13 / 13
それからの三人
その日、偶然というにはあまりにも出来すぎたタイミングで兄貴に出会った。
朝陽に兄貴のところへ帰れと言われたのは昨日。まるで、そんな会話を交わした事を知っていたかのように。
翌朝、目が覚めると、朝陽はもう仕事に行ったのか既に居なかった。
俺はぼんやりとした頭で、ひとまず煙草に火をつける。昨夜は浅い眠りの中で、朝陽との会話をずっと考えていた。俺はやっぱり兄貴の元に帰るべきなんだろうか。
何の連絡もせず一年以上。実際、良く此処に居る俺を見つけたと思う。ずっと俺を捜し続けてくれていたということだ。俺は見捨てられていなかったのかと思えば、正直嬉しい思いが沸き上がる。
だけど、今更どのツラ下げて兄貴に会えばいい?
いつまでも意地を張っているのも一体どうなんだ?
つらつらと宛も無くそんな事ばかりを考える。やがて短くなった煙草を空き缶に放り込むと、重い腰を上げた。こうしていても仕方が無い。取り敢えず仕事に行って、それから……
俺はこれからも此処に居て良いのか、いられるのか。それとも兄貴の元へ返るべきなのか、帰れるのか。迷う心を抱えたままアパートを出ると、其処には予想もしなかった人物が立っていた。
けれど、相手は俺とまるで相反して予定通りと言わんばかりの落ち着いた表情をしている。
「兄貴……」
驚きに其れ以上の言葉が出ない。まるで何かの冗談かと思いながらも、ふと朝陽の事が脳裏をよぎる。もしかしたら、このタイミングで兄貴が現れたという事は、朝陽がそう仕向けたのかもしれない。それとも本当にただの偶然なのか。
きっと、これまでの俺の事は皆朝陽から伝わっているはずだ。今まで掛けた心配を思えば、殴られるくらいは覚悟した。直ぐにでも振り上げられるだろう拳を、俺は黙って待つ。
けれど目の前に立つ兄貴は特に怒っているでも無く、其の様子にかえって俺は戸惑った。
暫く黙って俺の顔を見ていた兄貴が、口を開く。
「……気は済んだか?」
……ああ、そうだ。
俺はこれ以上一体何から逃げるつもりだ?
何に背を向けている?
もうこれ以上、なんの意地を張る必要があるんだ?
俺の気持ちはもう十分に前を向いていて、失敗した過去を悔しく思う事はあっても、嘆いて己を悲観する事も無くなった。
兄貴の言葉に、俺はただ頷いていた。逃げたかったのは無様な自分自身。本当はいつだって戻りたいと思っていた。
ただ一つ、此処を後にするには気がかりな事がある。
朝陽をこのままにして、俺だけ出ていっていいんだろうか? 今まで散々世話になっておきながら、なんの恩返しもなしに黙って出て行くのは薄情なではないのか。
朝陽を放っておけないと、一人には出来ないとそう思ったのは嘘じゃない。今だってそう思っている。だから朝陽が何も言わなければ、俺はまだ此処で暮らす事もやぶさかではなかった。
その朝陽が俺に出て行けと言った。それは、俺が朝陽の売色に気づいてしまったから気まずさから出た言葉なんかじゃない。あれはもう、俺があんな事を言い出す前から心に決めていたんだ。
これ以上俺が此処に居ても、どこかギクシャクとして以前の様には居られないだろう。それに此処に居たからといって、俺に朝陽の枷となっている借金をどうにかしてやる事は出来ない。
結局俺は僅かな荷物を持って、そのまま朝陽の部屋を後にした。仰々しくサヨナラを言うのも柄じゃない。
部屋を出る前に、その辺にあった紙切れに短い別れの言葉を残した。多くの言葉はいらない。朝陽は気が向けば来いといってくれたんだ。其れくらいの気軽さが、俺たちの関係なんだろう。
オンボロのドアを閉める前に、一度部屋を見回す。
こうして改めてみると、本当に薄暗くてボロで何も無い部屋だ。僅かな朝日の荷物が酷く寂しい。
俺はドアを閉めて気休めの鍵をかけると、其の鍵をすり切れたジーンズのポケットにしまう。朝日に返す事も出来たが、それにはまだ早い気がした。
引っ越しが済み、たいした物も無い部屋で俺と兄貴は形だけでもと、出前の引っ越し蕎麦をすすった。こうやって兄貴と向かい合ってメシを食うなんて。なんとも久しぶりすぎて、不思議な気分にすらなる。だけどやっぱり兄弟なんだなと思うのは、どんだけ離れていてもこうして向き合ってしまえば、離れた時間なんてもんはなんの隔たりにも成らない。多少の気恥ずかしさはあるにしろ、兄貴の元を離れる前となんの変わりもなかった。
「……あのさ……」
俺は意を決して、蕎麦を食い終わり煙草を吹かしている兄貴に声をかける。本当はもっとは早くに言うべき言葉だった。だけど、ずっと言えずに居た。だけど、今なら素直に言えそうだ。
「……なんだ?」
灰皿に向いていた兄貴の視線が、俺に向けられる。一瞬怯んだけれど、それでも口を開いた。
