ダウト、ダウト。 偽りの家族ゲームには絆を。

早乙女かおる

文字の大きさ
3 / 26
第一部、第一章 俺達は家族?

3 妹の話

しおりを挟む
 俺は桜の部屋のドアをノックした。

「はーい」

 返事が来たので、俺は桜の部屋のドアを開け………着替え中だったので閉めようとしたが、桜に引き込まれた!?

「早く着替えろ」

「ねえ、このブラどうかな?」

「ベッドに押し倒して言うのは、どうかと思われるがな?」

 桜は下着姿だが、何で俺にここまで絡んでくる?

「良いじゃん。好きなんだし」

「お前は好きな相手の腹に銃口を向けるのか?」

 グイグイ押し付ける銃口。しかも、致命傷にはなるが、すぐには死なないポイントを狙っている。これは、コイツも殺し屋と言うよりも軍人か?

「桜、お前は俺を殺したいのか?それとも、協力関係にあるのか?」

「なら、答えて」

「何をだ?お前のピンクの下着は素晴らしく似合っているぞ」

「なら良いよ。じゃあ、そこで待っていて」

 桜は俺から離れて服を着始めた。

「普通は年頃の女の子は着替えを見られたくないんだぞ。それを覚えておけ」

「了解。今後は気を付けるわ」

 やっぱり軍人か。だが、少し変わり者なのは分かる。もしかして、曲者を集めたのか?

「ねえ、お兄ちゃん。この髪を三つ編みにしてくれる?」

「ああ。分かった」

 一応、たしなみ程度には三つ編みぐらいは出来るが………なんか懐かしいな。まるで、記憶の中に何かを感じる程に。何時………俺はやっていた?もしかして、俺の記憶に三つ編みが関係しているのか?

「ねえ、お兄ちゃんは女の子を抱いた事はあるの?」

「分からん。記憶が無い。あっても言わないし、どうでも良いことだ」

「じゃあ、妹に手を出してみる気は無いのね」

「良かったな。俺はガキは趣味じゃない」

「そうなんだ。じゃあ、お兄ちゃんの秘密を言わなくて良いよね」

「ほーう、知っているのか?」

 俺は立ち上がり、桜の背後を取って抱き締めた。

「どうして欲しい?」

「秘密を知りたいの?」

「記憶の無いままなのはツラい」

「お兄ちゃんには妹が居たの。でも、死んでいるわ」

 俺は桜の胸を鷲掴みにした。

「その妹は?」

「病気で死んだわ。そして、それまで治療費を稼ぐ為に殺しをしていた。それが、桜の知る限りの秘密」

「誰に、そう言えと言われた?」

「ママよ。男の本性を知っておきなさいって言われたの」

「なら、次の行動はどうすれば良い?」

「ターゲットに会いに行くんだよ」

「近いのか?」

「お隣さんではないけど、ご近所には住んでいるよ」

「ツテは?」

「桜が挨拶をしておいたから、お兄ちゃんの顔も知っているよ。寝顔の写真をスマホで見せたから」

「悪い子だな。どうやってお仕置きをして欲しい?」

「痛いのはやだな~」

「なら、今日のおやつタイムでのプリンは俺の物だな」

 桜は俺を振りほどき、怒りの含めた目を向ける?

「それはダメ!日本のプリンは桜の物なの!それだけは絶ったいにダメ!」

「なら、俺のもやるから答えろ。お前は軍関係者か?」

 桜は………頷いた。

「他の連中は?」

「分かんない。ママは多分、階級は上の軍関係者」

「分かった。なら、朝食を食べて、ご近所さんに会いに行こう。名前は確か………「東野 冴子」だったな」

 俺は写真をポケットから出した。
 写真には見た所十代半ばの女子高生………髪型はロングの髪をイジっている位か?分かるのは。それと、モテそうだと分かる。清楚な感じ………いや、清潔感を見せている。良家のお嬢様って所だな。ストーカーが喜びそうだ。いや、金の匂いがしそうだ。

