332 / 488
第十一章 強気な魔塔主と心配性の弟子
330.甘い余韻
しおりを挟む
ゆっくりと自身を引き抜くと、一緒にゴポリと飲み込みきれなかった白濁が流れ出てくる。
汗で張り付いた鬱陶しい髪を片手で適当に流し、レイヴンの髪の毛も整えて額に唇を落とす。
「ぁ、あぁ……ん…っ……はぁ」
「良さそうだったじゃねぇか。ま、俺もゆっくりと愉しんだからいいか」
レイヴンは意識を半分飛ばした様子で、ぼんやりと俺を見上げてくる。
呼吸を繰り返しているのを見守っていると、ゆっくり小首を傾げて唇を開いた。
「……も、終わった……?」
「何だよ、足りねぇならお替りするか? 俺は一晩中でも構わねぇが」
ニィと笑んで、レイヴンの唇へキスをする。
優しくしてやってんのに、レイちゃんは嫌そうに頭を振って遠慮してくる。
「も、いい……」
「そんなに遠慮しなくてもいいのによ」
「も、やだ……」
レイヴンは快楽が抜けきらない赤く染まった顔で俺を見上げながら、涙目で訴えてくる。
あぁクソ。自然と喉が鳴る。
もう一度、昂りをねじこんで泣かせたくなっちまうじゃねえか。
このままもっと蹂躙したいが、勢いに任せて無理やりヤるとレイヴンのことだから暫く触れるのも許さねぇ気がするんだよなぁ。
仕方ねぇ、今日はこのくらいにしてやるか。
レイヴンの隣に寝転がり、手を翳して先ほどと同じ風と水の魔法を纏わりつかせた手のひらで触れながらお互いの身体を清めていく。
奥で燻る身体の熱をなかったことにして、レイヴンを優しく抱き寄せた。
「あのなぁ。赤い顔してもういい、とか言うのは、否定じゃなくてお強請りだからな。俺以外のヤツの前で絶対に言うんじゃねぇぞ」
「……知らないし。テオ以外とこんなこと……しないし」
「全く。可愛い子にお強請りされたら続きをしたくなるんだっての。まぁ、今日はこのくらいで勘弁してやるから」
わしわしと頭を撫で回すと、レイヴンは一瞬嫌そうな顔をして見せてから甘えるように瞳を閉じた。
あー……我慢できるかコレ。
何とか欲望を飼いならしながら、唇を瞼へ優しく落とす。
「ん……擽ったい」
「あー……明日起きられないくらいに抱き潰してぇなー……」
「テオ……声、漏れてる。まんま、漏れてる」
「仕方ねぇだろ。レイが煽ってくるから」
「……煽って、ないし。も、今日はしません。だけど……側にいて欲しい……です」
可愛いお強請りは聞いてやるしかねぇか。
今日はしませんって言ってるから、明日なら許されそうだしな。
だったら、明日もレイちゃんを可愛がればいい話だしな。
「仕方ねぇなぁ」
フと笑い、レイヴンを腕の中に閉じ込める。
高めの体温は次第に眠気を誘ってくる。
甘い誘いには逆らわず、俺もゆっくりと瞳を閉じた。
汗で張り付いた鬱陶しい髪を片手で適当に流し、レイヴンの髪の毛も整えて額に唇を落とす。
「ぁ、あぁ……ん…っ……はぁ」
「良さそうだったじゃねぇか。ま、俺もゆっくりと愉しんだからいいか」
レイヴンは意識を半分飛ばした様子で、ぼんやりと俺を見上げてくる。
呼吸を繰り返しているのを見守っていると、ゆっくり小首を傾げて唇を開いた。
「……も、終わった……?」
「何だよ、足りねぇならお替りするか? 俺は一晩中でも構わねぇが」
ニィと笑んで、レイヴンの唇へキスをする。
優しくしてやってんのに、レイちゃんは嫌そうに頭を振って遠慮してくる。
「も、いい……」
「そんなに遠慮しなくてもいいのによ」
「も、やだ……」
レイヴンは快楽が抜けきらない赤く染まった顔で俺を見上げながら、涙目で訴えてくる。
あぁクソ。自然と喉が鳴る。
もう一度、昂りをねじこんで泣かせたくなっちまうじゃねえか。
このままもっと蹂躙したいが、勢いに任せて無理やりヤるとレイヴンのことだから暫く触れるのも許さねぇ気がするんだよなぁ。
仕方ねぇ、今日はこのくらいにしてやるか。
レイヴンの隣に寝転がり、手を翳して先ほどと同じ風と水の魔法を纏わりつかせた手のひらで触れながらお互いの身体を清めていく。
奥で燻る身体の熱をなかったことにして、レイヴンを優しく抱き寄せた。
「あのなぁ。赤い顔してもういい、とか言うのは、否定じゃなくてお強請りだからな。俺以外のヤツの前で絶対に言うんじゃねぇぞ」
「……知らないし。テオ以外とこんなこと……しないし」
「全く。可愛い子にお強請りされたら続きをしたくなるんだっての。まぁ、今日はこのくらいで勘弁してやるから」
わしわしと頭を撫で回すと、レイヴンは一瞬嫌そうな顔をして見せてから甘えるように瞳を閉じた。
あー……我慢できるかコレ。