「いままで心配かけて、ゴメン……それから、ありがとう。此処までしてもらって感謝してる」
たったこれだけの言葉が、どうしてこんなに難しいんだろう。
漸く言えた言葉に少し驚いた様に俺を見た兄貴は、煙を吐き出しながら笑った。
「しっかりやれよ」
其の言葉に俺は強く頷く。俺が戻っても、兄貴は説教じみた事を一言も言わ無かった。本当は言いたい事はいくらでもあるはずだ。何も言われなかった分、今の兄貴の一言は重く俺に響く。
兄貴の処に戻ってみると、俺の為に既に仕事や住む場所は用意されていた。俺はただ其処に収まればいいだけ。
なにからなにまで、本当に兄貴に頼る事に成ってしまった。それでも、俺は其れを素直に受けた。無駄な意地を張るよりも、今自分が出来る事をする。借りはこれからいつでも返せる。今までの分、しっかり働いて倍にして返すつもりだと、そう言う俺を兄貴はただ笑った。
俺が迷惑をかけてしまった人たちの恩に報いる為にも、もうどんな事からも逃げたりはしない。
そしてももう一つ、俺にはずっと気にかかっていた事がある。
朝陽の事だ。
朝陽は一人で大丈夫だなんて言っていたけれど。俺にはそう思えない。今にも崩れそうだった姿を知っているから。
「あのさ……朝陽の事なんだけど……」
そう言いかけた俺に兄貴は小さく頷いた。
「……解ってる。心配するな」
心配するなというからには、兄貴に何かしらの考えが在るのだろう。
朝陽の事について兄貴に話したい事はたくさんある。
どん底にいた俺が、どれだけ朝日に救われていたか。あいつと過ごした1日1日に、ボロボロだった俺の心は癒された。傷は今も残っているけれど、もう痛む事はない。
朝日に拾われなければ、こうして兄貴と向き合う日なんて二度となかっただろう。
もし、朝日が今も痛む心を抱え、一人で俯く夜を過ごすというのなら。1日も早く、痛みがなくなる日がくればいい。無力な俺には願うことしか出来ないけれど。
それから間もなくして。
朝陽は兄貴と一緒に暮らし始めた。それはなんとも予想外の出来事だった。
幾ら2人が俺の知らないところで顔を会わせていたとしても、せいぜい俺の話をしている程度だろうと思っていた。まさか一緒に住む程仲が良いとは思ってもなかった。
なにより意外だったのはあの兄貴が誰かと一緒に生活を共にしているという事。煩わしさを厭う兄貴が、私生活の中に他人を入れるなんて、ちょっと信じられない。
些か想像力の乏しい俺としては、其の時点ではまだ2人がどういった関係であるのか想像すらついていなかった。一緒に暮らしていることも、取り敢えずなのだと思っていたけれど。気がつけば、兄貴の部屋には朝陽の生活空間が出来上がっていた。
そんな朝陽は兄貴の紹介で定職に付き、借金については弁護士と相談して今後に於いて最も良い方法を模索している。
当然と言えば当然なのだろうが、売色からも足を洗ったようだった。
「朝陽とは腐れ縁なんだな、」
何故か申し訳なさそうな様子で兄貴と暮らしている事を報告した朝陽に、上手い言葉が見つからなくて茶化す様にそう言ってやった。
「なんだよ、悪縁なのかよ」
朝陽はそれでも、何処か嬉しそうに返して来た。
2人の関係が特別な物であると気がついたのは、そのすぐ後だ。朝陽や兄貴がはっきりと言ったわけじゃない。なんとなく雰囲気で察した。幾ら何でも、何も気がつかないほど俺は鈍くはない。流石にまさかとは思ったけれど、其れを否定する程俺は頭の固い人間じゃない。
あの兄貴が? という驚きもあったけれど、誰にだって幸せになる権利はあるし、それに文句を言う筋合いは無い。
別に、2人がどんな関係だって構わない。朝陽が其れを望んでいたのなら、俺は別に構う事など何一つ無い。寧ろ、良かったと思う。いつかに見たあんな寂しそうな朝陽の姿を見ることはもうないだろう。
ただ。
あの日ポケットにしまった鍵は全くの用無しと成ってしまった。
「……ま、いっか……」
俺はかつての朝陽の部屋の鍵を、記念品としてデスクの抽き出しに放り込んだ。
END
朝陽に兄貴のところへ帰れと言われたのは昨日。まるで、そんな会話を交わした事を知っていたかのように。
翌朝、目が覚めると、朝陽はもう仕事に行ったのか既に居なかった。
俺はぼんやりとした頭で、ひとまず煙草に火をつける。昨夜は浅い眠りの中で、朝陽との会話をずっと考えていた。俺はやっぱり兄貴の元に帰るべきなんだろうか。
何の連絡もせず一年以上。実際、良く此処に居る俺を見つけたと思う。ずっと俺を捜し続けてくれていたということだ。俺は見捨てられていなかったのかと思えば、正直嬉しい思いが沸き上がる。
だけど、今更どのツラ下げて兄貴に会えばいい?
