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第四章 赤き猛る力、青き知性の守り、白き光の慈しみ
51.捕らわれて<従者視点→リサイル視点>★
エディはリサイルの行く先を順を追って聞き込んでいく。
大した結果は得られなかったが、何人か人が集まっているところへ顔を出すと思わぬ情報を得られた。
「見慣れない騎士たちがいたから何ごとかと思っていたんだ。そうしたら、誰かを運んでいたよ」
「誰かとは……どのような服装でしたか?」
「よくは見えなかったが、フードを被っていたな。手かせをはめられていたのがちらっと見えた。まるで罪人を捕まえたような扱いだったなあ」
「それはいつのことですか?」
エディがすごんだのが恐ろしかったのか、尋ねられた男性も驚いて身震いする。
そして、ついさっきだよと街の出入り口の方を指さした。
「人が馬車に無理やり押し込められて……あっちの方へそのまま走り去っていったんだ」
「恐ろしいわねと話していたの。何が起きたのかしらって」
「……ありがとうございました」
エディは言葉少なに、そのまま町の出入り口の方へ走り出す。
自身の指先の感覚がなくなってきたのを感じ、焦りながらも力を振り絞る。
今、力を使い果たしてしまったらリサイルを救出できない。
だが、急がねば手遅れになる可能性もある。
「この方角は、確か森へと続くはず。何か目的があって連れ去ったのだとしたら……どこかへ監禁するつもりか?」
ふつふつと湧いてくる怒りを力に、エディは手がかりを追ってリサイルがいると思われる森の方へこの場から走り去った。
+++
(※ここから、暴力的(性的なものを含む)描写があります。
お話の流れで必要なため、苦手な方はご注意の上、続きをお読みください)
+++
頭がひどく痛む。身体の力も入らない。
少しずつ意識が覚醒してくるのと同時に、視界が開けてくる。
どこか薄暗い場所だ。
身体を動かそうとすると、腕がくくられていることが分かる。
手かせごと腕は引き上げられ、天井から吊り下げられていた。
オニキルと共にいたサモナードの騎士たちに捕らわれてしまったのだろう。
「ここは……」
「ひひっ。目が覚めたみたいだぞ?」
「何をしたのか知らねぇが、まだ子どもなのにかわいそうなもんだ。今からお前は拷問されるんだよ」
目の前には、薄ら笑いを浮かべる男たちがいる。
近くには拷問器具だと思われる金属の道具が転がっていた。
拷問……? 一体何のために?
オニキルが俺への恨みだけでそこまでするだろうか。
必死に考えてみるけれど、気分の悪さもあって考えがまとまらない。
「しかし、子どものくせにいい顔してるよな。ちょっとぐらい遊んでもいいんじゃないか?」
「あー……溜まってるしな。ここはじっくりと愉しませてもらおうぜ」
「ったく、お前は女も男も関係なく興奮するよなぁ? いきなり壊すなよ? 久しぶりなんだからよ」
下卑た笑みがおぞましい。いくら俺が子どもだろうが目の前の男たちが何をしようとしているかは理解できる。
俺を慰み者にしようとしているのだろう。男たちはニヤニヤとしながら、俺の服へ手を伸ばしてきた。
「やめ、ろっ! 嫌だ……さわるなっ」
必死に抵抗しようとするけれど、身体は相変わらず言うことを聞いてくれない。
俺の抵抗を無視した手は俺の服をつかみ、濃紺のシャツをナイフで引き裂いた。
「銀色の髪とはめずらしい。肌も白くて……こりゃあ上玉だな」
「おい、てめえの汚い手で触って汚すなよ」
「これからどうせべたべたに汚れちまうんだから、関係ないだろうが」
強がっていたいけれど、怖くて仕方がない。相変わらず気持ち悪い視線がまとわりついてくるし、何をされるのかと思うと嫌悪感で押しつぶされそうだ。
触れられるのも、見られているのも嫌だ。
男との距離が近づいてくると、絶望で身体が震えてきた。
必死に我慢していた涙がこぼれだす。
「おい、泣き出しちまったじゃねえか」
「この泣き顔を見てたら、ますます興奮してきちまった。まずは一発出してぇし、くわえてもらって……」
「お前のブツときたら、相変わらず凶悪な見た目をしやがって。そのちっちゃくて上品そうなお口じゃ……さけちまうかもなあ?」
一人の男が凶悪なものを取り出して俺の顔へ近づけてくる。
俺は見たくなくて顔をそらそうとするけれど、男は俺の頭をわしづかんで押さえつけてくる。
「さあ、お前をかわいがってやるんだから、ちゃあんとご奉仕して……」
絶対に嫌だ! 思い通りにされたくない。
俺は口を閉じて首を振る。
それでも男は無理やり近づけて口をこじ開けようとしてきた……その時――
扉が、爆音と共に室内へ吹き飛んだ。
辺りに煙が立ち込めて、色々見えなくなる。
「よくも……汚らわしい獣以下の分際で……」
怒りに満ちた声がビリビリと室内へ響く。
男たちが行動を起こすより早く、ぐぎゃあっ! という声と共に男たちが吹き飛んだ。
視界が開けてくると、その姿があらわになってくる。
俺が声を間違えるはずもない。けれど、その声は緊迫感と焦りが感じられる。
声の主は迷わず走り寄ってきて、俺を強く抱きしめた。
温かい体温は、俺の恐怖心ごと優しく包み込んで落ち着かせてくれる。
「リサイル様っ! ご無事ですか? 申し訳ありません、私が至らなかったばかりにこのような辱めを……」
「エディ……? エディ……っ!」
俺は泣きながらエディに顔を擦りつけていた。
エディは俺を安心させるように抱きしめながら、背中を何度かなでてくれた。
俺が落ち着くのを確認すると、腰の剣を引き抜いて俺の身体を上から繋いでいた鎖を断ち切ってくれた。
身体が前のめりになると、エディが優しく抱きとめてくれる。
「今はこれくらいしかできませんが……」
「これは……浄化魔法……なのか?」
俺の身体に優しい光が降り注ぎ、身体の汚れが消えていく。
エディは俺の姿を改めて見て顔をしかめてから、フードでしっかりと俺の身体を隠してくれる。
エディは大きく息を吐き出すと、俺の顔をじっと見つめてくる。
エディの瞳は怒りと悲しみが混じるような、焦燥感がにじみ出ていた。
「今は力と感情が制御できそうにありません。私は……あなたを辱めた人間を決して許しません。少しの間、ご辛抱ください」
「エディ……? 俺は大丈夫だから、無茶しないで。俺の方こそ、もっとしっかりしていれば……」
「良いのです。あなたは悪くありません。悪いのは……愚かな人間たちです」
エディは俺の周りに防御結界も展開してくれた。
エディがここまで魔法を使うところは初めてみる。けれど、エディは会った時から肩で息をしていた。
いつもと違って、立ち振る舞いに余裕がないようにみえる。
俺はなぜか嫌な予感がして、エディが来てくれたはずなのに大きな不安に包まれていく。
けれど、魔力が封印されているせいで何もすることもできずに、ただエディを見守ることしかできなかった。
大した結果は得られなかったが、何人か人が集まっているところへ顔を出すと思わぬ情報を得られた。
「見慣れない騎士たちがいたから何ごとかと思っていたんだ。そうしたら、誰かを運んでいたよ」
「誰かとは……どのような服装でしたか?」
「よくは見えなかったが、フードを被っていたな。手かせをはめられていたのがちらっと見えた。まるで罪人を捕まえたような扱いだったなあ」
「それはいつのことですか?」
エディがすごんだのが恐ろしかったのか、尋ねられた男性も驚いて身震いする。
そして、ついさっきだよと街の出入り口の方を指さした。
「人が馬車に無理やり押し込められて……あっちの方へそのまま走り去っていったんだ」
「恐ろしいわねと話していたの。何が起きたのかしらって」
「……ありがとうございました」
エディは言葉少なに、そのまま町の出入り口の方へ走り出す。
自身の指先の感覚がなくなってきたのを感じ、焦りながらも力を振り絞る。
今、力を使い果たしてしまったらリサイルを救出できない。
だが、急がねば手遅れになる可能性もある。
「この方角は、確か森へと続くはず。何か目的があって連れ去ったのだとしたら……どこかへ監禁するつもりか?」
ふつふつと湧いてくる怒りを力に、エディは手がかりを追ってリサイルがいると思われる森の方へこの場から走り去った。
+++
(※ここから、暴力的(性的なものを含む)描写があります。
お話の流れで必要なため、苦手な方はご注意の上、続きをお読みください)
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頭がひどく痛む。身体の力も入らない。
少しずつ意識が覚醒してくるのと同時に、視界が開けてくる。
どこか薄暗い場所だ。
身体を動かそうとすると、腕がくくられていることが分かる。
手かせごと腕は引き上げられ、天井から吊り下げられていた。
オニキルと共にいたサモナードの騎士たちに捕らわれてしまったのだろう。
「ここは……」
「ひひっ。目が覚めたみたいだぞ?」
「何をしたのか知らねぇが、まだ子どもなのにかわいそうなもんだ。今からお前は拷問されるんだよ」
目の前には、薄ら笑いを浮かべる男たちがいる。
近くには拷問器具だと思われる金属の道具が転がっていた。
拷問……? 一体何のために?
