【第二部開始】風変わりな魔塔主と弟子

楓乃めーぷる

文字の大きさ
370 / 488
第十四章 準備万端な魔塔主と常に努力する弟子

368.どうして欲しい?※

しおりを挟む
 レイヴンの身体がビクンと一際大きく波打つのと同時に、腹の辺りに生温かさを感じる。
 どうやら達したみたいだな。
 俺もわざとレイヴンの腹へグッと擦りつけてから、時間差で白濁をぶちまけた。

「っ、あっ……はぁっ……」
「イイコだ。いっぱい出たな」
「そこ、褒めなくていいです……」

 声を絞り出したレイヴンが、真っ赤な顔して俺に訴えかけてくる。
 粘つきを愉しむのも悪くはねぇが、今日は甘やかさないといけないからな。
 右手で髪を梳くように撫でながら、左手で腹の辺りに手のひらをかざして身体を綺麗にしていく。
 細かい霧状の水を吹き付けたあとに、程よい暖かさの風を纏わせて乾燥させれば大体元通りだ。

「また器用なことを……」
「いつまでもベタベタしてるのも嫌だろ? 俺は優しいからな」
「自分で言わなければいいのに……んっ」

 柔く唇を啄んでキスを続けながら、レイヴンの太ももを撫でて両足を立てさせる。
 撫でていた左手を滑らせ、そっと指先で窄みを擽る。

「ぅ、……ん」
「どうする? コッチはやめておくか?」

 唇を離して呟くと、くぐもった声と戸惑いの視線が向けられる。
 迷う視線とは別に、レイヴンの窄みは期待するようにひくんと返事をしてきた。

「レイが望むようにする。どうして欲しい?」
「ふぁっ……あ……」

 耳朶に口付けてから小声で問うと、甘い声が俺の耳を擽る。
 無理強いしない代わりに、優しく何度も窄みを可愛がる。
 ひくひくと震えながら俺の指を誘うが、俺からは決して応じない。

「やぁっ……」
「嫌なら無理はしなくていい。ココじゃなくてもいくらでも可愛がってやるからな」

 レイヴンは困ったように首を振るが、もどかしさに耐えられないのか腰を揺らしながら俺の指先を擽ってくる。
 何度かキスを繰り返して返事を待っていると、耐えかねたレイヴンの方から挿れてと小声で催促してきた。
 分かったと言い聞かせ、ゆっくりと指を差し入れる。

「んぁっ、あっ!」
「まだ入り口に触れてるだけだってのに、そんなに歓迎されると照れちまうな」
「うぅ……恥ずかしい、のにぃ……」
「それだけ俺を望んでくれてるってことだろう? 愛されるのは嬉しいもんだ。俺も……」

 愛してる、と囁くとナカの締め付けが一層強くなった。
 宥めるように何度も頭を撫でて落ち着かせる。

「好きだから……好きなせいで……」
「仕方ないよなァ。好きなんだもんな。俺もレイが好きだから、反応してる」

 性懲りもなく質量を持つ己自身をレイヴンに分かるように身体へと押し付けると、レイヴンがまた顔を赤く染める。
 こればっかりは仕方ない。
 レイヴンを可愛がっている以上、俺も反応しちまう。

「テオも……?」
「ああ。だから、気にせず感じていい。今日は煽ったりしないで受け止めてやるから」
「ん……テオ、もっと奥まで……来て?」

 何度も言い聞かせてやると、レイヴンも安心したみたいだな。
 素直に俺に甘えてきた。ここまで来れば妙な遠慮もせずに感じることだけ考えてくれるはずだ。
 俺は指を奥まで進めて、レイヴンの好きなところを探すようにゆっくりと動かしていく。
 その間に何度もキスを繰り返し、締め付けが強くなる箇所をカリカリと擦る。

「んんんっ!」
「……あぁ、ココが好きだもんな。指、増やしてもいいか?」

 レイヴンは涙目になりながら小さく頷いて訴えてくる。
 俺はポンポンと頭を撫でてから、もう一本指を増やした。
しおりを挟む
感想 19

あなたにおすすめの小説

伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい

マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。 最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡) 世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。

目が覚めたら宿敵の伴侶になっていた

木村木下
BL
日本の大学に通う俺はある日突然異世界で目覚め、思い出した。 自分が本来、この世界で生きていた妖精、フォランだということを。 しかし目覚めたフォランはなぜか自分の肉体ではなく、シルヴァ・サリオンという青年の体に入っていた。その上、シルヴァはフォランの宿敵である大英雄ユエ・オーレルの『望まれない伴侶』だった。 ユエ×フォラン (ムーンライトノベルズ/全年齢版をカクヨムでも投稿しています)

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

従僕に溺愛されて逃げられない

大の字だい
BL
〈従僕攻め×強気受け〉のラブコメ主従BL! 俺様気質で傲慢、まるで王様のような大学生・煌。 その傍らには、当然のようにリンがいる。 荷物を持ち、帰り道を誘導し、誰より自然に世話を焼く姿は、周囲から「犬みたい」と呼ばれるほど。 高校卒業間近に受けた突然の告白を、煌は「犬として立派になれば考える」とはぐらかした。 けれど大学に進学しても、リンは変わらず隣にいる。 当たり前の存在だったはずなのに、最近どうも心臓がおかしい。 居なくなると落ち着かない自分が、どうしても許せない。 さらに現れた上級生の熱烈なアプローチに、リンの嫉妬は抑えきれず――。 主従なのか、恋人なのか。 境界を越えたその先で、煌は思い知らされる。 従僕の溺愛からは、絶対に逃げられない。

薔薇摘む人

Kokonuca.
BL
おじさんに引き取られた男の子のお話。全部で短編三部作になります

虚ろな檻と翡翠の魔石

篠雨
BL
「本来の寿命まで、悪役の身体に入ってやり過ごしてよ」 不慮の事故で死んだ僕は、いい加減な神様の身勝手な都合により、異世界の悪役・レリルの器へ転生させられてしまう。 待っていたのは、一生を塔で過ごし、魔力を搾取され続ける孤独な日々。だが、僕を管理する強面の辺境伯・ヨハンが運んでくる薪や食事、そして不器用な優しさが、凍てついた僕の心を次第に溶かしていく。 しかし、穏やかな時間は長くは続かない。魔力を捧げるたびに脳内に流れ込む本物のレリルの記憶と領地を襲う未曾有の魔物の群れ。 「僕が、この場所と彼を守る方法はこれしかない」 記憶に翻弄され頭は混乱する中、魔石化するという残酷な決断を下そうとするが――。

[BL]憧れだった初恋相手と偶然再会したら、速攻で抱かれてしまった

ざびえる
BL
エリートリーマン×平凡リーマン モデル事務所で メンズモデルのマネージャーをしている牧野 亮(まきの りょう) 25才 中学時代の初恋相手 高瀬 優璃 (たかせ ゆうり)が 突然現れ、再会した初日に強引に抱かれてしまう。 昔、優璃に嫌われていたとばかり思っていた亮は優璃の本当の気持ちに気付いていき… 夏にピッタリな青春ラブストーリー💕

【完結】ただの狼です?神の使いです??

野々宮なつの
BL
気が付いたら高い山の上にいた白狼のディン。気ままに狼暮らしを満喫かと思いきや、どうやら白い生き物は神の使いらしい? 司祭×白狼(人間の姿になります) 神の使いなんて壮大な話と思いきや、好きな人を救いに来ただけのお話です。 全15話+おまけ+番外編 !地震と津波表現がさらっとですがあります。ご注意ください! 番外編更新中です。土日に更新します。

処理中です...