いつまでも意地を張っているのも一体どうなんだ?
つらつらと宛も無くそんな事ばかりを考える。やがて短くなった煙草を空き缶に放り込むと、重い腰を上げた。こうしていても仕方が無い。取り敢えず仕事に行って、それから……
俺はこれからも此処に居て良いのか、いられるのか。それとも兄貴の元へ返るべきなのか、帰れるのか。迷う心を抱えたままアパートを出ると、其処には予想もしなかった人物が立っていた。
けれど、相手は俺とまるで相反して予定通りと言わんばかりの落ち着いた表情をしている。
「兄貴……」
驚きに其れ以上の言葉が出ない。まるで何かの冗談かと思いながらも、ふと朝陽の事が脳裏をよぎる。もしかしたら、このタイミングで兄貴が現れたという事は、朝陽がそう仕向けたのかもしれない。それとも本当にただの偶然なのか。
きっと、これまでの俺の事は皆朝陽から伝わっているはずだ。今まで掛けた心配を思えば、殴られるくらいは覚悟した。直ぐにでも振り上げられるだろう拳を、俺は黙って待つ。
けれど目の前に立つ兄貴は特に怒っているでも無く、其の様子にかえって俺は戸惑った。
暫く黙って俺の顔を見ていた兄貴が、口を開く。
「……気は済んだか?」
……ああ、そうだ。
俺はこれ以上一体何から逃げるつもりだ?
何に背を向けている?
もうこれ以上、なんの意地を張る必要があるんだ?
俺の気持ちはもう十分に前を向いていて、失敗した過去を悔しく思う事はあっても、嘆いて己を悲観する事も無くなった。
兄貴の言葉に、俺はただ頷いていた。逃げたかったのは無様な自分自身。本当はいつだって戻りたいと思っていた。
ただ一つ、此処を後にするには気がかりな事がある。
朝陽をこのままにして、俺だけ出ていっていいんだろうか? 今まで散々世話になっておきながら、なんの恩返しもなしに黙って出て行くのは薄情なではないのか。
朝陽を放っておけないと、一人には出来ないとそう思ったのは嘘じゃない。今だってそう思っている。だから朝陽が何も言わなければ、俺はまだ此処で暮らす事もやぶさかではなかった。
その朝陽が俺に出て行けと言った。それは、俺が朝陽の売色に気づいてしまったから気まずさから出た言葉なんかじゃない。あれはもう、俺があんな事を言い出す前から心に決めていたんだ。
これ以上俺が此処に居ても、どこかギクシャクとして以前の様には居られないだろう。それに此処に居たからといって、俺に朝陽の枷となっている借金をどうにかしてやる事は出来ない。
結局俺は僅かな荷物を持って、そのまま朝陽の部屋を後にした。仰々しくサヨナラを言うのも柄じゃない。
部屋を出る前に、その辺にあった紙切れに短い別れの言葉を残した。多くの言葉はいらない。朝陽は気が向けば来いといってくれたんだ。其れくらいの気軽さが、俺たちの関係なんだろう。
オンボロのドアを閉める前に、一度部屋を見回す。
こうして改めてみると、本当に薄暗くてボロで何も無い部屋だ。僅かな朝日の荷物が酷く寂しい。
俺はドアを閉めて気休めの鍵をかけると、其の鍵をすり切れたジーンズのポケットにしまう。朝日に返す事も出来たが、それにはまだ早い気がした。
引っ越しが済み、たいした物も無い部屋で俺と兄貴は形だけでもと、出前の引っ越し蕎麦をすすった。こうやって兄貴と向かい合ってメシを食うなんて。なんとも久しぶりすぎて、不思議な気分にすらなる。だけどやっぱり兄弟なんだなと思うのは、どんだけ離れていてもこうして向き合ってしまえば、離れた時間なんてもんはなんの隔たりにも成らない。多少の気恥ずかしさはあるにしろ、兄貴の元を離れる前となんの変わりもなかった。
「……あのさ……」
俺は意を決して、蕎麦を食い終わり煙草を吹かしている兄貴に声をかける。本当はもっとは早くに言うべき言葉だった。だけど、ずっと言えずに居た。だけど、今なら素直に言えそうだ。
「……なんだ?」
灰皿に向いていた兄貴の視線が、俺に向けられる。一瞬怯んだけれど、それでも口を開いた。
