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第二章 旅立ち
13.丁寧なお世話※
エディは俺の動揺なんてお構いなしで丹念に俺の身体を磨き上げている。
この行為は俺の身体を洗うこと以外の意味はないはずだけど、くすぐったさと恥ずかしさでどうしていいのか分からなくなってきた。
「エ、エディ? もう、いいからっ」
「いけません。隅々まで綺麗になさらないと」
「本当にっ! ふぇっ? ま、ままま待って! どこ触って……っ」
エディは俺の中心部まで手を伸ばしてきた。
指が一本一本うごめくたびに触れられていることを意識してしまって、中心も徐々に硬さを帯びてきてしまう。
いつの間にか俺の背中にエディがピッタリとくっついていて、両手で丁寧に俺自身も洗っている状態だ。
洗われているのか刺激を与えられているのか分からないうちに、俺自身も少しずつ昂ってきている。
「お願いだから、も、離して……? あっ、ちょっ」
「欲求を溜めてしまうと身体によくないでしょう? お気になさらずとも、私しか見ておりませんので。存分に癒されてください」
優しく諭すような声なのに、このまま俺を逃がさないという強い意思を感じる。
欲求を溜めてしまうのは身体にもよくないって聞いたことはあるけれど、それを従者が管理するというのは聞いたことはない……はずだ。
書物や誰かに聞いた訳じゃないにしても、普通は自分でどうにかするものであって……。
と、俺が頭の中で悶々と考えている間も、エディの動きは止まらない。
俺自身の良いところを探すように、やんわり撫でたり強く握ったりと緩急をつけて刺激を与えてくる。
情けないけれど、されるがままに俺自身も反応してピクンと返す。
「気持ち良いですか?」
「ひゃっ! あっ……そんな触り方したら……も、でちゃ……ンッ!」
自分でも大してしたことがないのに、エディに下のお世話までさせてしまうなんて。
羞恥心と気持ち良さがぐるぐると身体を駆け巡っていく。
エディにグッと搾り取られるように握りこまれたのと同時に、俺自身もあっさりと果ててしまった。
「うぁっ! ……っ!」
「リサイル様、お上手ですよ?」
耳元で囁かれた声は、いつもより意地悪に聞こえたはずなのにどこか嬉しそうにも聞こえた。
俺のせいでエディの手は白く染まってしまったのに、気にした様子もなく淡々と洗い流していく。
俺は声も発せず、何度か荒い息を吐き出すだけだ。先ほどの夢心地のまま、辺りは不思議な静寂に包まれる。
放出したせいか身体の力が抜けてしまい、くったりとエディに寄りかかってしまう。
エディは俺を支えながら、手早く俺の全身を丁寧に湯で流してくれた。
「……」
「湯に浸かれそうですか?」
「……浸かる」
「かしこまりました」
エディは何事もなかったかのように、力の抜けた俺の身体を横抱きすると優しく浴槽へ入れてくれた。
俺はどんな顔をしていいか分からないまま、お湯に浸かって力を抜く。
「湯加減はいかがですか?」
「……ちょうどいい。それより、エディの服は濡れてるだろう? 今のうちに着替えてきたら?」
俺は恥ずかしさをごまかすように話題を逸らしたのに、エディはお気になさらずにと言うだけで立ち去ろうとしない。
濡れてしまった白い立て襟シャツはエディの身体にぴったりとくっついているのに、エディは気にしていないみたいだ。
自分の服なんてどうでもいいとでもいうように、湿って崩れてきた黒髪をうっとうしそうにかきあげている。
ふと見せる仕草もどこか気品があり、男性なのに色気も漂っている気がする。
見ているこっちが目のやり場に困ってしまって、どうも気恥ずかしい。
エディは無意識なのかもしれないけれど、俺と違って大人なんだなと思い知らされる。
「湯あみのお世話が終わりましたら、すぐに着替えさせていただきますのでお気になさらず」
「服を洗って乾かすのも手間なのに、大丈夫なのか?」
「問題ありません。リサイル様はご自分のことだけを考えてください」
言い切られてしまうと、分かったと返すほかない。
俺は行儀悪く口まで浴槽につけて、不満げにエディを見上げるくらいしかできなかった。
+++
エディは俺が湯から出るときも手を取ってくれて、湯あみを終えたあとも俺の身体を柔らかでふんわりとした布で拭きあげていく。
そして俺に布をかぶせたまま、俺の顔を覗き込んでくる。
「私も着替えますので、一旦失礼いたします」
「エディは湯あみしないのか?」
「私はリサイル様が休まれたあとにいたします。少々お待ちください」
エディは一礼すると、俺から少し距離をとった。
俺は自分で頬や髪を拭きながらエディを待っていたけれど、着替えが気になったので少しだけ振り返ってみる。
エディは素早く服を脱ぎ、軽くしぼって浴場の隅に置く。
背中だけでもエディから目が離せない。まるで絵画に描かれるようなきれいな背中だ。
自分も軽く身体を拭きながら見つめていると、くるりとエディが振り返って目が合ってしまった。