オニキルが俺への恨みだけでそこまでするだろうか。
必死に考えてみるけれど、気分の悪さもあって考えがまとまらない。
「しかし、子どものくせにいい顔してるよな。ちょっとぐらい遊んでもいいんじゃないか?」
「あー……溜まってるしな。ここはじっくりと愉しませてもらおうぜ」
「ったく、お前は女も男も関係なく興奮するよなぁ? いきなり壊すなよ? 久しぶりなんだからよ」
下卑た笑みがおぞましい。いくら俺が子どもだろうが目の前の男たちが何をしようとしているかは理解できる。
俺を慰み者にしようとしているのだろう。男たちはニヤニヤとしながら、俺の服へ手を伸ばしてきた。
「やめ、ろっ! 嫌だ……さわるなっ」
必死に抵抗しようとするけれど、身体は相変わらず言うことを聞いてくれない。
俺の抵抗を無視した手は俺の服をつかみ、濃紺のシャツをナイフで引き裂いた。
「銀色の髪とはめずらしい。肌も白くて……こりゃあ上玉だな」
「おい、てめえの汚い手で触って汚すなよ」
「これからどうせべたべたに汚れちまうんだから、関係ないだろうが」
強がっていたいけれど、怖くて仕方がない。相変わらず気持ち悪い視線がまとわりついてくるし、何をされるのかと思うと嫌悪感で押しつぶされそうだ。
触れられるのも、見られているのも嫌だ。
男との距離が近づいてくると、絶望で身体が震えてきた。
必死に我慢していた涙がこぼれだす。
「おい、泣き出しちまったじゃねえか」
「この泣き顔を見てたら、ますます興奮してきちまった。まずは一発出してぇし、くわえてもらって……」
「お前のブツときたら、相変わらず凶悪な見た目をしやがって。そのちっちゃくて上品そうなお口じゃ……さけちまうかもなあ?」
一人の男が凶悪なものを取り出して俺の顔へ近づけてくる。
俺は見たくなくて顔をそらそうとするけれど、男は俺の頭をわしづかんで押さえつけてくる。
「さあ、お前をかわいがってやるんだから、ちゃあんとご奉仕して……」
絶対に嫌だ! 思い通りにされたくない。
俺は口を閉じて首を振る。
それでも男は無理やり近づけて口をこじ開けようとしてきた……その時――
扉が、爆音と共に室内へ吹き飛んだ。
辺りに煙が立ち込めて、色々見えなくなる。
「よくも……汚らわしい獣以下の分際で……」
怒りに満ちた声がビリビリと室内へ響く。
男たちが行動を起こすより早く、ぐぎゃあっ! という声と共に男たちが吹き飛んだ。
視界が開けてくると、その姿があらわになってくる。
俺が声を間違えるはずもない。けれど、その声は緊迫感と焦りが感じられる。
声の主は迷わず走り寄ってきて、俺を強く抱きしめた。
温かい体温は、俺の恐怖心ごと優しく包み込んで落ち着かせてくれる。
「リサイル様っ! ご無事ですか? 申し訳ありません、私が至らなかったばかりにこのような辱めを……」
「エディ……? エディ……っ!」
俺は泣きながらエディに顔を擦りつけていた。
エディは俺を安心させるように抱きしめながら、背中を何度かなでてくれた。
俺が落ち着くのを確認すると、腰の剣を引き抜いて俺の身体を上から繋いでいた鎖を断ち切ってくれた。
身体が前のめりになると、エディが優しく抱きとめてくれる。
「今はこれくらいしかできませんが……」
「これは……浄化魔法……なのか?」
俺の身体に優しい光が降り注ぎ、身体の汚れが消えていく。
エディは俺の姿を改めて見て顔をしかめてから、フードでしっかりと俺の身体を隠してくれる。
エディは大きく息を吐き出すと、俺の顔をじっと見つめてくる。
エディの瞳は怒りと悲しみが混じるような、焦燥感がにじみ出ていた。
「今は力と感情が制御できそうにありません。私は……あなたを辱めた人間を決して許しません。少しの間、ご辛抱ください」
「エディ……? 俺は大丈夫だから、無茶しないで。俺の方こそ、もっとしっかりしていれば……」
「良いのです。あなたは悪くありません。悪いのは……愚かな人間たちです」
エディは俺の周りに防御結界も展開してくれた。
エディがここまで魔法を使うところは初めてみる。けれど、エディは会った時から肩で息をしていた。
いつもと違って、立ち振る舞いに余裕がないようにみえる。
俺はなぜか嫌な予感がして、エディが来てくれたはずなのに大きな不安に包まれていく。
けれど、魔力が封印されているせいで何もすることもできずに、ただエディを見守ることしかできなかった。
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