4 / 29
第一章
朝ですよ!
しおりを挟む
カーペットが敷いてあって、床がカツカツと言わない。これってこの廊下にカーペット一枚だけだよな。
ジュースとかこぼしたときはどうするんだろう?
前世の疑問①がこれだ。俺がカーペットにオレンジジュースをこぼしたとき、お母さんが慌ててティッシュを持ってきている姿が頭をよぎった。
カーペットの話は置いといて、
俺は今何をしているかと言うと、俺は高嶺の花…いや、神に朝だと伝えに行く係らしい。
「えーっと…ジストの部屋は。」
あった!
両開きのドアでサイドにはちゃんと警備がいる。
「オーベル様、おはようごさいます。」
俺からみて右の人が挨拶してくれた。
なんか…機械みたい……こういう人は好ましくない。
「おはよー。」
「?」
なんでそんなに怪訝な顔をするんだよ!
そっちが機械っぽかったから、クラスに一人はいるダルそうな奴の挨拶を真似しただけじゃないか!
どうでもいいことを考えながら、俺はドアをノックした。
コン、タタタ、トン、タン
こういう所のノックは分からないので、一応茶色いおさげのプリンセスの真似をしておいた。
つまんねぇって? だまれ。
「ジス…お坊っちゃま、朝ですよ。」
あぶねぇ…。
この国の皇子の名前を呼び捨てにするところだった。
だが、待っていても中々出てこない。
「朝ですよ!」
出てこない
「失礼しまーす。」
そういって俺はドアを開いた。
その瞬間、きつくないバラの匂いがふわぁっと香ってきた。
バタンッ
びっくりしてドアを閉めた。いい匂いすぎる。
もう一度、ゆっくり開いてみる。
今回はびっくりしなかったが、一生嗅いでいたい。
「ほわぁ~、、」
目を瞑っておもいっきり肺とお腹に吸い込んだ。
そんな俺を不審者を見るような目で、警備が見ていたのは気づかなかった。
カーテンが閉まっていて、部屋が薄暗くなっていた。
俺はまず、窓のカーテンを開けて部屋を明るくした。
そして、天蓋ベットの厚めのレースを恐る恐る開けた。
「ほゎゎ…。…はっ!」
眠れる森の美男子!!
呼吸で大きく動いていることさえも美しい。眩しすぎる。
俺はそっとレースを閉じた。
もう一回開けてみる。
とにかく、この美男子起こさなければ。
「朝ですよ。」
「…」
「朝ですよ~。」
「…」
「朝ですよ~!!!」
「…うーん。…。」
なんで起きねぇんだよ。寝返りさえ美しいな、ごらぁ。
イラッとした俺は朝にやられると一番うざいやつ、布団取りを発動した。
「朝ですよ~!!!」
バサッ
「うーん…何すんだよ?!やめろって言ってるだろ?レイ。」
やっと起きた。眩しすぎる。ありがとう神様。こんなに美しい人に怒られるのは最高です。
「なにその顔?きも。」
「なんでそんなこと言うのですか?!」
ジストってこんなに毒舌だったっけ?
でも、最高です。ありがとうございます。
「それよりも、ジス…お坊っちゃま。今朝のお食事を共に致しますのは…。」
やべ、誰か忘れた。
ちゃんと名前を覚えてきたはずなのに。執事として失格だ、これは。
「お父様だろ?知ってる。」
「そ、そうでごさいます!」
「はぁ…。」
ジストはとっても大きなため息をついた。
父との食事が憂鬱なのだろうか?
ジュースとかこぼしたときはどうするんだろう?
前世の疑問①がこれだ。俺がカーペットにオレンジジュースをこぼしたとき、お母さんが慌ててティッシュを持ってきている姿が頭をよぎった。
カーペットの話は置いといて、
俺は今何をしているかと言うと、俺は高嶺の花…いや、神に朝だと伝えに行く係らしい。
「えーっと…ジストの部屋は。」
あった!
両開きのドアでサイドにはちゃんと警備がいる。
「オーベル様、おはようごさいます。」
俺からみて右の人が挨拶してくれた。
なんか…機械みたい……こういう人は好ましくない。
「おはよー。」
「?」
なんでそんなに怪訝な顔をするんだよ!
