないと思うが3時間は確実に過ぎているだろう。最大4時間とは言ってあるがそれでももう外でみんなが待っている以上早くした方がいい。

再びバラムを身に纏い、ガルド、ロア、ダブとディメンジョンルームの外に出る。

「おっ、やっと出てきたか。その様子だと無事テイムしてるみたいだな。」

俺についておとなしくディメンジョンルームから出てくるダブを見るとダイクンさんが寄りかかっていた木から離れ、こちらに寄ってくる。

「お待たせしてすいません。」
「時間が掛かることは聞いてたからな。気にするな。」
「それよりタカシくん、これからどうする?そろそろもう日が暮れるよ?」

周囲の警戒をしているのかこちらに背を向けたままのクルツさん尋ねてきた。

「オーガにはダブって名前を付けたんですけど、ダブに少しだけ聞き取りをしたら街道まで戻って野営をします。聞き取りの内容に寄って明日の行動を決めます。」
「そうか。それじゃあ早くした方がいい。完全に陽が沈むと移動が大変だからね。」

そういわれて俺はダブに集落のことを尋ねる。どうやら集落はここからダブ達オーガの足で12時間程奥地に進んだところにあるらしい。

「それなら人間の足で一日進んだくらいか。完全に調査範囲外だな。それじゃあ街道に戻ろう。夕食をとったらダブはもう少し詳しいことを教えてくれ。」
「ウガァ。(分かった。)」

陽が完全に沈む前に街道に出るため、ガルドとロアに周辺警戒を任せて森を小走りで抜ける。結果、なんとか空がまだ紫色で明りを付ける必要がないうちに街道に出ることができた。

街道を横断して森から少し距離を取って野営の準備をする。すでに手元が暗くなっているのでバラムに再びライトを付与した魔石を持たせ、周辺を照らしながら野営の準備をする。初めに焚火を熾し、焚火を囲う様に街道側に入り口を向けて俺達が一つ、『大地の盾』が二つのテントを設置した。

『大地の盾』の料理担当、クルツさんに焚火でスープを作ってもらい、その間に俺がコンロと鉄板で肉と野菜を焼くことにする。

「ウガウガ。(主様。食事の準備、オデがする。)」

作業台とコンロを準備してしていると設営中自由にしていいと言っておいたダブが近づいてきた。

「できるのか?」
「ウガァ。ウガウガァ。(村の食事、オデ作ってた。食事の準備、下っ端の仕事。)」
「村ではどんな食事だったんだ?」
「ウガウガァ。(取ってきた獲物、皮剥ぐ。肉、切り分ける。棒刺して、火で焼く。)」

ダブの話し方というか念話はたどたどしい。だが説明にプラスして手も動くのでどういう食事だったのかは十分伝わる。どうやら取ってきた獲物の皮を剥いだ後は手足をもいだり。部位などは関係なく適当な塊に切り分けた後、木の枝等に刺して某モンスターの狩人のように焚火の上でグルグル回して焼いていたらしい。

火で焼いた食事を取ってたのなら一応料理の概念があるのか?

「じゃあ一緒にやってみるか。ダブには小さくて使いにくいだろうけどとりあえずこの予備の包丁を使ってくれ。」

それからダブに肉や野菜の切り方、焼き方を教えながら一緒に準備の準備を進めた。
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