「いままで心配かけて、ゴメン……それから、ありがとう。此処までしてもらって感謝してる」
たったこれだけの言葉が、どうしてこんなに難しいんだろう。
漸く言えた言葉に少し驚いた様に俺を見た兄貴は、煙を吐き出しながら笑った。
「しっかりやれよ」
其の言葉に俺は強く頷く。俺が戻っても、兄貴は説教じみた事を一言も言わ無かった。本当は言いたい事はいくらでもあるはずだ。何も言われなかった分、今の兄貴の一言は重く俺に響く。
兄貴の処に戻ってみると、俺の為に既に仕事や住む場所は用意されていた。俺はただ其処に収まればいいだけ。
なにからなにまで、本当に兄貴に頼る事に成ってしまった。それでも、俺は其れを素直に受けた。無駄な意地を張るよりも、今自分が出来る事をする。借りはこれからいつでも返せる。今までの分、しっかり働いて倍にして返すつもりだと、そう言う俺を兄貴はただ笑った。
俺が迷惑をかけてしまった人たちの恩に報いる為にも、もうどんな事からも逃げたりはしない。
そしてももう一つ、俺にはずっと気にかかっていた事がある。
朝陽の事だ。
朝陽は一人で大丈夫だなんて言っていたけれど。俺にはそう思えない。今にも崩れそうだった姿を知っているから。
「あのさ……朝陽の事なんだけど……」
そう言いかけた俺に兄貴は小さく頷いた。
「……解ってる。心配するな」
心配するなというからには、兄貴に何かしらの考えが在るのだろう。
朝陽の事について兄貴に話したい事はたくさんある。
どん底にいた俺が、どれだけ朝日に救われていたか。あいつと過ごした1日1日に、ボロボロだった俺の心は癒された。傷は今も残っているけれど、もう痛む事はない。
朝日に拾われなければ、こうして兄貴と向き合う日なんて二度となかっただろう。
もし、朝日が今も痛む心を抱え、一人で俯く夜を過ごすというのなら。1日も早く、痛みがなくなる日がくればいい。無力な俺には願うことしか出来ないけれど。
それから間もなくして。
朝陽は兄貴と一緒に暮らし始めた。それはなんとも予想外の出来事だった。
幾ら2人が俺の知らないところで顔を会わせていたとしても、せいぜい俺の話をしている程度だろうと思っていた。まさか一緒に住む程仲が良いとは思ってもなかった。
なにより意外だったのはあの兄貴が誰かと一緒に生活を共にしているという事。煩わしさを厭う兄貴が、私生活の中に他人を入れるなんて、ちょっと信じられない。
些か想像力の乏しい俺としては、其の時点ではまだ2人がどういった関係であるのか想像すらついていなかった。一緒に暮らしていることも、取り敢えずなのだと思っていたけれど。気がつけば、兄貴の部屋には朝陽の生活空間が出来上がっていた。
そんな朝陽は兄貴の紹介で定職に付き、借金については弁護士と相談して今後に於いて最も良い方法を模索している。
当然と言えば当然なのだろうが、売色からも足を洗ったようだった。
「朝陽とは腐れ縁なんだな、」
何故か申し訳なさそうな様子で兄貴と暮らしている事を報告した朝陽に、上手い言葉が見つからなくて茶化す様にそう言ってやった。
「なんだよ、悪縁なのかよ」
朝陽はそれでも、何処か嬉しそうに返して来た。
2人の関係が特別な物であると気がついたのは、そのすぐ後だ。朝陽や兄貴がはっきりと言ったわけじゃない。なんとなく雰囲気で察した。幾ら何でも、何も気がつかないほど俺は鈍くはない。流石にまさかとは思ったけれど、其れを否定する程俺は頭の固い人間じゃない。
あの兄貴が? という驚きもあったけれど、誰にだって幸せになる権利はあるし、それに文句を言う筋合いは無い。
別に、2人がどんな関係だって構わない。朝陽が其れを望んでいたのなら、俺は別に構う事など何一つ無い。寧ろ、良かったと思う。いつかに見たあんな寂しそうな朝陽の姿を見ることはもうないだろう。
ただ。
あの日ポケットにしまった鍵は全くの用無しと成ってしまった。
「……ま、いっか……」
俺はかつての朝陽の部屋の鍵を、記念品としてデスクの抽き出しに放り込んだ。
END
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(3件)
あなたにおすすめの小説
親友が虎視眈々と僕を囲い込む準備をしていた
こたま
BL
西井朔空(さく)は24歳。IT企業で社会人生活を送っていた。朔空には、高校時代の親友で今も交流のある鹿島絢斗(あやと)がいる。大学時代に起業して財を成したイケメンである。賃貸マンションの配管故障のため部屋が水浸しになり使えなくなった日、絢斗に助けを求めると…美形×平凡と思っている美人の社会人ハッピーエンドBLです。
魔性の男
makase
BL
俺はとにかくモテる。学生の頃から、社会人になった今でも、異性問わずにモテてしまう。
最近、さえない同性の先輩に好意を持たれている。いつものことだろう。いい人だから、傷つけたくはないな。
そう、思っていた。
【BL】男なのになぜかNo.1ホストに懐かれて困ってます
猫足
BL
「俺としとく? えれちゅー」
「いや、するわけないだろ!」
相川優也(25)
主人公。平凡なサラリーマンだったはずが、女友達に連れていかれた【デビルジャム】というホストクラブでスバルと出会ったのが運の尽き。
碧スバル(21)
指名ナンバーワンの美形ホスト。自称博愛主義者。優也に懐いてつきまとう。その真意は今のところ……不明。
「絶対に僕の方が美形なのに、僕以下の女に金払ってどーすんだよ!」
「スバル、お前なにいってんの……?」
冗談?本気?二人の結末は?
美形病みホス×平凡サラリーマンの、友情か愛情かよくわからない日常。
※現在、続編連載再開に向けて、超大幅加筆修正中です。読んでくださっていた皆様にはご迷惑をおかけします。追加シーンがたくさんあるので、少しでも楽しんでいただければ幸いです。
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
冤罪で堕とされた最強騎士、狂信的な男たちに包囲される
マンスーン
BL
王国最強の聖騎士団長から一転、冤罪で生存率0%の懲罰部隊へと叩き落とされたレオン。
泥にまみれてもなお気高く、圧倒的な強さを振るう彼に、狂った執着を抱く男たちが集結する。
春を拒む【完結】
璃々丸
BL
日本有数の財閥三男でΩの北條院環(ほうじょういん たまき)の目の前には見るからに可憐で儚げなΩの女子大生、桜雛子(さくら ひなこ)が座っていた。
「ケイト君を解放してあげてください!」
大きなおめめをうるうるさせながらそう訴えかけてきた。
ケイト君────諏訪恵都(すわ けいと)は環の婚約者であるαだった。
環とはひとまわり歳の差がある。この女はそんな環の負い目を突いてきたつもりだろうが、『こちとらお前等より人生経験それなりに積んどんねん────!』
そう簡単に譲って堪るか、と大人げない反撃を開始するのであった。
オメガバな設定ですが設定は緩めで独自設定があります、ご注意。
不定期更新になります。
『いつから魔力がないと…』がきっかけで、こちらも読ませていただきました。
こちらも、ストーリーに惹き込まれ、一気読み。
大きな出来事があるわけではないのに、淡々とそれぞれの思いが語られていて、ちょっと切なくなったあとのハッピーエンド。
余韻がとても心地いいお話しでした。
『いつから魔力…』もあり、お忙しいでしょうが、また、新作を楽しみにしています。
珠玉の物語でした。淡々と無駄のない描かれ方素敵です。
昔の矜持のある日本映画の様で切なく嬉しい終わりてした。
暫く余韻も楽しませて頂きます。有難う御座います。
なんだろう…、心が揺さぶられる。
派手さのない設定なのに一人一人の人物が懸命に生きてて、心がキューってなる。
良い作品です。
嬉しいお言葉ありがとうございます!
自分的には気に入っている作品でしたので、とても嬉しいです!
本当に、ありがとうございます!