そっちが機械っぽかったから、クラスに一人はいるダルそうな奴の挨拶を真似しただけじゃないか!
どうでもいいことを考えながら、俺はドアをノックした。
コン、タタタ、トン、タン
こういう所のノックは分からないので、一応茶色いおさげのプリンセスの真似をしておいた。
つまんねぇって? だまれ。
「ジス…お坊っちゃま、朝ですよ。」
あぶねぇ…。
この国の皇子の名前を呼び捨てにするところだった。
だが、待っていても中々出てこない。
「朝ですよ!」
出てこない
「失礼しまーす。」
そういって俺はドアを開いた。
その瞬間、きつくないバラの匂いがふわぁっと香ってきた。
バタンッ
びっくりしてドアを閉めた。いい匂いすぎる。
もう一度、ゆっくり開いてみる。
今回はびっくりしなかったが、一生嗅いでいたい。
「ほわぁ~、、」
目を瞑っておもいっきり肺とお腹に吸い込んだ。
そんな俺を不審者を見るような目で、警備が見ていたのは気づかなかった。
カーテンが閉まっていて、部屋が薄暗くなっていた。
俺はまず、窓のカーテンを開けて部屋を明るくした。
そして、天蓋ベットの厚めのレースを恐る恐る開けた。
「ほゎゎ…。…はっ!」
眠れる森の美男子!!
呼吸で大きく動いていることさえも美しい。眩しすぎる。
俺はそっとレースを閉じた。
もう一回開けてみる。
とにかく、この美男子起こさなければ。
「朝ですよ。」
「…」
「朝ですよ~。」
「…」
「朝ですよ~!!!」
「…うーん。…。」
なんで起きねぇんだよ。寝返りさえ美しいな、ごらぁ。
イラッとした俺は朝にやられると一番うざいやつ、布団取りを発動した。
「朝ですよ~!!!」
バサッ
「うーん…何すんだよ?!やめろって言ってるだろ?レイ。」
やっと起きた。眩しすぎる。ありがとう神様。こんなに美しい人に怒られるのは最高です。
「なにその顔?きも。」
「なんでそんなこと言うのですか?!」
ジストってこんなに毒舌だったっけ?
でも、最高です。ありがとうございます。
「それよりも、ジス…お坊っちゃま。今朝のお食事を共に致しますのは…。」
やべ、誰か忘れた。
ちゃんと名前を覚えてきたはずなのに。執事として失格だ、これは。
「お父様だろ?知ってる。」
「そ、そうでごさいます!」
「はぁ…。」
ジストはとっても大きなため息をついた。
父との食事が憂鬱なのだろうか?
11
あなたにおすすめの小説
メインキャラ達の様子がおかしい件について
白鳩 唯斗
BL
前世で遊んでいた乙女ゲームの世界に転生した。
サポートキャラとして、攻略対象キャラたちと過ごしていたフィンレーだが・・・・・・。
どうも攻略対象キャラ達の様子がおかしい。
ヒロインが登場しても、興味を示されないのだ。
世界を救うためにも、僕としては皆さん仲良くされて欲しいのですが・・・。
どうして僕の周りにメインキャラ達が集まるんですかっ!!
主人公が老若男女問わず好かれる話です。
登場キャラは全員闇を抱えています。
精神的に重めの描写、残酷な描写などがあります。
BL作品ですが、舞台が乙女ゲームなので、女性キャラも登場します。
恋愛というよりも、執着や依存といった重めの感情を主人公が向けられる作品となっております。
悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?
* ゆるゆ
BL
王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。
悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう!
せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー?
ユィリと皆の動画をつくりました!
インスタ @yuruyu0 絵も動画もあがります。ほぼ毎日更新
Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。動画を作ったときに更新
プロフのWebサイトから、両方に飛べるので、もしよかったら!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください!