この行為は俺の身体を洗うこと以外の意味はないはずだけど、くすぐったさと恥ずかしさでどうしていいのか分からなくなってきた。
「エ、エディ? もう、いいからっ」
「いけません。隅々まで綺麗になさらないと」
「本当にっ! ふぇっ? ま、ままま待って! どこ触って……っ」
エディは俺の中心部まで手を伸ばしてきた。
指が一本一本うごめくたびに触れられていることを意識してしまって、中心も徐々に硬さを帯びてきてしまう。
いつの間にか俺の背中にエディがピッタリとくっついていて、両手で丁寧に俺自身も洗っている状態だ。
洗われているのか刺激を与えられているのか分からないうちに、俺自身も少しずつ昂ってきている。
「お願いだから、も、離して……? あっ、ちょっ」
「欲求を溜めてしまうと身体によくないでしょう? お気になさらずとも、私しか見ておりませんので。存分に癒されてください」
優しく諭すような声なのに、このまま俺を逃がさないという強い意思を感じる。
欲求を溜めてしまうのは身体にもよくないって聞いたことはあるけれど、それを従者が管理するというのは聞いたことはない……はずだ。
書物や誰かに聞いた訳じゃないにしても、普通は自分でどうにかするものであって……。
と、俺が頭の中で悶々と考えている間も、エディの動きは止まらない。
俺自身の良いところを探すように、やんわり撫でたり強く握ったりと緩急をつけて刺激を与えてくる。
情けないけれど、されるがままに俺自身も反応してピクンと返す。
「気持ち良いですか?」
「ひゃっ! あっ……そんな触り方したら……も、でちゃ……ンッ!」
自分でも大してしたことがないのに、エディに下のお世話までさせてしまうなんて。
羞恥心と気持ち良さがぐるぐると身体を駆け巡っていく。
エディにグッと搾り取られるように握りこまれたのと同時に、俺自身もあっさりと果ててしまった。
「うぁっ! ……っ!」
「リサイル様、お上手ですよ?」
耳元で囁かれた声は、いつもより意地悪に聞こえたはずなのにどこか嬉しそうにも聞こえた。
俺のせいでエディの手は白く染まってしまったのに、気にした様子もなく淡々と洗い流していく。
俺は声も発せず、何度か荒い息を吐き出すだけだ。先ほどの夢心地のまま、辺りは不思議な静寂に包まれる。
放出したせいか身体の力が抜けてしまい、くったりとエディに寄りかかってしまう。
エディは俺を支えながら、手早く俺の全身を丁寧に湯で流してくれた。
「……」
「湯に浸かれそうですか?」
「……浸かる」
「かしこまりました」
エディは何事もなかったかのように、力の抜けた俺の身体を横抱きすると優しく浴槽へ入れてくれた。
俺はどんな顔をしていいか分からないまま、お湯に浸かって力を抜く。
「湯加減はいかがですか?」
「……ちょうどいい。それより、エディの服は濡れてるだろう? 今のうちに着替えてきたら?」
俺は恥ずかしさをごまかすように話題を逸らしたのに、エディはお気になさらずにと言うだけで立ち去ろうとしない。
濡れてしまった白い立て襟シャツはエディの身体にぴったりとくっついているのに、エディは気にしていないみたいだ。
自分の服なんてどうでもいいとでもいうように、湿って崩れてきた黒髪をうっとうしそうにかきあげている。
ふと見せる仕草もどこか気品があり、男性なのに色気も漂っている気がする。
見ているこっちが目のやり場に困ってしまって、どうも気恥ずかしい。
エディは無意識なのかもしれないけれど、俺と違って大人なんだなと思い知らされる。
「湯あみのお世話が終わりましたら、すぐに着替えさせていただきますのでお気になさらず」
「服を洗って乾かすのも手間なのに、大丈夫なのか?」
「問題ありません。リサイル様はご自分のことだけを考えてください」
言い切られてしまうと、分かったと返すほかない。
俺は行儀悪く口まで浴槽につけて、不満げにエディを見上げるくらいしかできなかった。
+++
エディは俺が湯から出るときも手を取ってくれて、湯あみを終えたあとも俺の身体を柔らかでふんわりとした布で拭きあげていく。
そして俺に布をかぶせたまま、俺の顔を覗き込んでくる。
「私も着替えますので、一旦失礼いたします」
「エディは湯あみしないのか?」
「私はリサイル様が休まれたあとにいたします。少々お待ちください」
エディは一礼すると、俺から少し距離をとった。
俺は自分で頬や髪を拭きながらエディを待っていたけれど、着替えが気になったので少しだけ振り返ってみる。
エディは素早く服を脱ぎ、軽くしぼって浴場の隅に置く。
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自分も軽く身体を拭きながら見つめていると、くるりとエディが振り返って目が合ってしまった。
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