「惚れないでよね」

「ターゲットに恋をして死ぬ気は無いぞ。まあ、殺すかもしれない相手だ、よくその記憶を残してやろう」

「やっぱり「死の記憶デス・メモリー」は本当なんだ………」

 小声で聞き取れなかった………が、今は良い。
しおりを挟む
感想 10

あなたにおすすめの小説

俺だけ✨宝箱✨で殴るダンジョン生活

双葉 鳴
ファンタジー
俺、“飯狗頼忠(めしく よりただ)”は世間一般で【大ハズレ】と呼ばれるスキル【+1】を持つ男だ。 幸運こそ100と高いが、代わりに全てのステータスが1と、何をするにもダメダメで、ダンジョンとの相性はすこぶる悪かった。 しかし世の中には天から二物も三物ももらう存在がいる。 それが幼馴染の“漆戸慎(うるしどしん)”だ。 成績優秀、スポーツ万能、そして“ダンジョンタレント”としてクラスカースト上位に君臨する俺にとって目の上のたんこぶ。 そんな幼馴染からの誘いで俺は“宝箱を開ける係”兼“荷物持ち”として誘われ、同調圧力に屈して渋々承認する事に。 他にも【ハズレ】スキルを持つ女子3人を引き連れ、俺たちは最寄りのランクEダンジョンに。 そこで目の当たりにしたのは慎による俺TUEEEEE無双。 寄生上等の養殖で女子達は一足早くレベルアップ。 しかし俺の筋力は1でカスダメも与えられず…… パーティは俺を置いてズンズンと前に進んでしまった。 そんな俺に訪れた更なる不運。 レベルが上がって得意になった女子が踏んだトラップによる幼馴染とのパーティ断絶だった。 一切悪びれずにレベル1で荷物持ちの俺に盾になれと言った女子と折り合いがつくはずもなく、俺たちは別行動をとる事に…… 一撃もらっただけで死ぬ場所で、ビクビクしながらの行軍は悪夢のようだった。そんな中響き渡る悲鳴、先程喧嘩別れした女子がモンスターに襲われていたのだ。 俺は彼女を囮に背後からモンスターに襲いかかる! 戦闘は泥沼だったがそれでも勝利を収めた。 手にしたのはレベルアップの余韻と新たなスキル。そしてアイアンボックスと呼ばれる鉄等級の宝箱を手に入れて、俺は内心興奮を抑えきれなかった。 宝箱。それはアイテムとの出会いの場所。モンスタードロップと違い装備やアイテムが低い確率で出てくるが、同時に入手アイテムのグレードが上がるたびに設置されるトラップが凶悪になる事で有名である。 極限まで追い詰められた俺は、ここで天才的な閃きを見せた。 もしかしてこのトラップ、モンスターにも向けられるんじゃね? やってみたら案の定効果を発揮し、そして嬉しい事に俺のスキルがさらに追加効果を発揮する。 女子を囮にしながらの快進撃。 ステータスが貧弱すぎるが故に自分一人じゃ何もできない俺は、宝箱から出したアイテムで女子を買収し、囮役を引き受けてもらった。 そして迎えたボス戦で、俺たちは再び苦戦を強いられる。 何度削っても回復する無尽蔵のライフ、しかし激戦を制したのは俺たちで、命からがら抜け出したダンジョンの先で待っていたのは……複数の記者のフラッシュだった。 クラスメイトとの別れ、そして耳を疑う顛末。 俺ができるのは宝箱を開けることくらい。 けどその中に、全てを解決できる『鍵』が隠されていた。

あやかし旅館、縁結びは四季ちゃんにおまかせ!!

八乙女 忍
キャラ文芸
僕の家は、昔から旅館をしていた。 その旅館には、座敷わらしが出ると言われている。 その座敷わらしを見ると、願い事が叶うと言われていた。 僕は、小さい頃からその座敷わらしと遊んでいる。 僕も年頃になり好きな子ができた。 小さい頃から座敷わらしと、遊んでいた僕の願い事は叶うのだろうか?

冤罪で辺境に幽閉された第4王子

satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。 「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。 辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。

薬師だからってポイ捨てされました~異世界の薬師なめんなよ。神様の弟子は無双する~

黄色いひよこ
ファンタジー
薬師のロベルト・シルベスタは偉大な師匠(神様)の教えを終えて自領に戻ろうとした所、異世界勇者召喚に巻き込まれて、周りにいた数人の男女と共に、何処とも知れない世界に落とされた。  ─── からの~数年後 ──── 俺が此処に来て幾日が過ぎただろう。  ここは俺が生まれ育った場所とは全く違う、環境が全然違った世界だった。 「ロブ、申し訳無いがお前、明日から来なくていいから。急な事で済まねえが、俺もちっせえパーティーの長だ。より良きパーティーの運営の為、泣く泣くお前を切らなきゃならなくなった。ただ、俺も薄情な奴じゃねぇつもりだ。今日までの給料に、迷惑料としてちと上乗せして払っておくから、穏便に頼む。断れば上乗せは無しでクビにする」  そう言われて俺に何が言えよう、これで何回目か? まぁ、薬師の扱いなどこんなものかもな。  この世界の薬師は、ただポーションを造るだけの職業。  多岐に亘った薬を作るが、僧侶とは違い瞬時に体を癒す事は出来ない。  普通は……。 異世界勇者巻き込まれ召喚から数年、ロベルトはこの異世界で逞しく生きていた。 勇者?そんな物ロベルトには関係無い。 魔王が居ようが居まいが、世界は変わらず巡っている。 とんでもなく普通じゃないお師匠様に薬師の業を仕込まれた弟子ロベルトの、危難、災難、巻き込まれ痛快世直し異世界道中。 はてさて一体どうなるの? と、言う話。ここに開幕! ● ロベルトの独り言の多い作品です。ご了承お願いします。 ● 世界観はひよこの想像力全開の世界です。

天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】

田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。 俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。 「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」 そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。 「あの...相手の人の名前は?」 「...汐崎真凛様...という方ですね」 その名前には心当たりがあった。 天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。 こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。

【1/20本編堂々完結!】自力で帰還した錬金術師の爛れた日常

ちょす氏
ファンタジー
「この先は分からないな」 帰れると言っても、時間まで同じかどうかわからない。 さて。 「とりあえず──妹と家族は救わないと」 あと金持ちになって、ニート三昧だな。 こっちは地球と環境が違いすぎるし。 やりたい事が多いな。 「さ、お別れの時間だ」 これは、異世界で全てを手に入れた男の爛れた日常の物語である。 ※物語に出てくる組織、人物など全てフィクションです。 ※主人公の癖が若干終わっているのは師匠のせいです。 ゆっくり投稿です。

妻からの手紙~18年の後悔を添えて~

Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。 妻が死んで18年目の今日。 息子の誕生日。 「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」 息子は…17年前に死んだ。 手紙はもう一通あった。 俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。 ------------------------------

【完結】異世界で魔道具チートでのんびり商売生活

シマセイ
ファンタジー
大学生・誠也は工事現場の穴に落ちて異世界へ。 物体に魔力を付与できるチートスキルを見つけ、 能力を隠しつつ魔道具を作って商業ギルドで商売開始。 のんびりスローライフを目指す毎日が幕を開ける!

処理中です...