何とか欲望を飼いならしながら、唇を瞼へ優しく落とす。
「ん……擽ったい」
「あー……明日起きられないくらいに抱き潰してぇなー……」
「テオ……声、漏れてる。まんま、漏れてる」
「仕方ねぇだろ。レイが煽ってくるから」
「……煽って、ないし。も、今日はしません。だけど……側にいて欲しい……です」
可愛いお強請りは聞いてやるしかねぇか。
今日はしませんって言ってるから、明日なら許されそうだしな。
だったら、明日もレイちゃんを可愛がればいい話だしな。
「仕方ねぇなぁ」
フと笑い、レイヴンを腕の中に閉じ込める。
高めの体温は次第に眠気を誘ってくる。
甘い誘いには逆らわず、俺もゆっくりと瞳を閉じた。
0
あなたにおすすめの小説
伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい
マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。
最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡)
世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。
目が覚めたら宿敵の伴侶になっていた
木村木下
BL
日本の大学に通う俺はある日突然異世界で目覚め、思い出した。
自分が本来、この世界で生きていた妖精、フォランだということを。
しかし目覚めたフォランはなぜか自分の肉体ではなく、シルヴァ・サリオンという青年の体に入っていた。その上、シルヴァはフォランの宿敵である大英雄ユエ・オーレルの『望まれない伴侶』だった。
ユエ×フォラン
(ムーンライトノベルズ/全年齢版をカクヨムでも投稿しています)
従僕に溺愛されて逃げられない
大の字だい
BL
〈従僕攻め×強気受け〉のラブコメ主従BL!
俺様気質で傲慢、まるで王様のような大学生・煌。
その傍らには、当然のようにリンがいる。
荷物を持ち、帰り道を誘導し、誰より自然に世話を焼く姿は、周囲から「犬みたい」と呼ばれるほど。
高校卒業間近に受けた突然の告白を、煌は「犬として立派になれば考える」とはぐらかした。
けれど大学に進学しても、リンは変わらず隣にいる。
当たり前の存在だったはずなのに、最近どうも心臓がおかしい。
居なくなると落ち着かない自分が、どうしても許せない。
さらに現れた上級生の熱烈なアプローチに、リンの嫉妬は抑えきれず――。
主従なのか、恋人なのか。
境界を越えたその先で、煌は思い知らされる。
従僕の溺愛からは、絶対に逃げられない。
[BL]憧れだった初恋相手と偶然再会したら、速攻で抱かれてしまった
ざびえる
BL
エリートリーマン×平凡リーマン
モデル事務所で
メンズモデルのマネージャーをしている牧野 亮(まきの りょう) 25才
中学時代の初恋相手
高瀬 優璃 (たかせ ゆうり)が
突然現れ、再会した初日に強引に抱かれてしまう。
昔、優璃に嫌われていたとばかり思っていた亮は優璃の本当の気持ちに気付いていき…
夏にピッタリな青春ラブストーリー💕
虚ろな檻と翡翠の魔石
篠雨
BL
「本来の寿命まで、悪役の身体に入ってやり過ごしてよ」
不慮の事故で死んだ僕は、いい加減な神様の身勝手な都合により、異世界の悪役・レリルの器へ転生させられてしまう。
待っていたのは、一生を塔で過ごし、魔力を搾取され続ける孤独な日々。だが、僕を管理する強面の辺境伯・ヨハンが運んでくる薪や食事、そして不器用な優しさが、凍てついた僕の心を次第に溶かしていく。
しかし、穏やかな時間は長くは続かない。魔力を捧げるたびに脳内に流れ込む本物のレリルの記憶と領地を襲う未曾有の魔物の群れ。
「僕が、この場所と彼を守る方法はこれしかない」
記憶に翻弄され頭は混乱する中、魔石化するという残酷な決断を下そうとするが――。
過保護な父の歪んだ愛着。旅立ちを控えた俺の身体は、夜ごとに父の形で塗り潰される
中山(ほ)
BL
「パックの中、僕の形になっちゃったね」
夢か現か。耳元で囁かれる甘い声と、内側を執拗に掻き回す熱。翌朝、自室で目覚めたパックに、昨夜の記憶はない。ただ、疼くような下腹部の熱だけが残っていた。
相談しようと向かった相手こそが、自分を侵食している張本人だとも知らずに、パックは父の部屋の扉を開く。
このお話はムーンライトでも投稿してます〜
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる