神になったね

闇之一夜

文字の大きさ
上 下
1 / 1

神になったね

しおりを挟む
拳銃くわえても
後頭部が見当たらない
腐った味は限界もどき
たまに生きてるふりするのが
大好き当たり前の風前の尿瓶
飲み干した共倒れは
真っ先に殺しあう蟻の大群のよう

人はレミング
なにも考えばかり墜落しきって
崩壊するあの世とこの世の
境界線にまたがった天使みたいな

だけど蟻の巣に一升瓶
それも焼酎
女王様まで気が狂う産卵の
全てがただの人間みたいな出産だ
股間から引き出された赤ちゃんは
全く何も可愛くないけど本当だよ 本能だよ

僕らの子供たち
いらないのも、いるのも
まとめて未来だから
旅に出よう 行く先のない
一寸先っぽは切り落とされた
チンコそっくりのあなた
吹き出す血はまるで立候補
所属こそは
おまえのマンハラ(ヒューマン・ハラスメント)

居場所は情けのように無さすぎた
心はたいまつのように煙たすぎた
なにも照らせないのは
いったい私の罪なのか
そのとおり!
ギャグか、その息をしない顔
のっぺら神父の
聞かん言わん見ん坊
という妖怪が、おいてけ堀りに出没
夜な夜なバカなアホな破壊だけを
そっと誰にも密かに地球をほおばって死んだ
だって誰も息が出来ないんじゃ
死んで当然だよ

整理すると
「私さっき、地球をほおばったんで
息が出来ず、窒息しました」
誰も知らない 知り得ない死に方
それでよい
神になったね

爆弾を体に巻いても
白骨が見当たらない
皮肉ばかりじゃ、ぶっ倒れる
そのまま
無関係の人たちばかり爆死して
斜に構えきった雨が降る
まっすぐじゃないから
誰にも当たらず
全てが干からびる
それでよい

こめかみに
マグナムをあてても
撃つ気がしない
もう頭がないから

それがいいよ
神になったね
しおりを挟む

この作品の感想を投稿する


処理中です...