BLゲームの脇役に転生したはずなのに
れい
BL
腐男子である牧野ひろは、ある日コンビニ帰りの事故で命を落としてしまう。
しかし次に目を覚ますと――そこは、生前夢中になっていた学園BLゲームの世界。
転生した先は、主人公の“最初の友達”として登場する脇役キャラ・アリエス。
恋愛の当事者ではなく安全圏のはず……だったのに、なぜか攻略対象たちの視線は主人公ではなく自分に向かっていて――。
脇役であるはずの彼が、気づけば物語の中心に巻き込まれていく。
これは、予定外の転生から始まる波乱万丈な学園生活の物語。
⸻
脇役くん総受け作品。
地雷の方はご注意ください。
随時更新中。
実は俺、悪役なんだけど周りの人達から溺愛されている件について…
彩ノ華
BL
あのぅ、、おれ一応悪役なんですけど〜??
ひょんな事からこの世界に転生したオレは、自分が悪役だと思い出した。そんな俺は…!!ヒロイン(男)と攻略対象者達の恋愛を全力で応援します!断罪されない程度に悪役としての責務を全うします_。
みんなから嫌われるはずの悪役。
そ・れ・な・の・に…
どうしてみんなから構われるの?!溺愛されるの?!
もしもーし・・・ヒロインあっちだよ?!どうぞヒロインとイチャついちゃってくださいよぉ…(泣)
そんなオレの物語が今始まる___。
ちょっとアレなやつには✾←このマークを付けておきます。読む際にお気を付けください☺️
伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい
マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。
最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡)
世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。
強制悪役劣等生、レベル99の超人達の激重愛に逃げられない
砂糖犬
BL
悪名高い乙女ゲームの悪役令息に生まれ変わった主人公。
自分の未来は自分で変えると強制力に抗う事に。
ただ平穏に暮らしたい、それだけだった。
とあるきっかけフラグのせいで、友情ルートは崩れ去っていく。
恋愛ルートを認めない弱々キャラにわからせ愛を仕掛ける攻略キャラクター達。
ヒロインは?悪役令嬢は?それどころではない。
落第が掛かっている大事な時に、主人公は及第点を取れるのか!?
最強の力を内に憑依する時、その力は目覚める。
12人の攻略キャラクター×強制力に苦しむ悪役劣等生
主人公のライバルポジにいるようなので、主人公のカッコ可愛さを特等席で愛でたいと思います。
小鷹けい
BL
以前、なろうサイトさまに途中まであげて、結局書きかけのまま放置していたものになります(アカウントごと削除済み)タイトルさえもうろ覚え。
そのうち続きを書くぞ、の意気込みついでに数話分投稿させていただきます。
先輩×後輩
攻略キャラ×当て馬キャラ
総受けではありません。
嫌われ→からの溺愛。こちらも面倒くさい拗らせ攻めです。
ある日、目が覚めたら大好きだったBLゲームの当て馬キャラになっていた。死んだ覚えはないが、そのキャラクターとして生きてきた期間の記憶もある。
だけど、ここでひとつ問題が……。『おれ』の推し、『僕』が今まで嫌がらせし続けてきた、このゲームの主人公キャラなんだよね……。
え、イジめなきゃダメなの??死ぬほど嫌なんだけど。絶対嫌でしょ……。
でも、主人公が攻略キャラとBLしてるところはなんとしても見たい!!ひっそりと。なんなら近くで見たい!!
……って、なったライバルポジとして生きることになった『おれ(僕)』が、主人公と仲良くしつつ、攻略キャラを巻き込んでひっそり推し活する……みたいな話です。
本来なら当て馬キャラとして冷たくあしらわれ、手酷くフラれるはずの『ハルカ先輩』から、バグなのかなんなのか徐々に距離を詰めてこられて戸惑いまくる当て馬の話。
こちらは、ゆるゆる不定期更新になります。
最可愛天使は儚げ美少年を演じる@勘違いってマジ??
雨霧れいん
BL
《 男子校の華 》と呼ばれるほどにかわいく、美しい少年"依織のぞ"は社会に出てから厳しさを知る。
いままでかわいいと言われていた特徴も社会に出れば女々しいだとか、非力だとか、色々な言葉で貶された。いつまでもかわいいだけの僕でいたい!いつしか依織はネットにのめり込んだ。男の主人公がイケメンに言い寄られるゲーム、通称BLゲーム。こんな世界に生まれたかった、と悲しみに暮れ眠りについたが朝起きたらそこは大好きなBLゲームのなかに!?
可愛い可愛い僕でいるために儚げ男子(笑)を演じていたら色々勘違いされて...!?!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる